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イギリス人が嫌う英語 クリシェ「cliche」(決まり文句・常套表現)の紹介:パート2

イギリス人が嫌う英語 クリシェ「cliche」 パート2
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イギリス人に嫌われる英語表現:クリシェ「cliche」(決まり文句・常套表現)



今回の記事は前回に引き続き、「イギリス人の最も嫌いなクリシェ」という記事の続きです。

前回の記事:(イギリス人の最も嫌いな英語 クリシェ「cliche」(決まり文句・常套表現)の紹介:パート1


イギリス人が嫌う英語 クリシェ「cliche」 パート2イギリス人が嫌う英語 クリシェ「cliche」 パート2




イギリス人が最も嫌うクリシェ(cliche): 11. I’m not being funny but…(私は失礼な事を言いたくないんですが・・・)



「Funny」という単語には様々な意味があります。最も多く使われている意味としては、「面白い・笑わせるくらい面白い」という意味として使われている事が多いです。例えば、「this comedian is funny」というフレーズは、「このコメディアンは面白い」という意味になります。


そして「funny」という単語には、「生意気・おうへいな・失礼」という意味もあります。今回紹介するクリシェの「funny」は、この「生意気・おうへいな・失礼」という意味として使うケースを紹介していきます。このクリシェはデリケートな話や、何か文句を言う前に使う際のフレーズです。


このクリシェがイギリス人に嫌われている理由としては、「失礼な事を言いたくないんですが」と言っておきながら、次に言う内容は「必ず失礼な内容が含まれている事を言う」からなんです(笑)。



例文:

英語: I’m not being funny but this coffee tastes awful.
日本語: 私は失礼な事を言いたくないんですけど、このコーヒーはまずいね。




イギリス人が最も嫌うクリシェ(cliche): 12. You know…(分かるでしょう)



このフレーズは別に意味がありませんが口癖のようなフレーズです。日本語だと、「・・・なんか・・・」、「・・・みたいな・・・」のような口癖だと思います。
「You know」というフレーズは、特にスポーツ選手に使われている気がします。例えば、デイヴィッド・ベッカムのインタビューを見るとこのフレーズを絶対に耳にします。


参考記事:(デビット・ベッカムの英語は訛っていますか?ベッカムが話すイギリス英語はどんな英語なのでしょうか?



例文:

英語: This was a tough match, you know. But the lads played well, you know.
日本語: これはなんか・・大変な試合だったよ。でも僕たちはよく頑張った。
※(ここでの「you know」という意味は言葉の隙間を埋める意味として使われています。翻訳出来る単語ではありません。)




イギリス人が最も嫌うクリシェ(cliche): 13. By close of play/by the end of play today (就業時間が終るまでに)



このフレーズは元々クリケットの表現です。「Close of play」は「今日のプレーが終る時間」という意味になります。クリケットの試合は、通常合計5日間がかかりますので、毎日のプレー終了時間は決まっています。

参考記事:(イギリス英語のイディオム紹介:クリケット関係のイディオムを学んでイギリス英語をマスターしよう


イギリス人のビジネスマンは、このクリケットの表現を使い新しい意味として「就業が終わる時間」という意味を付けました。私は日本に来る前にイギリスの企業で普通に働いていたので、これらのようなクリシェをよく聞いていました(笑)。そして私もこのクリシェが嫌いでした^^

何故なら、ビジネスクリシェを使うボスは、自分の部下に対してフレンドリーで楽しいフリをしていますが、結局は命令を言っていますので「逆にフザけている」という感じを受けます(笑)。

ですから、当時の私の気持ちとしては・・「何かして欲しいなら、はっきり言ってよ!ふざけたイディオムを使わなくていいよ!」というように思っていました(笑)。勿論、そんなことは口に出して言いませんでしたが(笑)。


例文:

英語: Mairi, can you give me that report by the close of play today?
日本語: マリさん、そのレポートを今日中に私に出してくれる?




