イギリス英語 PR

英語で「運動公園」は何と言いますか?「Athletics Park?それともAthletic Park?」:イギリスの公園の種類について

運動公園は英語で「Athletics Park」か「Athletics Park」?
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

📚 イギリス英語のバイブル教材
British English Master 👂

教材の詳細

「運動公園」は英語で「Athletics Park」それとも「Athletic Park」なのか?イギリスの公園の種類について



読者の皆さんこんにちは。

今回の記事では読者の方から頂いたご質問に答えてみたいと思います。
今回はイギリスの公園の名前についての質問です。

以前に私が書いた記事の内容に関係してくるので、そちらも合わせて紹介しますのでご覧下さい^^。
今回の質問はこちらになります。


読者の方の質問:


「Athletics ParkをAthletic park(運動公園)と同じ意味で使っている例をみました。イギリス英語だそうです。ほんとうかなと思い調べましたら、Athletic Park は Sports Parkと同じ「運動公園」の意味だが、これをAthletics Parkという表現では代用できないと思います。

なぜなら、Athletics ParkはPark for athleticsを省略しており、これは、特にイギリス英語では陸上競技場を意味するそうです。
実際、英国で陸上競技場や公園でAthletics Parkという名称を使っている例はありますでしょうか。教えてください。」



運動公園は英語で「Athletics Park」か「Athletics Park」?運動公園は英語で「Athletics Park」か「Athletics Park」?

こちらもおススメ!過去の質問記事:



イギリス英語の「athletics」とアメリカ英語の「athletics」



はじめにも書きましたが、私は以前に「athletics」という単語の使い方について記事を書きました。

参考リンク:(「sport」,「sports」,「athlete」,「track and field」等のスポーツ関係の英単語に関するイギリス英語とアメリカ英語の違いについて



この記事では、イギリス英語の「athletics」と、アメリカ英語の「athletics」という単語の”使い方の違い”について少し説明しました。まとめると、イギリス英語で、「athletics」は「陸上」という意味になり、アメリカ英語では「スポーツ」という意味になります。そして、アメリカ英語で「陸上」を意味する言葉は「track and field」になります。


「Athletic」という単語(つまり最後のs抜き)は形容詞で、イギリス英語でもアメリカ英語でも「スポーツ選手らしい」という意味になります。例えば、「He is very athletic」という英語は「彼はとてもスポーツが上手・スポーツ選手らしい・彼は運動神経が良い」という意味とニュアンスになります。


しかし、「Athletic」という単語は時々、イギリスのスポーツチーム(主にサッカーとラグビー)の名前に入っています。

例えば、イギリスのサッカーに詳しい方は「Charlton Athletic」や「Wigan Athletic」というサッカーチームの名前を聞いた事があるかもしれません。この2つのチームは両方ともサッカーチームですが、「~Athletic」という名前が付いていますよね。そして、私の地元のラグビーチームも「~Athletic」という名前です。


私は「Athletic(s)」という単語の歴史についてはあまり詳しくありませんが、多分、元々はイギリス英語でも「スポーツ」という意味として使われていました。
どの言語であっても単語の意味は時代が変わって変化したり、進化したりしますからね^^。




では、読者の方の質問に戻ります。

私はイギリス人ですが、実は残念ながら自分の地元の公園の名前とロンドンの最も有名な公園の名前しか詳しくありません(笑)。
私の生まれ育った地元には、「Athletic Park」や「Athletics Park」という公園はありません。


しかし、近くに陸上競技場はあります。この競技場の正式な名前は、「~International Athletic Stadium」です。このスタジアムはどうして「Athletics Stadium」ではなく「Athletic Stadium」になるのか、申し訳ないのですが全く分かりません^^。ローカルの人達は「The Athletic Stadium」や「The Athletic Track」という呼び方を使います。


私は「Athletic Park」と「Athletics Park」という公園の名前を実際に見聞きした事がないのでグーグルで調べてみました。

その際に先に”Athletic Park”というフレーズをグーグルで検索しました。そうしたら下記の検索結果が出てきました。



1. Athletic Park, Wellington
(ニュージーランドのラグビースタジアム)

2. Athletic Park, Duluth
(アメリカのミネソタ州にあるスポーツスタジアム)

3.Athletic Park, Minneapolis
(アメリカのミネアポリス州にある野球スタジアム)



他には、日本の神奈川県にある「Athletic Park」が出てきました!そして、イギリスのダラム市のラグビーチームのスタジアム(Athletic Park)も出てきました。

やっぱり、グーグル検索の結果を見ると、「Athletic Park」は別にイギリス英語でもないですし、アメリカ英語でもありません。殆ど「スポーツスタジアムの名前」として使われていますね。


おススメ記事:



