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イギリスで「Sir Ernest Mason Satow」(佐藤 愛之助)はどんな存在の人?桜とイギリス人の関係は?

イギリスで「Sir Ernest Mason Satow」(佐藤 愛之助)はどんな存在の人なのか?
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「Sir Ernest Mason Satow」(佐藤 愛之助)はイギリスでも知られているのでしょうか?という質問について答えてみました



今回の記事では読者の方から頂いた「歴史的な人物について」の質問に答えてみたいと思います。

具体的なテーマとしては「Sir Ernest Mason Satow」(佐藤 愛之助)という人物についての質問になります。

それでは、頂いた質問内容はこちら:


読者の方の質問:


私はたまたま今日NHKのドラマ「江戸城無血開城」(再放送)を観ていました。主人公は勝海舟でもなければ西郷隆盛でもありませんでした。

主人公はなんと英国人外交官(通訳官、後の駐日英国公使)Sir Ernest Mason Satowでした。

彼は勝海舟と西郷隆盛の会談を裏から支え、江戸城無血開城(1868年)の影の立役者だったと云うのです。

ドラマの最後に、Ernest Satowが日本に来ていなければ日本の近代化は相当遅れていただろう、と結論付けていました。

そこで「質問1、英国の名字でSatowさんってポピュラーな名前なんでしょうか?彼は日本名を「佐藤 愛之助」と名乗っていたくらいで、発音もサトウさんなのでしょうか?」

「質問2、日本では歴史的重要人物で、歴史愛好家の間では人気の人ですが、英国ではどのように評価されているのでしょうか?」

「質問3、半蔵門近くにある英国大使館の敷地にある桜は彼が植え、それに因んで千鳥ヶ淵に桜の木が植樹されたと聞いています。その頃から英国人には桜の花が好まれたのでしょうか?」

その前提として英国にも日本のような桜があるのでしょうか?私の記憶では桜の木はロンドンには無かったような気がします。

以上、長々と取り留めもない質問で恐縮です。このドラマを観て英国と日本との絆を増々感じざるを得なかったものですから。




先ずは、いつもご質問ありがとうございます。そして、当サイトを読んで頂きましてありがとうございます。

私は正直に言うと、このNHKのドラマを観ていませんのでこのテーマにあまり詳しくありませんが、質問に答えるために色々と調べてみました。

それでは、読者の方から頂いた質問に順番に答えてみたいと思います。

イギリスで「Sir Ernest Mason Satow」(佐藤 愛之助)はどんな存在の人なのか?イギリスで「Sir Ernest Mason Satow」(佐藤 愛之助)はどんな存在の人なのか?

こちらの過去の質問記事もお勧めです:




質問1:英国の名字で「Satow」はポピュラーな名前なのか?



“Sir Ernest Mason Satow”はイギリス人でしたが、名字の「Satow」はイギリス(英語)の名字ではありません。彼の父はドイツ人で、「Satow」という名字は元々ドイツの名前だそうです。

「Satow」はドイツの北部エリアにある町の名前です。「Satow」という名字はその町の名前から来ていると思います。実は私は「Satow」という名字の正しい発音が分かりません。

ドイツ語の発音は「サトヴ」だと思いますが、本人が使う発音は分かりません。もしかすると、「サタウ」か「サトウ」という発音を使っていたのかもしれません。

まとめると、「Satow」は元々イギリスの名字ではありませんので、とても珍しい名字だと思います。アメリカでは元々ドイツから来ている移民が多いので、アメリカ人の「Satow」もいると思います。




質問2:日本では歴史的重要人物で、歴史愛好家の間では人気の人ですが、英国ではどのように評価されているのでしょうか?



”Sir Ernest Mason Satow”という人物は「イギリスよりも日本で知られている」存在だと思います。残念ながら、私は日本に来る前に彼の事を聞いた事がありませんでしたし、一般のイギリス人は彼の存在を分からない人が多いと思います。

大学で「東洋学」や「日本学」を専攻している人であれば彼について勉強すると思いますが、イギリスの中学校や高校では残念ながら日本の歴史が教えられていません。

私は学生の頃に「歴史」という科目が大嫌いでしたので(笑)出来るだけ早く歴史の勉強を辞めて他の分野を専攻しました(笑)。しかし、私よりも長く歴史を勉強し続けた人であっても、「東洋学」か「日本学」を専攻しない限り、Satowについては勉強しないと思います。

残念ながら私は歴史の授業で勉強した事をあまり覚えていませんが(笑)、下記のテーマを勉強した事だけは覚えています。

  • ヴァイキング時代について
  • ノルマン時代について
  • ヘンリー8世の時代について
  • 産業革命について
  • ビクトリア時代について
  • 第一次世界大戦について
  • 第二次世界大戦について

その後、私は理系のコースを専攻したために、イギリスの学校でどんな歴史の出来事が詳しく教えられているのかそんなに詳しくありません(笑)。

上記のリスト以外にも英語文学の授業でロシア革命や中国辛亥革命というテーマが出てきました。

Sir Ernest Mason Satowは現在のイギリス人にはあまり知られていませんが、彼は日本の生活について様々な本を書きました。彼が書いた本は今でも英語で販売されています。








質問3: 英国人には桜の花が好まれているのでしょうか? 英国にも日本のような桜があるのでしょうか?



半蔵門近くにある英国大使館の敷地にある桜はとても綺麗ですね^^

イギリス人も桜の花は好きですよ^^ イギリスにも多くの種類の桜があります。イギリスネイティブのcherry treeがありますし、日本から輸入した桜の木もあります。イギリス中の色々な庭や公園で桜の花を見る事が出来ます。

イギリス人は桜の花が好きですが、日本ほどは特別に考えている人は少ないと思います。日本では花見というイベントがありますし、桜の花は「人生の短さ」のシンボルとして考えられていると思います。

しかし、イギリスでは、花見パーティーというコンセプトがありませんし「イギリスの春の天気のせいで桜の時期がとても短い」という事もあり、桜をちゃんと楽しめる機会が少ないと思います(笑)。

そして、イギリス人は春のシンボルとして他の花を連想します。例えば、「snowdrops」(雪の花?)という花が咲くとイギリス人が「寒い冬がもう直ぐ終わる!」という事を感じます。


イギリスにはSnowdropのガーデンがありますので、1月の中旬くらいからその花を観にいく人がいます。

参考:「SNOWDROPS AND SNOWDROP GARDENS


そして、5月からは「bluebells」という花が咲きます。Bluebellsは青い釣り鐘形の花でとても美しい花です。Bluebellを見に行くイギリス人は多いです。

参考:「BLUEBELLS WOODS, WALKS AND GARDENS


イギリスで桜が見たいなら、ノーサンバーランドの「Alnwick Garden」が一番よいらしいです。350本の桜の木があるそうですよ^^

ロンドンにいる方であれば「Kew Gardens」はお勧めです。


以上、頂いた質問について答えてみました^^ 他にも質問があれば是非送って下さいね^^





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