イギリス英語 PR

アラブ語から来たイギリス英語の単語パート1:「arsenal」,「aubergine」,「bint」,「candy」,「jumper」の使い方と例文紹介

アラブ語から来たイギリス英語の単語
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

📚 イギリス英語のバイブル教材
British English Master 👂

教材の詳細

イギリス英語の特有の英単語:「arsenal」,「aubergine」,「bint」,「candy」,「jumper」の紹介



今回の記事は以前に何度か紹介して人気があったテーマ、「イギリス英語の外来語」について書いてみたいと思います。以前にサイト内で書いた外来語関係の記事には、「インドの言葉から来たイギリス英語のスラング」や「ジャマイカから来たロンドンの若者が使うスラング」等の記事を紹介しましたね^^



参考リンク:


イギリスは長い歴史のある国です。そして、その歴史の影響から様々な国の言葉がイギリス英語として使われるようになりました。例えば、イギリス領インド帝国の影響によって、インドの言葉から来た単語はイギリスに入り、イギリス人に使われるようになりました。


今回紹介するのは、「アラブ語が基になっているイギリス英語の単語」を紹介していきたいと思います。英語にはアラブ語がルーツになっている単語は数多くあります。

例えば、「alcohol」(アルコール)、chemistry(化学)、apricot(杏)等の単語は元々アラブ語から来た単語です。今日は5つの単語をクローズアップして、その単語のイギリス英語とアメリカ英語の違う使い方・発音を説明したいと思います。


アラブ語から来たイギリス英語の単語アラブ語から来たイギリス英語の単語



アラブ語から来たイギリス英語の単語: 1. arsenal



arsenal(兵器庫、弾薬庫、兵器工場)


この単語はテレビのニュース番組や新聞の記事等でよく使われています。そしてこの単語は、イギリス英語だけではなくアメリカ英語でも使われています。しかし、イギリス人は「arsenal」の「r」を発音しません。

そして「Arsenal」はイギリスの有名なサッカーチームの名前です。このチームは「The Royal Arsenal」(ロンドンにある兵器工場の名前)の労働者に作られたチームでした。


例文:

The army surrendered its arsenal.
(軍は弾薬庫を引き渡しました。)

Arsenal beat Manchester City on Saturday.
(土曜日にアーセナルはマンチェスター・シティーに勝ちました。)




アラブ語から来たイギリス英語の単語: 2. aubergine



aubergine(茄子)


茄子という野菜は、イギリス英語では「aubergine」(”オーバジーン”)になり、アメリカ英語では「eggplant」になります。

「Aubergine」という単語は元々アラブ語の「al-bādinjān」という単語から来たそうです。茄子はアラブ人によって地中海の国(スペイン、フランス等)に紹介され、その後フランスからイギリスに入ってきました。


例文:

Aubergines are my favourite vegetable.
(私の一番好きな野菜は茄子です。)




アラブ語から来たイギリス英語の単語: 3. bint



bint(女性)


「Bint」という単語はアメリカ英語では使われていません。イギリス英語特有のスラングです。この単語はスラング(俗語)ですが、酷く失礼なスラングではありません。

「Bint」という単語は元々アラブ語で、「少女」や「娘」という意味になります。イギリスの軍人は19世紀にエジプトにいてローカルの人達からこの単語を学びました。その後「bint」という単語は「少女」や「娘」という意味ではなく「女性」という広い意味として使われるようになりました。


現在では、「人をからかう際に使う単語」としての意味が一般的です。例えば「silly bint!」(馬鹿女!)や「noisy bint」(うるさい女)等のフレーズがよく使われます。

本当に酷い悪口を女性に言いたいと思っているのであれば、「bint」ではなく「bitch」という強い単語を使います。※「bint」は「bitch」程強くありませんが、適当に使わない方がいい単語です!


例文:

She’s a noisy bint!
(彼女はうるさい女だね!)

「bint」という単語はコメディー番組でもよく使われています。「Fawlty Towers」という有名なコメディー(少し古いですが!)に何回も出てきました。

動画の1:25分のシーンに、バジルというキャラクターは「cloth-eared bint!」(鈍感な女!)というフレーズを使っています。観てみて下さい。







アラブ語から来たイギリス英語の単語: 4. candy



candy(飴、お菓子)


「Candy」(飴)という単語は元々「qandī」というアラブ語の単語でした。この単語は「砂糖を加えて甘くした」という意味になりました。

現在「Candy」という単語は主にアメリカ英語で使われていますが、「candyfloss」(綿飴)という単語はイギリス英語でも使われています。イギリス人は「candy」の代わりに「sweets」という単語を使います。


例文:

I ate some candyfloss at the festival yesterday.
(私は昨日のお祭りで綿飴を食べました。)
※「綿飴」はアメリカ英語で「cotton candy」になります。




アラブ語から来たイギリス英語の単語: 5. jumper



jumper(セーター)


「Jumper」(セーター)という単語は元々「jubba」というアラブ語の単語でした。アメリカ英語では「jumper」という単語は違う洋服に相当する単語です。アメリカ英語で「jumper」は「ジャンパースカート」という「袖なしのワンピース」の種類をさします。


例文:

My jumper has got a hole in it. I’ll have to buy a new one.
(私のセーターには穴が開いている。新しいのを買わなきゃ・・・)


次回の記事では「アラブ語から来た単語パート2」の続きを紹介したいと思います!

ところで先日、イギリス英語のイディオムを勉強出来るイディオム専門教材を作りました^^教材の中でイディオムについて詳しく紹介しているので、よければチェックしてみて下さい。

>> イギリス英語のイディオム専門教材:ブリティッシュイングリッシュ・イディオムマスター


スポンサーリンク

イギリス英語のバイブル教材

ブリティッシュイングリッシュマスターは本サイトの運営者である私が完全監修・制作したイギリス英語を習得する為の専門教材です。音声のレコーディングから、本文の制作・編集も私が手作りしているので、イギリス人としての英語のニュアンスも完璧です。ネイティブのイギリス人が使う自然なフレーズや、アメリカ英語との違いを中心にイギリス英語の文法、発音、スペルについてもアメリカ英語と比較しながら詳しく紹介しています。

教材内では、イギリスのカルチャーも紹介していますので、イギリス英語以外にも、イギリスのカルチャーに興味がある方にも是非読んでもらいたい内容です。RPアクセントの音声も付属しているので、通勤中の電車中や空いた時間を使ってこの音声教材でいつでもイギリス英語の発音が勉強出来ます。

イギリス英語のバイブル ブリティッシュイングリッシュマスター 




イギリス英語に特化したイディオム教本


ブリティッシュイングリッシュイディオムマスターはイギリス英語のイディオムを学習する為の専門教材です。本教材ではイギリス英語特有のイディオム表現や諺、その他にもマニアックなイギリス英語のイディオムを紹介している日本でも珍しいイギリス英語専門の辞書教材です。

イギリス人の日常会話やイギリスの映画、テレビドラマ、新聞、小説等に使われているイディオムをコツコツと集め、イディオムの歴史やルーツを調べて日本人のイギリス英語学習者の為に分かりやすく解説しています。

1つのイディオムにつき2つの例文を掲載しているので、イディオムの使い方やニュアンスもしっかりと学習できます。この教材もmp3の音声が付属しているので、場所を選ばす空いた時間を有効に利用していつでもイギリス英語のイディオムが勉強出来る教材です。


イギリス英語のイディオム専門教材:ブリティッシュイングリッシュ・イディオムマスター
⇒ 教材の詳細