イギリス人が最も嫌うクリシェ(cliche): 14. Sing from the same hymn-sheet (同じ目標を狙う)



このクリシェ・イディオムの直訳は:「みんなが同じ賛美歌集を見て歌っている」という意味になります。つまりみんな同じ事をやっていますし、同じ目的を目指しているという事です。

やはりこのフレーズもよくビジネスシーンに出てきます。このクリシェが嫌われている理由としては、「ここは教会じゃないよ!」という気持ちからだと思います(笑)。ビジネスマン(特にマネジャーのレベル!)はイディオムやバズワードが好きみたいですが、一般のスタッフはこれらの言葉を嫌いますからね^^。



例文:

英語: It’s very important that we are singing from the same hymn-sheet. We need to work together on this project.
日本語: 私たちは同じ目標を目指す事が大事です。私たちは、このプロジェクトをするためにチームプレーを行う必要があります。




イギリス人が最も嫌うクリシェ(cliche): 15. Can’t get my head around it (意味がよく分からない)



私個人としては、別にこのイディオムに関して好きでも嫌いでもないんですが、実際イギリス人の中には結構嫌いな人がいるようです!このイディオムは、「不思議な事が理解出来ない際」、「難しい問題が解決出来ない時」に使うフレーズです。



例文:

英語: I can’t get my head around this tax return.
日本語: 私はこの納税申告書の事がよく分からない。




イギリス人が最も嫌うクリシェ(cliche): 16. A raft of proposals/ideas (沢山のアイディア・提案)



これは、またビジネス英語のイディオムですが、意味としては「沢山の~」という意味になります。嫌われる理由としては、多分ですが・・・どうして「a lot of」 じゃなくて「a raft of」 という変なフレーズを使っているの?という理由だと思います(笑)。



例文:

英語: We have received a raft of ideas from our marketing team.
日本語: 私たちはマーケティング部から沢山のアイディアをもらいました。




イギリス人が最も嫌うクリシェ(cliche): 17. To roll out ((新しいプランを)行う)



またビジネス英語のイディオムです! ビジネスマンが新しいプランやプロジェクトを行う際に使うフレーズです。


例文:

英語: We are rolling out a new customer service training programme from January.
日本語: 私たちは、1月から新しいカスタマーサービスのトレーニングプログラムを行うつもりです。



イギリス人が最も嫌うクリシェ(cliche): 18. Don’t just talk the talk, you got to walk the talk (話だけじゃなくて、アクションを起すしかないぞ)



このフレーズはビジネスシーンで使われていると思うんですが、もし私がこれを言われたらきっと笑ってしまうと思います^^ 「この人はハリウッド映画を見すぎ!」と思ってしまいますね^^。

このクリシェは本当に使われているでしょうか?実は・・・分かりません!(笑)。ですが実際の使い方を紹介していきます!


例文:


英語: I need enterprising staff! I need action! Don’t just talk the talk, you got to walk the talk!
日本語: 私はみずから進んで物事に取り組むスタッフがほしい!アクションが必要! 話だけではなくアクションを起そうよ!




イギリス人が最も嫌うクリシェ(cliche): 19. Lessons will be learned ((この失敗は)勉強になります)



この遠まわしな言い方のフレーズは、間違いを誤魔化そうとしている政治家によく使われているフレーズです。ビジネスシーンでも使われています。間違いやミスの後に誤りたくない政治家は、「勉強になりました」などの事を言いますよね。そして後で部下を首にするかもしれません(笑)。


例文:


英語: We have looked into the recent pension problems and lessons will be learned.
日本語: 私達は、最近の年金関係の問題を調べて色々勉強になりました。
(本当の意味は:私は間違った人を見つけて後で首にする。でも私のせいではないので謝るつもりない。といった意味になります。笑)




イギリス人が最も嫌うクリシェ(cliche): 20. Actually (実は、実際は)



この単語は別に駄目な単語ではありませんが、使い過ぎると嫌なクリシェになります。そして使い過ぎてしまうと、「私は教えてあげるよ。あなたの意見は違うよ」というニュアンスになってしまいます。


例文:

英語: Actually, unemployment dropped last year.
日本語: 実は、失業率は去年減りましたよ。
(政治家のテレビインタビューでのシーシ等の台詞)



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