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イギリス人がよく使う「To be fair」の意味とは? 使い方やニュアンスは?

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イギリス英語でよく使う「To be fair」の意味と使い方、ニュアンスを解説


皆さんこんにちは。今回の記事では読者の方から頂いたイギリス英語に関するご質問にお答えしてみたいと思います。

具体的な質問内容としては、イギリス人がよく使う表現「To be fairの意味と、使い方やニュアンス」についての質問です。

それでは、実際に頂いた質問はこちらになります:


こんにちは!いつもためになる情報ありがとうございます。

早速本題なのですがイギリスに留学していた際によく友人が使っていた”literally”と”to be fair”に関する質問があります。

まず、literallyですが文字どおりという意味の他に、文を強調する役割があるのは分かるのですが、友人に例えばI was literally tiredって使い方正しい?と質問したところ”It sounds a bit off”と言われました。

どのような時に使えてどのようなときに使えないかを教えていただきたいです。

To be fairに関してもよく友人が使っていてactuallyに少し似て入ると言われたのですが、いわゆるが若者使うto be fairは辞書のように”公平のためにいうと”と訳してしまっていいのでしょうか??

この2つは本当にたくさん聞いて日本人の友人もニュアンスつかめていない様子だったのでもしよろしければご返答お願いします。

あとこれからも頑張ってください!


先ずはご質問ありがとうございます。そして、当サイトを読んで頂きましてありがとうございます。

確かにこの「to be fair」という表現は本当にイギリス人っぽい口癖の一つです。私の知り限り、アメリカ人はこの表現はあまり使わないと思います。

しかし、イギリス人と会話すると気がつくと思いますが、イギリスでは「to be fair」という表現は殆ど毎日のように耳にするくらいよく聞く表現だと思います(笑)。





イギリス英語で多用する「to be fair」の意味と使い方


イギリス英語で多用する「to be fair」の意味と使い方

実はこの「to be fair」という表現は決まり文句に近い表現になります。この表現の意味は一般的に「誰かの文句、人の批評・批判をソフトにする為に使うフレーズ」といったような使い方になります。

また、「反対側の意見だと ~」という意味のニュアンスも含まれています。これを日本語に直訳すると「公平を期するために言えば」、「公平のためにいうと」という少し堅い意味の表現になります。

日本語の日常会話では、こういった表現は滅多に出てこないと思いますが、イギリス英語ではこのようなニュアンスの表現をもっと軽く使うようなケースがあります。

そして、この表現は特にスポーツ試合の試合後のインタビューで使われる傾向にあります。例としては、サッカー選手や監督が試合後のインタビューで使うイメージがあります。

例えば、試合後のインタービューで、試合の内容を分析するような会話のシーンで「to be fair」がよく出てきます(笑)。

それでは、もっと理解を深めるために具体的な使い方を例文で確認してみましょう。


to be fairの使い方 例文



I can’t stand baseball but to be fair, it’s popular in America and Japan so there must be something interesting about it…
(私は野球が大嫌いだけどアメリカや日本で人気があるので何か面白い点がきっとあるのだろう・・。)


※ニュアンス的には自分は野球が嫌いだし、面白い点が全く理解出来ないが「反対の意見の考えれば、野球が好きな人は多いので何かきっと面白い点があるのではないか」という意味になります。
つまり、「自分の考えや強い意見をソフトに表現している」という感じです。そして、ついでに反対側の意見も尊重しているという微妙なニュアンスが表現できる言い方です。


A:You know James has been having an affair…
(ジェイムズは浮気しているって知っている?)

B:What?! What a nasty piece of work!
(へ?! とんでもない奴だね!)

A:Well, to be fair, his wife has cheated on him before so you can’t really blame him.
(まぁ、公平を期するために言えば彼の奥さんは前に誰かと浮気したからしょうがないんじゃない?)


※その旦那は悪い事をしているが、彼の立場からすると「奥さんの方が先に悪い事をしたからしょうがない」という考え方を表現してる。



Yet the England defence looked less secure than its fine record suggested, and some good scoring chances were squandered by both teams.
To be fair, however, it was a severe test for the nerves, and the turf was treacherous after heavy rain.
(イングランドの守備は強く見えなかったし、両方のチームも沢山のゴールミスをしてしまった。しかし、公平を期するために言えば両方のチームは緊張していたし、強い雨のせいで芝生は滑りやすかった。)



この文章では、試合の悪い点が先に紹介されています。その後に、逆の立場からみた意見が紹介されています。つまり、最終的に「to be fair」という表現で文章を上手に繋げています(笑)。

※この文章は本当の新聞記事から抜粋しています。




to be fairの意味・ニュアンス・使い方のまとめ


私の意見では、多くのイギリス人は「to be fair」の使い方を少し間違えているのではないかと思います。多分、「to be honest」(正直に言うと)の代わりに使ってしまっている人が多いのではないかと思います。

つまり、多くのイギリス人は「to be fair」が「actually」と同じ意味だと思っている多い人と思います。以上、「to be fair」の正しい使い方を紹介しました。

他にもイギリス英語、英語で分かりづらい表現やニュアンスのわからない英語表現などがあれば、是非また質問を送ってくださいね^^




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