デビット・ベッカムの英語は訛っていますか?ベッカムが話すイギリス英語はどんな英語なのでしょうか?



ベッカムが話すイギリス英語はどんな英語なのでしょうか?



有名人の話す英語の発音やアクセントについては、英語圏でもかなり人気のあるテーマですね。
私は先日、英語を教えているある生徒に、このような質問を聞かれました。


「ベッカムの話す英語は訛っているんですか?彼の話すイギリス英語はどんな英語なんですか?」
このような質問を生徒から受けたんですね。


日本人の皆さんは、勿論、デビット・ベッカムについてご存知の方も多いと思います。彼は今年でサッカー選手としてのキャリアを引退しましたが、今尚世界中で知られているイングランド人のサッカー選手です。

プレミアリーグで活躍していた現役当時のベッカムは、サッカーのスキルもさることながら、容姿端麗な事もありモデル等としても活躍していました。またイングランド代表選手だった事もあり、度々テレビ番組やニュース番組でインタビューされていました。


しかし残念な事に・・・彼はインタビューが少し苦手なんですね。
ベッカムはシャイな人なのか、どうなのか分かりませんが、彼のスピーキング能力はあまり高くないと思います。^^



そして、ベッカムの話すイギリス英語は本当に「訛っている」のでしょうか?


以前の記事でも紹介していますが、イギリスという国は比較的小さい国ですが、方言と訛りの種類は多いですね。少しくらいしか距離が離れていない街なのに、方言はガラッと変わる事もあるんです。そして地方毎に方言やアクセントが、かなり異なってくるんですね。そして社会階級によっても話し方が異なります。


ベッカムは、元々エセックス州(ロンドンの隣のエリア)の出身で、ワーキングクラス(労働階級)の出です。そういった事も関係して、彼の話し方は、これらのルーツを感じる話し方です。つまり彼のイギリス英語のアクセントは、このサイトでも度々紹介している「コックニー」なんですね。^^



デビット・ベッカムが話すイギリス英語について
デビット・ベッカムが話すイギリス英語について





ベッカムのイギリス英語を紐解く際に必要なコックニーの基礎知識



コックニーのアクセントには、色々な特徴があります。


1. rの発音をはっきり発音しません。これはイギリス英語のRPのアクセントと同じです。

2. Bath、path、demandのような単語の際には、「a」の発音は「アー」になります。これはRPのアクセントと同じです。

3. 「声門破裂音」があります。(声門破裂音について

この発音のポイントは説明しにくいんですが、簡単に言うと、「t」の発音を抜くということです。
例えば「猫」(cat)の発音の場合、「キャット」ではなく、「キャッ」という発音になります。最後の「t」を抜いた状態で発音します。


4. 「th」の発音は「f」の発音になります。例えば、「bath」は「バーフ」になります。「thick」は「フィック」になります。

5. もし「l」という字が単語の真ん中や最後に出た場合、「w」の発音になります。例えば、「salt」は「ソウッ」になります。



ベッカムの話すイギリス英語の変化!?



ベッカムが話すイギリス英語はコックニーのアクセントです。
しかし、最近、イギリスのマンチェスター・大学の語学研究者によると、ベッカムは最近になって自分の話す英語のアクセントを変えたそうです。

この事実が紹介されている参考記事(http://dialectblog.com/2013/05/02/david-beckhams-poshification/


この研究によると、ベッカムはアメリカのテレビ番組用として、アメリカ人の視聴者に自分の話している英語のアクセントが理解されやすいように、コックニーの要素をなくそうと努力しているそうです。 そして彼は、イギリスのRPに近いアクセントで話そうとしています。


以下に紹介している彼の昔のインタビューと最近のインタビューを見比べてみると、容姿以外にも、彼の話す英語のアクセントの違いを簡単に比べる事が出来ると思います。最近の彼のインタビューでは「t」や「h」の発音をもっとはっきり発音していますし、「声門破裂音」を使わないようにしています。



デイビットベッカムの昔のインタビュー動画







デイビットベッカムの最近のインタビュー動画








ベッカムの英語のアクセント変化は、本当にアメリカ人視聴者に理解されるための事なのでしょうか?
それともワーキング・クラスのルーツを隠す為なのでしょうか?

最近、イギリスでは多くの新聞記事がそれらの事について考えています。(笑)
しかし、ベッカム本人にその真相について質問したところ、「アメリカ英語の話し方が少し移った」と言ったそうです。(笑)。











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