イギリス英語では「アパート(apartment)」の事を「flat」と言う?イギリスの住宅事情(家やアパート)を紹介します!


イギリス人は「アパート(apartment)」の事を説明する際にどんな単語を使うのでしょうか?



イギリス英語のには「An Englishman’s home is his castle」という有名な諺がありますが、残念ながら大部分のイギリス人は「お城(castle)」に住んでいるわけではありません(笑)。

一般的なイギリス人は「semi-detached」(二軒1棟の家)に住んでいる事が多いと思います。


私はこの間、当サイトの読者さんに「イギリスのアパート(日本ではマンションのようなものになると思いますが)について質問を頂きました。

そこで今回の記事では、イギリスの住宅事情についての色々と紹介してみたいと思います。イギリスと日本では住宅事情が異なりますし、それに関わる考え方の違いも多いと思います。

また、住宅関連の英語においても、イギリス英語とアメリカ英語ではボキャブラリーの違いがありますので、それも面白いテーマになると思います^^


イギリス英語では「アパート(apartment)」の事を「flat」と言う?イギリスの住宅事情を紹介
イギリス英語では「アパート」の事を「flat」と言う?イギリス住宅事情を紹介


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イギリスと日本の住宅事情の違いや住宅に対する考え方の違い



イギリスは、日本と違って自然災害(地震、台風など)がとても少ないので、家の種類、形状がかなり異なります。

日本の一軒家は殆どの場合、「木造のフレーム」で作られている事が一般的だと思いますが、イギリスでは大部分の家が「煉瓦」で造られています。


そして、日本よりも自然災害が少ない為に、イギリスの家はとても長い間住居としてそのままの形で残って使われ続けています。

また日本と違って、イギリスの家は”古ければ古いほど”価値が上がる傾向にあります。(勿論、中には日本でもそのようなタイプの家もあると思いますが)


私は子供の頃、約100年前に建てられた家に住んでいました。この家に初めて入った時には、ビクトリア時代の壁紙が残っていました。

そして、ビクトリア時代には多くの家庭にメイドやコックさんがいましたので、メイドを呼ぶ為のベルが部屋ついてました。当時子供だった私にはこれがとても面白いものに思えました。


そのため、ロンドンと東京の景色はかなり違います。ロンドンでは、所謂日本のタワーマンション(高層マンション)やアパートはとても少ないです。一般的な殆どのイギリス人は出来れば「マンションよりも自分の一軒の家に住みたい」と思っている人が圧倒的に多いです。


そして、一軒家の不動産価値は年を重ねるごとに年々上がる傾向にありますが、逆にアパートやマンションは良い不動産投資とは思われていません。

若い人がアパートを買う場合、「次の一軒家を買う為のファーストステップ」という考え方があります。ですから、イギリス人の若い人は出来るだけ努力して、自分の一軒の家を買おうとします。


若い人、特にロンドンなどの大都会ではルームシェアが普通です。日本では、ワンルームや1DKなどの若者向けのアパートがありますが、これらのアパートはイギリスでは非常に少ないです。

イギリス人の若者は友達や、自分と同じような立場の若者達と一緒に家を借りる人が多いです。

そして、イギリスでは個人で住むマンションやアパートよりも、一軒の家を別々の世帯で分けて居住するタイプのものが多いです。(一軒家であれば、1階部と2階部に違い世帯が住む。勿論入り口は専用の入り口が用意されています)

そして、イギリスの不動産ビジネスは「家を売る際に寝室の数」で家を紹介しています。例えば、「three-bedroomed semi-detached house」などのフレーズでその不動産を紹介しています。



イギリスの様々な家の種類:「Detached House」


「Detached」という単語は、「他の家とくっついていない」という意味になります。つまりこれは普通の一軒の家です。

イギリスでは、一軒家はみんなが憧れているタイプの家です。このタイプの住宅がイギリス人の最も理想的なタイプの住宅と呼べると思います。



イギリスの様々な家の種類:「Semi-Detached House」


このタイプはイギリスで最も多いタイプの家です。この家は二つの住宅が一つのビルに入っています。つまり、となりの家と家がくっついた状態の家です。アメリカ英語では「duplex」と呼ばれていると思います。

