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イギリス映画「博士と彼女のセオリー」を見た際の感想と映画中のイギリス英語を紹介

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エディー・レッドメイン出演の「博士と彼女のセオリー」というイギリス映画を見た際の感想をレビューします!



今回の記事では久しぶりにイギリスの映画を紹介したいと思います。今回紹介するのは「博士と彼女のセオリー」という2014年に初めて上映された映画です。

皆さんは、スティーヴン・ホーキングという人物をご存知ですか? スティーヴン・ホーキングはイギリス人の理論物理学者です。

一般の方にとって「理論物理学者」というカテゴリーの人物は有名人にはならないと思いますが、ステーヴン・ホーキングという人物は特別な例です。

彼はとても有名なベストセラーの本を書いたことにより、世界中で有名になった人物です。「A Brief History of Time」(日本語のタイトル:ホーキング、宇宙を語る : ビッグバンからブラックホールまで)という本は過去20年間の間に「10,000,000冊」以上をセールスしました。


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そして、この「A Brief History of Time」という本は5年間もの間、イギリスのSunday Timesという新聞のベストセラーリストに掲載されていました。

スティーヴン・ホーキング博士には、もう一つの特徴があります。彼は20代の頃に「筋萎縮性側索硬化症」(英語:motor neurone disease/ amyotrophic lateral sclerosis/ALS)という病気が発症しました。

この病気の影響によってホーキング博士は少しずつ体が動かなくなりました。そして、彼はこの病のせいで言葉を話せなくなりました。現在、ホーキング博士は特別な車椅子を使って生活しています。

そして、彼は声が出ないので特別なパソコンを使ってコミュニケーションを取っています。このパソコンを動かすには頬の筋肉を使って操作しています。ホーキング博士は現在72歳です。





「博士と彼女のセオリー」のあらすじについて



この映画はホーキング博士と元奥さんのジェインとの出会い、結婚生活、別れを語っている映画です。映画のあらすじは奥さんのジェインが書いた伝記に基づいているそうです。

1963年にケンブリッジ大学の大学院生だったスティーヴンとジェインが付き合い始めます。スティーヴンはとてもオタクっぽい宇宙物理学の大学院生で、ジェインは詩の研究している文学の大学院生です。

スティーヴンとジェインは様々な点で性格がまるで正反対ですが、二人は段々と恋に落ちていきます。





ある日、スティーヴンが歩いている時に石につまづいて転んでしまいます。そして病院で筋萎縮性側索硬化症だという事を始めて知ります。悲しい事にその病気はとても早く進行するので、2年後に死ぬかもしれないという事を医者から告げられます。

スティーヴンはそのニュースを聞いてとても落ち込みます。しかし、ジェインは彼の病気を聞いても彼の元から逃げることなく応援し続けます。

1965年の夏にスティーヴンとジェインは結婚します。スティーヴンの病気は思ったよりゆっくりと進みますが、それでも少しずつ歩けなくなります。そして、字も書けなくなってしまい、声もしっかりと出せなくなります。




スティーヴンとジェインの間に3人の子供が生まれます。ジェインは自分の文学の研究以外にも、子供の面倒だけではなく、スティーヴンの介護も自分でやっています。

そのストレスを解消するためにジェインは教会の聖歌隊に参加します。教会でジョナサンという聖歌隊リーダーと友達になります。ジョナサンはホーキング夫婦の家によく遊びに来るようになります。


スティーヴンの病気は進行し続けていますが、彼の仕事のキャリアも同時に進んでいきます。彼の書いた本は大成功し、とても尊敬される研究者、教授として知られるようになります。

しかし、その為に出張や旅行が増えていき、彼にはずっと一緒にいて介護をしてくれる看護師が必要となります。そして、エレインというとても元気で強そうな女性がスティーヴンの面倒を見るようになります。


