イギリス人が使い分ける「ill」と「sick」の正しい使い方やスラングとしての使い方


イギリス人とアメリカ人の「ill」と「sick」使い方の違いについて



今回の記事では、イギリス英語とアメリカ英語の単語の使い方の違いについて紹介していきたいと思います。今回紹介する単語は「ill」と「sick」になります。

アメリカ英語で、「sick」という形容詞は「病気がある」、「体調が悪い」という”広い”意味があります。しかし、イギリス英語においては、「sick」よりも「ill」という単語の方が使われています。

それでは、具体的な使い方の違いを例文でみていきましょう。今回はニュアンスの違いを説明するためにも、いつもより例文は多めに紹介していきます^^


イギリス人が使い分ける「ill」と「sick」の正しい使い方
イギリス人が使い分ける「ill」と「sick」の正しい使い方


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イギリス英語とアメリカ英語の「ill」の使い方の違い



例文:

イギリス英語: My mother is ill.
アメリカ英語: My mother is sick.
(私の母親は体調が悪いです。)


イギリス英語: I was ill last week.
アメリカ英語: I was sick last week.
(私は先週病気でした。)


他には、「unwell」という単語も使われています。これは同じく「体調が悪い」、「病気がある」という意味になります。これは多分、イギリス英語よりアメリカ英語の方が使われています。

イギリス英語: The teacher is ill.
アメリカ英語: The teacher is unwell.
(先生は体調が悪いです。)




イギリス英語とアメリカ英語の「sick」の使い方の違い



イギリス英語では、「sick」という単語は「ゲロ」、「ゲロを吐く」というニュアンスがあります。 名詞として使うと、「sick」は「ゲロ」という意味になります。

アメリカ人はこの単語をこの意味で使いません。アメリカ英語では「vomit」になります。イギリス人も「vomit」という単語を使いますが、もうちょっとだけ「正式な」使い方になります。


例文:

イギリス英語: There is sick on the floor.
アメリカ英語: There is vomit on the floor.
(床にはゲロがあります。)

※カジュアルな言い方

「ゲロを吐く」(笑)。という動詞はイギリス英語で「to be sick」という言い方になります。アメリカ英語では「to vomit」になります。

例文:

イギリス英語: I was sick this morning.
アメリカ英語: I vomited this morning.
(私は今朝ゲロを吐きました。)


他には、「to throw up」という言い方も使われています。これはイギリス英語でもアメリカ英語でも使われています。

「ゲロを吐く」という英語には、様々なスラングの言い方があります。例えば、「to puke」、「to spew」、「to hurl」、「to chunder」などのスラングがあります。




その他の体調や病状を現す際のイギリス英語とアメリカ英語の違い



病気で仕事や学校を休む場合、イギリス人は「take a day off sick」や「be off sick」というフレーズを使います。アメリカ人は「take a sick day」というフレーズを使います。

例文:

イギリス英語: I feel ill. I’m going to take the day off sick.
アメリカ英語: I feel sick. I’m going to take a sick day.
(私は体調が悪いです。私は今日仕事を休みます。)


イギリス英語には、「pull a sickie」というスラングがあります。これは「病気といういい訳で仕事・学校をサボる」という意味になります。

つまり、病気ではないのに「病気だ」といういい訳を使って休む事です。(日本語では”仮病”と表現しますね)イギリス人は二日酔いの時によく使う作戦です(笑)。


例文:

イギリス英語:I’ve got a terrible hangover today. I’m going to pull a sickie.
(私は今日酷い二日酔いがある。私は今日仕事を休むわ。)


「sick」他にも違った意味とニュアンスがあります。例えば、「You are a sick man!」は「あなたは堕落した奴だよ!」という意味になります。

つまり、「sick」は「堕落した」という意味として使う事が出来ます。


若者のスラングでは、「sick」と「ill」は褒め言葉になります。つまり、「かっこいい!」、「凄い!」などのポジティブな使い方があります。

インスタグラムなどをやっている方は、この使い方をよく目にするかも知れませんね^^


例文:

His new car is sick!
(彼の新しい車は超かっこいいよ!)


以上、今回は「sick」と「ill」と、体調や病状を現す際のイギリス英語とアメリカ英語の単語の違いについて紹介してみました。

皆さん、他にもイギリス英語に関する質問があれば、是非ご連絡くださいね^^








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