壁が厚いタイプの住宅であれば、これらの家は全く問題ありませんが、新しいタイプの家は壁が薄い場合が多いので、となりの家族の話が聞こえるかもしれません(笑)。

Semi-detachedの家には自分の庭が付いています。「Semi」という省略形も使われています。



イギリスの様々な家の種類:「Terraced House」


「Terraced」の家は、家と家がとなりにくっついて繋がっているタイプの住宅です。これらのタイプの家もイギリスでは非常に多いです。

元々はワーキングクラスの労働者のために建てられた住宅なので、昔の工場の町や炭鉱の町に多く残っています。


現在、古いterracedの家は価値が上がっていますので、若い家族や若いサラリーマンなどの人達の間で人気があります。しかし、隣の人がうるさい場合とても大変だと思います。

「End of terrace」の家は、その繋がっている一番最後の住居なので、「semi-detached」と同じタイプになります。ですから「end of terrace」の家は少し高いですね。



イギリスの様々な家の種類:「Bungalow」


「Bungalow」は元々インドの言葉ですが、「一戸建ての平屋」という意味です。これらの家には階段がありませんので、お年寄りにとても人気があります。若い人はあまり買いません。



イギリスの様々な家の種類:「Flat」


「Flat」はイギリス英語の単語で、基本的には「アパート」や「マンション」という意味になります。しかし最近イギリスで「apartment」という単語が使われるようになってきました。

イギリスでは「Apartment」という単語に高級なイメージがありますので、不動産屋が好んでよく使う単語ですね。


Flatの種類も多いです。例えばよく大きい家を「flat」に分けて使います。それぞれのflatは自分専用のフロントドアが付いていますが、玄関や廊下はシェアーする事が多いです。

日本の「アパート」と呼ばれるものは、イギリスでは「flat」と呼ばれていますし、日本の「マンション」も「flat」と呼ばれています。


日本語では「マンション」や「アパート」は全く違うものですが、イギリス人にとってはどちらも同じものとして考えられています。そして、日本語の「マンション」(mansion)という意味は英語では別の意味になります。

英語では「Mansion」は「とても大きくて豪華な一軒の家」という意味になります。例えば、ブラッド・ピットのようなセレブは「mansion」に住んでいます(笑)。


イギリスでは、タワーマンションは珍しいですが、1990年代や2000年代のブームにタワーマンションが建てられました。

これらは「flat」と呼んでも大丈夫ですし、「apartment」と呼んでも大丈夫です。「Apartment」と呼んだ場合は少し「posh」に聞こえますね(笑)。



イギリスの様々な家の種類:「Bedsit」


Bedsitとは「ワンルームアパート」という意味になります。flatの一つの種類です。各部屋には自分専用のキッチン、ベッドルーム、リビングエリアが付いていますが、トイレやバスルームは他の人とシェアする場合が多いです。

これは日本にないタイプなので非常に珍しいと思います。「Bedsit」は「bed, sitting room」の省略です。ロンドンには多い住宅の種類です。



イギリスの様々な家の種類:「Council House/Flat/Estate」


イギリスの公営住宅は「council house」と言います。公営住宅には一軒屋はありますし、アパートタイプの住宅もあります。現在、公営住宅が不足している事もあり予約待ちのリストがあります。

アメリカ英語では、公営住宅エリアは「housing project」や「the projects」(スラング)と言いますが、イギリス英語では「council estate」と言います。

スコットランドでは、「housing scheme」と言います。「Council flat」(アパートタイプ)はよく「tower block」の中に入っています。これはタワーマンションと同じ形の高層ビルタイプです。


イギリスの家に興味がある方は、イギリスの不動産のウェブサイトを観てみると面白いと思います。イギリスの不動産の中には非常に高額な物件も多いですが、アンティークな家も多いのでみているだけでも楽しめると思います。

私はいつかシャーロック・ホームズのようにロンドンのベーカー・ストリートに住みたいですが、その辺りの不動産は約、1,500,000ポンドもするので、まずは先にその家を手に入れる為のお金をどうにかしてみつけなければなりませんね・・・(笑)。


参考不動産サイト:ロンドンのベーカー・ストリートの物件
http://www.zoopla.co.uk/for-sale/property/london/baker-street-nw1/)











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