スティーヴンとエレインはとても仲良くなります。ジェインはその二人の様子を見て、自分はもうスティーヴンには必要ない存在だと考えるようになってしまいます。

最終的にはスティーヴンとジェインは離婚する事になります。スティーヴンはエレインと結婚して、ジェインは教会の聖歌隊のジョナサンと結婚します。


以上、簡単なあらすじを説明しましたが、私が書いたあらすじを読むと「とても悲しい結末の映画だね」と思う方もいると思いますが、実はそうでもないと思います^^。

スティーヴンとジェインにはとてもロマンチックなラブストーリーがありました。映画の最後のシーンでは、スティーヴンとジェインは離婚していてもまだ仲の良い「友達」だという事が分かります。

結局、スティーヴンの病気のせいで普通の結婚生活は彼らには無理でした。



「博士と彼女のセオリー」に出演する俳優・女優について



エディー・レッドメインというイギリス人の俳優はスティーヴン・ホーキング博士の役をとても上手に演じています。

エディー・レッドメインはスティーヴンの動き方、姿勢、話し方などを全てとても細かく分析して勉強し、まるで本人のようにみえるように演技しています。エディーはこの映画の演技でアカデミー賞を受賞しました。

フェリシティ・ジョーンズはジェインの役を演じました。彼女もこの役を凄く上手に演じたと思います。本人のジェインはフェリシティ・ジョーンズが自分にそっくりと言ってくれたそうです。




「博士と彼女のセオリー」のストーリーは事実なのでしょうか?



この映画はジェインが書いた伝記に基づいていますので、殆ど本当の話です。映画化の為に色々なシーンのタイミングが変更していますし、キャラクターの会話も多少変えられているようですが、メインのストーリーは全て事実です。

映画の最後にスティーヴンとエレインは一緒になります。実は2006年にその二人も離婚しました。何故なら「エレインがスティーヴンを虐待した」という噂がしつこく流行っていました。

警察は色々調べましたが、スティーヴン自身が「違う」と主張した事から「犯罪」だという事は証明できませんでした。

スティーヴンとエレインが離婚した後、スティーヴンとジェインはまた仲良くなり、よく一緒に家でご飯を食べたりするようになりました。




「博士と彼女のセオリー」に出るイギリス英語



この映画に出る英語は全てイギリス英語です。しかし、スティーヴン・ホーキングが話せなくなった後に使うパソコンの声は残念ながら「アメリカ英語」になります(笑)

この映画に出るイギリス英語は殆ど「RP」というアクセントです。つまり、「クイーンズ・イングリッシュ」のようなはっきりした「正しい」イギリス英語の発音です。

スラングや俗語はあまり出ないので、その点で台詞は分かりやすいですが、科学用語がよく出て来ますので、その用語を知らない方には少し難しいと思います。

ですから、この映画に出てくる難しいボキャブラリーを少し紹介してみます。

  • 筋萎縮性側索硬化症 = motor neurone disease (ALSという言い方も現在よく使われています)
  • universe = 宇宙
  • doctorate = 博士号
  • cosmologist = 宇宙学者
  • atheist = 無神論者
  • equation = 方程式
  • PhD = 博士号
  • tracheotomy = 気管切開術


この映画のスクリプト(台詞)は以下のリンクで見ることが出来ます。映画を使ってリスニングの勉強をしてみたい方は是非利用してみてくださいね。

参考:「博士と彼女のセオリーの映画スクリプト」 




「博士と彼女のセオリー」を観る方法とお勧めの本



私はU-NEXT(ユーネクスト)という映画サービスでこの映画を観ました。この映画は比較的に新しい映画なので、見放題ではなく、有料で観る事になりました。私には、溜まったポイントがあったので結果的には「無料」で観る事が出来ました。

スティーヴン・ホーキングの本を読んだ事はありませんが、時間があれば読んでみたいと思います。かなり難しそうですが・・・(笑)。日本語のバージョンはありますので、興味があれば、是非読んでみてください^^

ジェインが書いた伝記もとても面白そうですね。私は時間があればその本も読んでみたいと思います。












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