イギリスの音楽・ラジオカルチャーを理解出来るイギリスのコメディー映画の紹介:「The Boat that Rocked」(パイレーツ・ロック)


イギリスのコメディー映画紹介:「The Boat that Rocked」(パイレーツ・ロック)のレビュー



今日はイギリスのコメディー映画を紹介したいと思います。今回紹介する映画はイギリスのポップカルチャーや音楽に興味を持っている方にお勧め出来る映画です。

「The Boat that Rocked」(日本語のタイトル:パイレーツ・ロック)は2009年に初めて上映された作品です。この映画は1960年代のイギリス「海賊放送」の船が舞台になっています。「海賊放送」とは、「正式な放送免許を持たずラジオ放送を行うもの」です。(ウィキペディアより)


イギリスのコメディー映画:「The Boat that Rocked」
イギリスのコメディー映画:「The Boat that Rocked」




イギリスの1960年代には、BBCラジオしかありませんでした。そしてBBCは国民の教育の為に現代ロック等の音楽はあまり放送しませんでした。当時のイギリス政府によると、「ロック音楽は若い人に悪い影響を与える」という意見があったようです。

しかしイギリス人の若者は当時のロック音楽が聴きたかったので、その若者の多くは「海賊放送」のラジオ番組を聴いていました。イギリスの海賊放送は放送免許の法律から逃れる為に船からラジオ番組を放送しました。この事から、この映画の主なシーン(舞台)はイギリスの北海にある船になります。




「The Boat that Rocked」(パイレーツ・ロック)のあらすじ



この映画はリチャード・カーティスによって監督されました。彼は過去に数多くの有名なイギリスコメディー映画を製作・監督してきました。例えば、以前に紹介した「About Time」、「Four Weddings and a Funeral」、「Love Actually」等の有名な映画は全てリチャード・カーティスの作品です。


おすすめリンク:(イギリス英語を勉強している人にお勧め!イギリスのラブストーリーお勧めの映画:ベスト10



彼はロマンチック・コメディー(=ラブストーリー)の映画で有名な監督ですが、今回紹介する「The Boat that Rocked」はロマンチックなラブストーリーの作品ではありません。内容としては、ロックアンドロールカルチャーを中心にしたコメディー作品です^^。


1960年代当時、「海賊放送」は勿論禁止されていた行為なので、イギリス政府は出来るだけ海賊放送を阻止しようとしていました。しかし海賊ラジオを行っていた彼らはいつもイギリス政府のルールから逃げようとしています。

そして、ラジオを放送しながら船でパーティーやイベントを楽しんでいます。海賊ラジオのDJたちのキャラクターは本当に変な人が多いです(笑)。

メンバーには音楽のオタクや年老いたヒッピー、マイナーロック音楽のマニアックのようなキャラクター等、個性的なキャラクターが多く登場します。そして彼等が海賊ラジオを行っている船には女の子がいないので定期的に女の子の団体を誘ってワイルドなパーティーを行います(笑)。


イギリスの海賊放送
イギリスの海賊放送




この映画の面白い点・良い点は、映画を楽しみながら60年代のイギリスの音楽カルチャーを感じる事が出来る点です。この映画のサウンドトラックはとても人気が出ました。そしてイギリスの政府と海賊ラジオを行っている彼らのバトル模様はとても面白いです。


しかし・・・この映画の弱点は少し長いという事です!(笑)。 135分の映画なので最後まで集中してみるには長い根気と時間が必要かもしれません(笑)。しかしシーンごとに様々なアクシデントが起きるので、中だるみというか退屈するような事はないと思います。


そしてこの作品には多くの有名イギリス人俳優が出演します。ビル・ナイ、ケネス・ブラナー、リス・エヴァンズ、ニック・フロストなどのイギリス人俳優が出演します。そして最近亡くなったフィリップ・シーモア・ホフマンというアメリカ人俳優も出演しました。

この映画を観ると、イギリス英語のスラングや音楽の専門用語を勉強することが出来ますので、イギリス英語の勉強にも良いと思います。そしてアメリカ人の俳優も出演しますのでイギリス英語とアメリカ英語の発音の違いを聞き比べる事も出来ます。



The Boat that Rocked (映画):






The Boat that Rocked (サウンドトラック):









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