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イギリス英語のスラング bloke、lad、chapの意味・違い・使い方

イギリス英語のスラング bloke、lad、chapの意味・違い・使い方
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英スラング「bloke」,「lad」,「chap」の意味と使い方



今回の記事は、イギリスで日常的に使われているスラング(俗語)を紹介したいと思います。今回紹介するスラングは、「男性」という意味に相当するスラングです。

「Bloke」、「lad」、「chap」という単語は全てイギリス英語のスラングで「男性」という意味になります。
それぞれ使い方とニュアンスが少し違いますので、以下で深く紹介していきたいと思います。



blokeの意味と使い方


「Bloke」(“ブローク”)という単語はイギリス英語で「男性」、「奴」という意味になります。アメリカ英語では「guy」という単語がよく使われていますね。

「Bloke」という単語はスラングなので言葉としては少しラフなイメージがあります。しかし、タブーではないし下品な感じでもありません。殆どの場合、自分と少し遠い関係にある人に対して使う単語だと思います。


例文:

イギリス英語: Who’s that bloke over there?
日本語: あそこにいる奴は誰?

イギリス英語: Bill is a really nice bloke.
日本語: ビルは凄くいい奴だよ。

イギリス英語: I got chatted up by a really dodgy bloke last night.
日本語: 私は昨日の夜、凄く怪しい奴にナンパされたよ。

※ イギリス英語のスラングでは、「dodgy」は「怪しい」という意味になります。


アメリカ英語の「guys」は、友達の呼び方として使います。例えばアメリカ人はよくこういいますね。「Hi guys!」(やあ、みんな!)等。

またフランクな雰囲気の洋服屋のスタッフ等も時々使いますね。しかし、「Hi blokes!」というフレーズでは使いません。

他にも「Bloke」関連の単語があります。例えば、「blokey」という形容詞の単語がありますが、単語の意味としては、「男らしい」や「マッチョ」というニュアンスの単語です。


イギリス英語: John is a bit blokey, isn’t he.
日本語: ジョンは結構男らしい男性ですよね。

※ つまりジョンは典型的な男性タイプの性格です。例えば、スポーツや車、ビール、女性が好きなタイプ(笑)という事です^^




イギリス英語のスラング:「Lad」という単語の意味と使い方



この単語は「男子」や「少年」という意味として使います。この使い方は特にイギリスの北部・スコットランドで使われています。


例文:

イギリス英語: A group of lads were playing football in the park.
日本語: 若者の団体は公園でサッカーをしていました。


イギリス英語: Daniel is a lovely lad.
日本語: ダニエルはいい少年だ。


「ウォレス・アンド・グロミット」というイギリスのアニメを観ると、「lad」という単語を何回も耳にします。
ウォレスというおじさんのキャラクターは、自分の愛犬のグロミットをよく「lad」と呼びます。

参考記事:
イギリスのアニメで学ぶイギリス英語のスラングガイド:ウォレスとグルミットに出るスラング


そして、イギリス人の男性は男友達を「the lads」と呼ぶ習慣があります。イギリス人の若い男性は「My friends」(私の友達)という表現よりも、「My mates」や「The lads」というフレーズをよく使うと思います。


例文:

イギリス英語: I’m going out with the lads tonight.
日本語: 俺は今夜(男性の)友達と遊びに行くよ。

イギリス英語: I watched the game with the lads.
日本語: 俺は(サッカーの)試合を友達と一緒に観た。



そして、「lad」という単語にはもう一つのニュアンスがあります。それは、「男らしい」という意味での使い方です。

例文:

イギリス英語: He’s a bit of a lad.
日本語: 彼は男らしいです。

※「Bit of a lad」というフレーズは、遠まわしに彼はしょうがない奴。遊び人だ。というニュアンスが含まれています(笑)

「Laddish」という形容詞もあります。「Laddish behaviour」は「若い男性っぽい行動」という意味になります。




イギリス英語のスラング:「Chap」という単語の意味と使い方



「Chap」というスラングは「bloke」や「lad」よりソフトで上品な単語です。実は、「chap」という単語は古い言い方なので現在イギリスでは少しずつ消えていると思います。

ですがまだたまに耳にする機会もあります。例えば私の父親は、「chap」という単語をよく使います(笑)。そして「chap」には少し「posh」な言い方というイメージがありますね。


「Chap」の意味自体は先ほど紹介した単語同様に「男性」という意味になりますが、若い男性に対してはあまり使われていません。

「Bloke」と「lad」という単語は「男らしい」というニュアンスが入っていますが、「chap」という単語は少し優しくてフレンドリーなニュアンスが含まれていると思います。ですから、優しそうなおじいちゃんのような人に対して使われている事が多いです。


例文:

イギリス英語: George was a lovely old chap.
日本語: ジョージは凄くよいおじさんだったね。

イギリス英語: What’s that chap from next door called again?
日本語: 隣の男性の名前は何だっけ?

「Chap」という単語は他の英語圏の国では使われていないと思います。「Chap」をアメリカ英語の最も近い単語でいうと「fellow」だと思います。(Fellowという単語はイギリス英語でも使われています)


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