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「the」という冠詞の使い方やニュアンスを分かりやすく徹底解説します!

「the」という冠詞の使い方を分かりやすく徹底解説します^^
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英語の冠詞の使い方で最も多い質問「the」の使い方やニュアンスを分かりやすく説明します!



このサイトを運営していて、いつか「the」や「a」の使い方について質問が来るなぁと思っていました。そして昨日、その恐ろしい質問が届きました(笑)。

実は「the」や「a」の使い方は英語ネイティブの人にとってはすごく説明しづらいです。何故なら、自分たちは赤ちゃんの頃から自然に使っていますので、使い方のルールを全く分かっていない人も多いと思います。

殆どの英語ネイティブは「フィーリング」や「センス」で使っていますので、日本人の英語学習者が「どうしてその時に”the”を使うの?」という質問を聞かれた場合、はっきりした答えを教える事は非常に難しいと思います(笑)。


日本語には(他のアジアの言語もそうですが)「the」や「a」(=冠詞)は存在しないので、英語学習者は使い方のルールを覚えるしかないですね。

しかし、英語の冠詞には非常に多くのルールがあります。そして、ルール意外の例外も沢山ありますので、それらを含めるととても覚えづらいですね!


殆どの場合、冠詞の使い方を間違っても文章の意味は通じますので、コミュニケーションの問題が起きることはありませんが、ネイティブのように英語が話せるようになりたいなら、冠詞の使い方をマスターする必要があります。

この記事のイントロダクションは非常に長くなってしまいましたが、早速読者の方から頂いた質問に進みましょう^^



読者の方の質問:


イギリス英語に限った話では無いかもしれないんですが、最近どんどん冠詞について混乱してきてしまいました。

基本的なことは分かっていて、穴埋め問題みたいなものならほとんど正解できるんですが、いざ自分で書く時になると、「あれ?」と思うことがいっぱい出てきてしまいます。

たとえば、ing系だったら冠詞はつかないんだったっけ??とか(多分つかないんだと思うんですが)

たとえば、不可算名詞waterだと、「ミーティングの時に水を用意して・・・」ってなったら「a bottle of water」だと1本しかないし、でも何本用意していいのか分からなかったら「some bottle of」ってなるのか、それとも単純にwaterでいいのか・・・とか。。


あとあと、これは前置詞とセットになるのかもしれませんが「on top of the mountain」なのか、「on ‘the’ top of the mountain」なのか、とか。。

さらにさらに、「私が乗っている電車が遅れていて・・・」とかいう場合に、「my train」は日本語で考えてしまうと変に思うんですが、大丈夫なのでしょうか?

「the train I am on」の方が、日本語的な考え方だと自然だと思うんですけど、「my train」の方が短いし、ネイティブの人には自然ですか?

冠詞というか所有格になりますが、「xx of XX」というのと「XX’s xx」というのとでは、何か違いがありますか?

例えば、「many devices of Apple」と「many Apple’s devices」とではどういう風に聞こえ方が違うのでしょうか? 何か法則があるのでしょうか??

長くなってごめんなさい。

よろしくお願いいたします。いつもすみません。





ご質問ありがとうございます! そして、いつも「ブリティッシュ英語.com」を読んで頂きありがとうございます^^

それでは「the」の使い方を説明する為に、まずは数多く存在する「ルール」を時善意説明する必要がありますので、これから二つの記事にわたって使い方を説明する事にしました。

まずこの記事では頂いた質問に答えて、次の記事では「the」の使い方の「一覧ガイド」を追加してさらに詳しく解説したいと思います。

それでは、頂いた質問を順番に答えていきたいと思います!!


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他の読者の方からの質問に関する記事もお勧めです:




1.「ing系」と一緒に使う「the」



「the」は「定冠詞」です。ですから、必ず”名詞”と一緒に使います。そして「~ing」は場合によって名詞として扱いますので、その場合は「the」を使う事が出来ます。


例えば:

  • the swimming pool (=プール)
  • the living room (=リビングルーム)
  • the waiting room (=待合室)
  • the running machine (=トレッドミル)


実際の例文:


Dad is in the living room watching TV.
(お父さんはリビングルームでテレビを見ている。)


I was waiting in the waiting room for three hours.
(私は待合室で3時間も待っていました。)


他にも、「~ing」は形容詞の扱い方があります。

例えば:
  • the sleeping baby
  • the exciting game
  • the disappointing result


こういった場合には「the」を使う事が出来ます。


実際の例文:


Don’t wake the sleeping baby!
(寝ている赤ちゃんを起こさないで!)


