イギリス英語とアメリカの英語は何故違うのでしょうか?


イギリス英語とアメリカの英語の違いのルーツについて



前回の記事で、イギリス英語とアメリカ英語のスペルの違いアクセントの違い単語の違いについて書きました。

今回の記事では、さらに深いルーツである、イギリス英語とアメリカ英語の歴史について紹介してみたいと思います。

イギリスとアメリカ、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド等の国々は、すべて英語を使っている英語圏の国ですが、
どうして各国で英語の違いが出てくるのでしょうか?各国の英語の違いはどうやって進化してきたのでしょうか?



イギリス英語とアメリカの英語は何故違うのでしょうか?
イギリス英語とアメリカの英語は何故違うのでしょうか?





イギリス英語とアメリカ英語のスペルの違い



18世紀まで、英語のスペルはとくに決まった形がありませでした。地方によっても、各個人によっても、単語のスペルが異なっていました。そして、1755年には、イギリスで最初の辞書が出版されました。

1755年にイギリスで出版された最初の辞書は、サミュエル・ジョンソンという人物によって作られました。彼によって、イギリス英語の単語のスペルが決められました。そして、現在使われているイギリス英語のスペルは、彼の辞書に基づいているものです。


代わって1828年にアメリカで初めて出版された辞書は、ノア・ウェブスターという人物によって作られました。アメリカは、当時、まだ新しい国という事もあって、イギリスとは別のアイデンティティーを作りあげる為に、新しい英語のスペルを作る必要がありました。

これらの新しいスペルは、イギリス英語のスペルよりもシンプルで、最も発音に近いスペルというコンセプトで考えられました。現在使われているアメリカ英語のスペルは、ノア・ウェブスターの辞書に基づいているものです。





イギリス英語とアメリカ英語の単語の違い



アメリカは過去にイギリスの植民地でした。その当時に、イギリス人は英語をアメリカ大陸に紹介していきました。現在、アメリカで使われている多くの単語は、実は、古いイギリス英語なのです。


例えば、例をあげると・・・・。

イギリス人は、「秋」という単語を使う際にautumnと言いますが、アメリカ人はfallという単語を使います。実はアメリカ人が使っているfallという方が古い言い方なのです。autumnという単語は、後にフランスからイギリスに紹介された外来語の単語なのです。

そして、イギリスとアメリカは、国との距離が離れている事もあって、両国で個々に英語を発展させながら、新しい単語が次々に生み出され、使われるようになりました。ボキャブラリーの違いの殆どは、19世紀から20世紀までに出てきたものです。ですから、多くのボキャブラリーの違いは、交通機関に関するボキャブラリーの違いが最も多いです。(車や鉄道関係など)


またそれ以外でのボキャブラリーの違いといえば、各国のカルチャーの違いに基づいたものでしょう。イギリスとアメリカの教育制度は異なりますので、学校の名前や学年の言い方(表現)などの違いがあります。

そして、メディア(テレビ、ラジオ、出版関係)は当然別個で運営されているので、地元でしか使われていないような新しいスラングや、用語などが国の中だけでは、流行ったりする事がありますが、他の英語圏の国まで、広がりをみせる事は少ないです。




イギリス英語とアメリカ英語のイディオムの違い



イギリス英語とアメリカ英語では、単語以外にも、フレーズやイディオムなどの違いが多いです。どこの国の言語のイディオムであっても、それらは、その国や、エリアのカルチャーに基づいている事が一般的です。例えば、英語ではスポーツを基にしたイディオムが多いですが、国によって、プレイされているスポーツの違いがありますので、イディオムにも当然違いが出てきます。

イギリスでは、ラグビーやクリケット、サッカーが最も人気の高いスポーツです。ですからイギリス英語のイディオムも。これらのスポーツに関連したイディオムが多いです。アメリカでは、野球やアメフト、バスケットボールが最も人気のスポーツなので、当然これらのスポーツに関連したイディオムが使われています。




イギリス英語とアメリカ英語のアクセントの違い



イギリス英語とアメリカ英語では、アクセントと発音の違いが多いです。この違いも、元々は国の歴史の違いをみれば納得出来るでしょう。以前、イギリス英語とアメリカ英語の違いを紹介しましたが、今回はこれらの歴史について紹介したいと思います。


アメリカ英語のrの発音はアクセントが強いですが、イギリス英語のRPアクセントのrの発音は、強いアクセントではありません。実はこのアクセントの違いには、17世紀からのルーツに深い関係があります。当時初めてアメリカに移住したイギリス人達が話していた、rの発音を強く発音していました。

当時、イギリス英語においてもアクセントを強調させた「rの発音」がありました。初めてこのアクセントを聞いたアメリカ人は、その発音のパターンに従って使い続けていったようです。


それ以後、イギリスにおいて、rの発音は段々と軟らかくなってきましたが、アメリカでは、今でもこのrの発音は変わっていません。実は、スコットランド英語、アイルランド英語、イングランドの西南地方で話されている英語の、rの発音は、アメリカ英語に近いです。

アクセントの違い以外にも、イントネーションの違いもあります。こういったイントネーションの違いなどは、殆ど外来語の単語に出てきます。例えば、イギリス人とアメリカ人は、フランス語から出てきた英単語にそれぞれ違ったイントネーションを付けています。









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