イギリス英語とアメリカ英語の単語の違い:「mad」,「angry」,「cross」(怒っている)の各ニュアンスと使い分けについて


イギリス英語とアメリカ英語の単語の違い:「mad」vs「angry」vs「cross」(怒っている)の各意味の違いについて



今回は久しぶりの紹介になります「イギリス英語とアメリカ英語のボキャブラリーの違い」について紹介していきたいと思います。そして今回はその違いの中でも「mad」という単語のイギリス英語とアメリカ英語の使い方の違いについてお話したいと思います^^


イギリス英語では「mad」という形容詞は「クレイジー」、「頭がどうかしている」、「ばかげた」という意味になります。それでは以下に例文を交えて紹介していきます。


イギリス英語とアメリカ英語の単語の違い:「mad」,「angry」,「cross」
イギリス英語とアメリカ英語の単語の違い:「mad」,「angry」,「cross」



イギリス英語とアメリカ英語の違い:




イギリス英語の「mad」を使った例文



イギリス英語: My brother is always coming up with mad business ideas.
日本語: 私の兄はいつもバカげたビジネスアイディアを思いついている。


イギリス英語:You are thinking about driving into London during rush hour? You must be mad!
日本語: ラッシュの時間にロンドンで運転しようと考えているの?あなたはクレイジーだよ!


イギリス英語: That man is stark raving mad.
イギリス: あの男性は頭がどうかしているよ。



「mad」という単語を使った様々なイディオムと表現は日常会話にもよく出てきます。


stark raving mad (頭がどうかしている)、mad as a hatter (頭がすっかり狂っている)
(直訳:帽子屋さんと同じくらい狂っている)



※このイディオムは18世紀頃から使われている表現です。当時、帽子用のフェルトを製造するために化学水銀が使われていました。帽子屋は毎日のように化学水銀を触っていたので水銀中毒になった人が多かったそうです。

水銀中毒の症状の一つは認知症です。つまり「頭がおかしくなる」という事になります。この事から「クレイジーな人」や「頭が狂っている人」や「頭のおかしい人」は「mad as a hatter」(帽子屋さんと同じくらい狂っている」と呼ばれるようになりました。


mad as a march hare (頭がすっかり狂っている)(直訳:3月の野ウサギと同じくらい狂っている)



※この表現は16世紀頃から使われています。3月は野ウサギの繁殖期です。雄の野ウサギは雌を探す際に変な動きをします。雄は跳ねたり飛び出したりします。まるで「頭が狂ったような動き」にみえます。この事から「3月の野ウサギと同じくらい狂っている」というイディオムが出来上がりました。


イギリス英語では、もう一つの「mad」の使い方があります。それは「~に夢中になる」や「~に熱心する」という使い方です。「Mad about ~」と「mad on ~」という使い方が一般的です。


例文:

イギリス英語: My dad is mad about football.
日本語: 私の父親はサッカーに夢中です。


イギリス英語: My students are mad on J-pop.
日本語: 私の生徒たちはJポップに熱中です。


この表現は「人に対して」使っても大丈夫な表現です。「~のことが大好き」という意味になります。


例文:

イギリス英語: She’s mad about you.
日本語: 彼女はあなたのことが大好きだよ。


アメリカ英語で「mad」という単語は主に「怒っている」という意味として使われています。アメリカ人は勿論イギリス英語の「クレイジー」という使い方を理解していますが、彼らが日常会話で「mad」という単語を使えば「怒っている」という意味になります。

イギリス人は勿論「mad」の「怒っている」という意味が分かりますが、この使い方を滅多に使いません。


例文:

アメリカ英語: Your mom is really mad.
日本語: あなたのお母さんは凄く怒っているよ。


アメリカ英語: The teacher got mad at me because I forgot my homework.
日本語: 私は宿題を忘れたから先生に怒られた。


アメリカ英語: Don’t get mad.
日本語: 怒らないで。



ではイギリス人は怒っているという表現をする際にどのような単語を使っているのでしょうか?
イギリス人が本当に怒る際には、一般的に「angry」という単語を使うと思います。(とりあえず私は「angry」を使っています!)


例文:

イギリス英語: Your mum is really angry.
日本語: あなたのお母さんは凄く怒っているよ。


イギリス英語: The teacher got angry with me because I forgot my homework.
日本語: 私はよく宿題を忘れたから先生に怒られた。


イギリス英語: Don’t get angry.
日本語: 怒らないで。



「Angry」という単語はアメリカ英語でも使われていますが、日常会話では「mad」の方がよく使われています。
イギリス人は他にもこれらの単語を使います。


cross (怒っている)※主にイギリス英語の表現


例文:

イギリス英語: My sister is really cross with me.
日本語: 姉は私に怒っている。


pissed off (いらいらしている、怒っている、機嫌が悪い)



例文:

イギリス英語: I’m really pissed off with my brother today. He borrowed my car without asking.
日本語: 私は今日弟に怒っているよ。何故なら彼は許可なしで私の車を借りやがった!

※「pissed off」は少し下品な言い方なので使う際に気をつけましょう。



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