The exciting game was watched by 20,000 fans.
(その興奮させるような試合は2万人のファンに見られました。)


上記の例は少しだけ不自然ですが、文法的には「the」を使っても大丈夫です。


「~ing」を単純な動詞(進行形)として使う場合には「the」は使いません。「the」は名詞の前で使えます。そして、「the」+「形容詞」+「名詞」」というパターンでも使えます。




2. 不可算名詞と一緒に使う「the」



「the」は不可算名詞と一緒に使う事が出来ます。(しかし「a」は使いません!)。


例えば:

  • the water was cold (水は冷たかった)
  • the rain was heavy (雨は酷かった)


しかし、「ミーティングの時に水を用意して」という文章では、場合によって違う言い方が必要です。

ミーティングに来る人に自分用の水(ペットボトルや水筒など)を持ってきて欲しい場合には、「Please bring a bottle of water (each) to the meeting.」という文章を使います。

そういった文章をメールでミーティングの参加者に伝えれば、それぞれの人は各自、自分の水を持ってくるはずです(笑)。

そして、「Please bring some water to the meeting」という文章を書いても同じ結果が出ます。

つまり、参加者は自分の水を持ってきます。「Please bring some bottles of water.」という文章を書いた場合、それぞれの人は複数の水(ペットボトルなど)を持ってきます。

ミーティングを管理している人(一人)にみんなが飲める水を用意して欲しいと伝えたい場合には、「Please prepare some water for everyone to drink at the meeting」という文章がいいでしょう。




3. 「on top of the mountain」なのか? それとも「on the top of the mountain」なのか?



これは微妙な違いですね。私はこの違いが具体的に分からなかったので、オーストラリア人の同僚に相談してみました(笑)。

私たちの意見では、「on the top」という表現を使った場合、もっと細かく「最も上の狭い所」という事を表します。「on top」を使うと、もっと広いエリアの話をします。おそらくですが。。(笑)。


例えば:

There was snow on top of the mountain.
(山の上の方には雪がありました。)

※少し広いエリアの話なので「on top」を使いました。


We put the angel on the top of the Christmas tree.
(私たちはクリスマスツリーの上に天使の人形を置きました。)

※クリスマスツリーの上は細かい所なので「on the top」を使いました。


Why did you put your coat on top of mine? Hang it up properly.
(あなたはどうして私のコートの上に自分のコートを置いたの? ちゃんと掛けなさいよ。)


実は、日常会話では「on top of」と「on the top of」を間違えても誰も気づかないと思いますので、その点に関してはあまり心配しなくていいと思います^^



4. 「my train」か「the train I’m on」?



私が乗っている電車が遅れていて」という日本語は英語にすると以下の文章になります:

  • My train’s running late.
  • The train I’m on is running late.

上記の文章は正しく、そしてネイティブっぽい文章なのでどちらを使っても大丈夫です^^

しかし、ニュアンスは微妙に違います。1番目の文章(my train)のニュアンスは、「私がいつも乗っている電車。私が必ず毎日同じ時間に乗る電車」というニュアンスになります。

「The train I’m on」という文章を使うと、「たまたま乗ってしまった電車」というニュアンスになります。しかし、この違いはとても微妙なので、そうとう言語に興味がある人でない限り誰も気がつかないと思います(笑)。




5. 所有格(特にブランド名の場合)



「ブランド名の~」というパターンの場合は、プロの新聞記者やライターなどの人達は多くの場合「ブランド名+物」というパターンを使います。

つまり「of」や「’s」は使いません。

例えば:

  • Apple devices
  • Microsoft software
  • Samsung smartphone


読者の方が書いた例は、残念ながらネイティブには使われていません:

  • many devices of Apple
  • many Apple’s devices


「Apple」は会社名なので名詞ですが、そういう場合には形容詞として考えた方が良いです。つまり、「many Apple devices」というフレーズになります。

では、この記事は非常に長くなりましたが、如何でしたでしょうか。頂いた質問にしっかりと答える事が出来ましたか^^

次の記事では「冠詞の使い方のルール」を紹介してみたいと思います。




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