Athletics Parkの意味を調べた結果



次は、”Athletics Park”というフレーズを調べました。検索結果をみてみると「~Athletics Park」は殆どないです。Tynedale Athletics Park(イギリスの東北地方にある陸上競技場)はありますが、それ以外は日本の公園しか出てきませんでした。


グーグルの検索結果でわかった事は、英語圏の国では、「Athletic Park」は殆どの場合、「スポーツスタジアムの名前」になります。「Athletics Park」はイギリスの陸上競技場(スタジアム)の名前になります。普通の公園の名前にはなりません。


イギリスの一般の町にある殆どの公園は、そのエリアの名前や歴史的な人物、歴史的な出来事などの名前からつけられています。

日本では、「~運動公園」という公園の名前が数多くあると思います。ウィキペディアで調べてみると、「運動公園とは、都市公園の一種であり、運動に利用することを目的とした公園である。」という説明が出てきます。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%8B%E5%8B%95%E5%85%AC%E5%9C%92



「運動公園」とは、特に日本らしいコンセプトだと思います。イギリスでは、公園の利用の仕方については特に分けられていないと思います。

私の地元の公園には、「運動公園」という名前は付いていませんが、そこにはサッカー場やテニスコート、クリケット場、バスケットボールのコートなどが入っています。

そして、みんなが楽しめる芝生エリア、林、池等があります。イギリスの町の公園は日本の町の公園よりも比較的広い所が多いかもしれません。


日本の「運動公園」は外国人ツーリストや日本に住んでいる英語圏の人のために英語に翻訳されて、「~Sports Park」や「~Athletics Park」という名前が付けられていますが、このような「運動公園」という公園のコンセプトは元々日本のものだと思いますので、「Sports Park」や「Athletics Park」という名前は英語圏の国では滅多に使われていないと思います。しかし、名前の意味は通じますので使っても大丈夫だと思います。


読者の方の質問にちゃんと答えられたかどうか分かりませんが、私なりに頑張って答えてみました^^。


そしてもっと言うとこの質問にしっかりと答える為には、さらに詳しい情報とリサーチが必要になります。

例えば今回の例で言えば、「Athletics ParkをAthletic park(運動公園)と同じ意味で使っている例をみました。」 と質問されていましたが、では一体、その情報を実際にどこで見たのか?それをみたのはイギリスなのか?日本なのか?という事実です。


そして、どうしてこの情報が知りたいのか?仕事関係の事なのか(公園の名前の翻訳の仕事なのか?)
 
上記のような情報がはっきりとあれば、私はもっと上手く答えられると思います。言語の質問に答える為には、そのバックグラウンド情報や文脈が大切ですからね^^


簡単な質問であれば、回答する際も差ほど時間は掛からないのですが、とても詳しい正確な情報やビジネス的に使いたいと思っている情報等は正式な文献や証拠が必要になると思いますので、そのような内容物が質問者の方から用意できるのであれば、私も深くリサーチしてお答えできると思います。


とにかく!質問を下さった方、ありがとうございました^^



スポンサーリンク

イギリス英語のバイブル教材

ブリティッシュイングリッシュマスターは本サイトの運営者である私が完全監修・制作したイギリス英語を習得する為の専門教材です。音声のレコーディングから、本文の制作・編集も私が手作りしているので、イギリス人としての英語のニュアンスも完璧です。ネイティブのイギリス人が使う自然なフレーズや、アメリカ英語との違いを中心にイギリス英語の文法、発音、スペルについてもアメリカ英語と比較しながら詳しく紹介しています。

教材内では、イギリスのカルチャーも紹介していますので、イギリス英語以外にも、イギリスのカルチャーに興味がある方にも是非読んでもらいたい内容です。RPアクセントの音声も付属しているので、通勤中の電車中や空いた時間を使ってこの音声教材でいつでもイギリス英語の発音が勉強出来ます。

イギリス英語のバイブル ブリティッシュイングリッシュマスター 




イギリス英語に特化したイディオム教本


ブリティッシュイングリッシュイディオムマスターはイギリス英語のイディオムを学習する為の専門教材です。本教材ではイギリス英語特有のイディオム表現や諺、その他にもマニアックなイギリス英語のイディオムを紹介している日本でも珍しいイギリス英語専門の辞書教材です。

イギリス人の日常会話やイギリスの映画、テレビドラマ、新聞、小説等に使われているイディオムをコツコツと集め、イディオムの歴史やルーツを調べて日本人のイギリス英語学習者の為に分かりやすく解説しています。

1つのイディオムにつき2つの例文を掲載しているので、イディオムの使い方やニュアンスもしっかりと学習できます。この教材もmp3の音声が付属しているので、場所を選ばす空いた時間を有効に利用していつでもイギリス英語のイディオムが勉強出来る教材です。


イギリス英語のイディオム専門教材:ブリティッシュイングリッシュ・イディオムマスター
⇒ 教材の詳細