カルチャー PR

典型的なアイルランド人とはどんなタイプの人なのでしょうか?アイルランド人の性格・国民性・ステレオタイプを分析

典型的なアイルランド人はどんな人?
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

📚 イギリス英語のバイブル教材
British English Master 👂

教材の詳細

アイルランド人のステレオタイプを分析してみました!典型的なアイルランド人はどんな人?



今回の記事は遅くなってごめんなさい・・。少し前に頂いた読者の方からの質問に答えてみたいと思います。今回の質問も面白い内容のテーマですよ! 

今日紹介するのは、「アイルランド人のステレオタイプ」や「アイルランド人の性格」についての質問です。これは面白い記事になりそうです^^



では、頂いた質問内容はこちらです!



読者の方の質問:


こんにちは。いつも楽しくブログを読ませていただいております。


先日、YouTubeでとあるアイルランド人の動画を見ていたところ、動画の中でその女性が「I am so typically Irish. I cannot accept a compliment.」と言っていました。

アイルランド人は褒め言葉を素直に受け入れられないというのは初めて聞いたので興味が湧きました。これは所謂「アイルランド人あるある」的なものなのでしょうか。

このような特定に集団や地域に対する一般化された考えなどは必ずしも全員には当てはまらないということは承知しつつ、個人的にはこのよう「あるある」ものが結構好きです。(笑) 

そこで、他にもアイルランド(人)に関する「あるある」がありましたら、教えていただきたいです。





ご質問ありがとうございます。そしていつもブリティッシュ英語.comを読んでくれてありがとうございます^^! 面白い質問ですね。では早速質問に答えてみたいと思います!


典型的なアイルランド人はどんな人?典型的なアイルランド人はどんな人?

おすすめ記事:




アイルランド人ってどんな国民性?どんな性格なのか?



私は以前の記事で少し話した事がありますが、私の母親の家族はアイルランド人です。私の母親はイングランドの北部で生まれてそこで育ちましたが、母親の両親はアイルランド人です。彼等は20代の頃にイングランドに引越してきました。

私のおじいちゃんとおばあちゃんはイングランドで知り合って、結婚して何と7人の子供を育てあげました(笑)。おじいちゃんが仕事を退職した後は、彼等はまたアイルランドの実家に戻りました。


そんな事もあって、私は小さい頃から年に2,3回くらいはアイルランドへ行って、おじいちゃんとおばあちゃんに会いに行きました^^

以上の事から、私は祖父母の影響もあり「アイルランドとアイルランド人の事」について他のイギリス人よりも詳しいのではないかと思っています(笑)。


アイルランド人はその昔、歴史・カルチャー的に「子供を沢山生む」という傾向があったようです。実際に私の母親は7人兄弟ですし、私のおじいちゃんも7人兄弟です。

そして、私のおばあちゃんも7人兄弟でした。つまり、私はアイルランド人(アイルランド系)の親戚が非常に多いんです(笑)。


現在のアイルランドは昔の状況とは全く違うと思いますが、アイルランド人が多くの子供を作る理由の一つに、「アイルランドがカトリック教の国」という事が関係していると思います。

カトリック教の教義によって、避妊は禁止されていますので、伝統的なカトリックの家族では自然と子供が多かったです。そして「アイルランド人は子供が多い」という事は一つのステレオタイプとして、当てはまるのかもしれませんね。


それでは、他のステレオタイプについて分析して本当かどうかを紹介していきたいと思います。




アイルランド人のステレオタイプ: 「お酒を飲み過ぎる」というイメージ



これは多分、アイルランド人の最も強いステレオタイプだと思います。私の経験では、これは事実に近いと思います。イギリス人も「お酒を飲み過ぎる」というステレオタイプがありますが、イギリス人の場合はお酒を飲んでアグレッシブになるというイメージがあります(笑)。

アイルランド人はアグレッシブになるような酔っ払いにはならないと思いますが、お酒はアイルランドのカルチャーの一部だと思います。ちなみに私のおじいちゃんの実家はアイルランドの小さな田舎町です。

ここはとても小さい町で、スーパーは2軒しかなかったと思います。お肉屋さんは一軒、そして八百屋、郵便局も一軒しかありませんでしたが、何とパブは10軒もありました(笑)!

パブはアイルランドのカルチャーでとても大切な存在だと思います。




アイルランド人のステレオタイプ: 「おしゃべりが上手」というイメージ



「The gift of the gab」という表現は「おしゃべりが上手」という意味になります。アイルランド人は話すのが好きで、話上手というステレオタイプがあります。

そして、アイルランド人は「ストーリーを語るのが上手」というイメージもあります。確かにアイルランドは素晴らしい文学を生み出した国です。




アイルランド人のステレオタイプ: 「紅茶を飲みまくる」というイメージ



これは本当だと思います!イギリス人も紅茶を沢山飲むというイメージがありますが、これはアイルランドも同じです。

実際にどのアイルランド人の家に行っても直ぐに紅茶が出てきます。紅茶を断っても「飲みなさいよ!」と何回も言われると思います(笑)。

紅茶を飲まない人はアイルランドで少し怪しく思われると思います。そして、どの病気でも、どんな悩みがあっても、「一杯の紅茶」が問題を解決するという考え方があります(笑)。







アイルランド人のステレオタイプ:「ジャガイモを食べまくる」というイメージ



日本の主食は「ご飯」と同じように、アイルランドの主食は「ジャガイモ」です。私の経験では、これは本当にそうです。私のアイルランド人の祖父母の家では必ず毎日ジャガイモを食べていました。

私たちが食べたジャガイモは大きくて、皮つきで茹でたものです。テーブルの上にはいつも剥いた皮を入れる為のお皿があって、それぞれで自分でジャガイモの皮を剥いて食べます。


皆さんは「ジャガイモ飢饉」(Potato Famine)という歴史の出来事を聞いた事はありますか? これは19世紀にアイルランドで起きた出来事で、ジャガイモが疫病により枯死した事によって起こった食糧難です。

このジャガイモ飢饉によって、約100万人のアイルランド人は亡くなりました。そして、多くのアイルランド人はアメリカ、オーストラリアなどの国に移住しました。


参考:「ジャガイモ飢饉




アイルランド人のステレオタイプ:「褒め言葉を素直に受け入られない」というイメージ



このステレオタイプも本当だと思います! アイルランド人は褒められると、強く「そんなことないよ!」、「嘘ばっかり言うなよ!」のような事を言い返す習慣があります。

アメリカ人はイギリス人やアイルランド人より褒め言葉を使ったり受け入れる事が上手な国民性だと思います。そしてアメリカ人は褒められたりしても、素直に「ありがとう!」といったような事を言うような気がします。


アイルランドでもし、素直に「ありがとう」と言ったら、ちょっと「生意気」にみえるかもしれませんね^^。アイルランドでは「自分を卑下した」コミュニケーションが常識です。

このステレオタイプはアイルランドのテレビCMでも使われています。アイルランド産の食肉を宣伝しているCMでは「褒め言葉を受けいられないと同じくらいアイルランドらしい」というキャッチコピーを使っています(笑)。


そのCMでは、以下の台詞が出てきます:


A: I love your dress. Black looks great on you.

 (あなたのワンピースは素敵ですね。黒はあなたによく似合いますよ。)


B: This? Are you actually serious? I actually hate this dress. I don’t know why I wear it. I got it in a bargain basement, you know, one of those baskets. Obviously someone left it there because it looks so bad. I should probably give it to a charity shop but I’m not going to give it to a charity shop because I don’t want someone to end up walking down the street and I’d be like “Oh my God that is all my fault that you look like a state in that dress like I used to look like a state in that dress”. But your dress looks amazing.

 (これ?!まじで?私はこのワンピースが大嫌いだよ。私はどうしてしつこく着ているか全く分からないのよ。バーゲンだったのよ。醜いワンピースだからきっと誰かが買わずに店に残した物だったのかもしれないね。私はこのドレスをチャリティーショップに寄付した方がいいかもしれないけど、そういう事もできないのよ。なぜなら、誰かがこのドレスを買って着たらダサくなるよ。その人のダサさは私のせいになってしまうよ。その人は私と同じくらいださくみえるようになっちゃうからチャリティーショップに寄付出来ないのよ。
でも、あなたのドレスは素敵ですよ。)

A: This?
 (これ?!・・・・


この会話は、とても日本語に翻訳しにくいのですが、結局、言いたい事としては「コメディーの台詞になるくらい褒め言葉を素直に受け入れられない」というなんでしょうね(笑)



Aldi 100% Irish Meat – Compliments from Boys and Girls on Vimeo.



以上になります。頂いた質問にはお答え出来たでしょうか^^ 他の質問があれば是非ご連絡くださいね^^




スポンサーリンク

イギリス英語のバイブル教材

ブリティッシュイングリッシュマスターは本サイトの運営者である私が完全監修・制作したイギリス英語を習得する為の専門教材です。音声のレコーディングから、本文の制作・編集も私が手作りしているので、イギリス人としての英語のニュアンスも完璧です。ネイティブのイギリス人が使う自然なフレーズや、アメリカ英語との違いを中心にイギリス英語の文法、発音、スペルについてもアメリカ英語と比較しながら詳しく紹介しています。

教材内では、イギリスのカルチャーも紹介していますので、イギリス英語以外にも、イギリスのカルチャーに興味がある方にも是非読んでもらいたい内容です。RPアクセントの音声も付属しているので、通勤中の電車中や空いた時間を使ってこの音声教材でいつでもイギリス英語の発音が勉強出来ます。

イギリス英語のバイブル ブリティッシュイングリッシュマスター 




イギリス英語に特化したイディオム教本


ブリティッシュイングリッシュイディオムマスターはイギリス英語のイディオムを学習する為の専門教材です。本教材ではイギリス英語特有のイディオム表現や諺、その他にもマニアックなイギリス英語のイディオムを紹介している日本でも珍しいイギリス英語専門の辞書教材です。

イギリス人の日常会話やイギリスの映画、テレビドラマ、新聞、小説等に使われているイディオムをコツコツと集め、イディオムの歴史やルーツを調べて日本人のイギリス英語学習者の為に分かりやすく解説しています。

1つのイディオムにつき2つの例文を掲載しているので、イディオムの使い方やニュアンスもしっかりと学習できます。この教材もmp3の音声が付属しているので、場所を選ばす空いた時間を有効に利用していつでもイギリス英語のイディオムが勉強出来る教材です。


イギリス英語のイディオム専門教材:ブリティッシュイングリッシュ・イディオムマスター
⇒ 教材の詳細