イギリス英語とアメリカ英語のビジネス用語の違いから分かる価値観と世界観の違い


イギリス人とアメリカ人のビジネスシーンでの価値観と世界観の違いを比較して解説します!



今回の記事では「イギリスとアメリカのビジネスカルチャーの違い」、「イギリスのビジネスパーソンとアメリカのビジネスパーソンの価値観・考え方の違い」について少し話してみたいと思います。

今日これから紹介する記事は、あるビジネスマガジンの記事からインスピレーションを受けてわかりやすくまとめてみました。個人的にも結構興味深い内容でした^^


参考:「American office sayings British people can’t stand — and the ones they use instead」 (イギリス人の嫌いなアメリカのビジネス用語と代わりに使う表現)

英語圏の各国においても、その独特なビジネス用語やイディオムが使われていますが、多くの場合、その独特の用語・イディオムは元々アメリカから来ているそうです。

アメリカで作られたビジネス用語は場合によってイギリス人のビジネス界でも使われるようになりますが、時々そういったビジネス用語はイギリス人に嫌われることがあるようです(笑)。

何故なら、その嫌われる殆どの理由としては「価値観の違い」が関係しています。そこで私はイギリスとアメリカの言葉の違い、国民性・国民の価値観の関係についてちょっと解説していきたいと思います。


イギリス英語とアメリカ英語のビジネス用語で価値観と世界観の違いが分かります!
イギリス英語とアメリカ英語のビジネス用語で価値観と世界観の違いが分かります!


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イギリス人とアメリカ人のビジネスパーソンの価値観の違い



1970年代にビジネスに関する面白い研究がありました。その研究者はイギリス人とアメリカ人の保険会社のセールスマンに「あなたが尊敬しているタイプの人はどんな人ですか?」という質問をしました。

その結果として、イギリス人とアメリカ人が答えた内容にはかなりの違いがありました。

唯一の共通点として、イギリス人もアメリカ人も同じくらいの人達が「ユーモアがあるタイプ」と答えましたが、「積極的なタイプ」と答えたのは主にアメリカ人でした。

アメリカ人の回答者の「31%」の人達は「積極的なタイプ」を尊敬しているビジネスマンのタイプとして選びましたが、一方でイギリス人で「積極的なタイプ」と答えた人は「7%」しませんでした。

やはり、イギリス人は積極的で「アグレッシブな人」は好みません(笑)。逆に30%のイギリス人の回答者は「遠慮できるタイプ・克己のある人」を選びました。一方でアメリカ人は「8%」の人しかそう答えませんでした。

アメリカでは、「積極的なビジネスパーソン」は尊敬されます。イギリスでは、もう少し「克己のある人」が尊敬されます。

こういった価値観はアメリカ英語のビジネスイディオムに出てきます。そういう積極的なタイプな人は「go-getter」や「can-do attitude」と呼ばれます。

「go-getter」という単語は「欲しい物を積極的にゲットしようとするタイプ」という意味になります。「can-do attitude」は「何でも出来ると思っているような人の性格」という意味になります。

アメリカ英語ではその二つの表現はポジティブなニュアンスを与えます。一方でイギリス人はそういう表現を聞くと「ちょっと嫌な人だね」と思う可能性が高いです(笑)。




アメリカ英語のビジネス用語は「開拓者魂」を表す



アメリカ英語のビジネス用語は多くの場合「探検者の考え方」、「開拓者魂」から来ています。例えば、「strike it rich」(=お金持ちになる)という表現は元々石油を発見した時に使う用語でした。

そして「hit pay dirt」というイディオムも同じように「価値のあるもの・事を発見する」という意味にいなります。これは元々、金を発見した時に使う用語でした。

アメリカ英語では「cowboy」という単語はポジティブなニュアンスを与えます。ですから、多くのアメリカのスポーツチームの名前には「cowboy」という単語が入っています。

一方でイギリス英語で「cowboy」は少しネガティブなニュアンスがあります。何故ならイギリス英語のスラングで「cowboy」は怪しい職人(客をだまそうとする職人・質の悪い仕事をする職人)と言います(笑)。




イギリスで作られた「嫌われている」ビジネス用語



イギリス英語にもアメリカからやって来たビジネスイディオムが沢山ありますが、「イギリス人が最も嫌うビジネスイディオム」は、何と元々はイギリスで作られたそうです(笑)。

例えば「at the end of the day」というイディオムは「結局のところ」という意味になります。これはイギリス人がよく使うイディオムですが、使われすぎた「クリシェ」になってしまいましたので嫌う人が多いです。

参考:「イギリス人の最も嫌いな英語 クリシェ「cliche」(決まり文句・常套表現)の紹介:パート1


また、「singing from the same hymn sheet」というイディオムは「みんなが同じ賛美歌集を見て歌っている」という直訳になりますが、イディオムとして使うと「同じ目的を目指している」という意味になります。多くのイギリス人はこの表現が大嫌いだそうです(笑)。


「flag ~ up」という句動詞は「~に注意を喚起する」というイギリス英語のビジネスイディオムです。これはおそらくサッカーなどのスポーツから来ているイディオムかもしれません。

サッカーの試合では、アシスタント審判はファウルを見た際に「flag」(旗)を振ります。アシスタント審判はそういった行動をしてメインの審判の注目を集めます。


一般のイギリス人とアメリカ人はそういったビジネス用語を嫌いますが、新しいビジネスイディオムがどんどん出てきますので、まぁ慣れるしかないと思います(笑)。




ビジネス英語を勉強する際にお勧めの映画や書籍紹介



皆さん、ビジネス用語やオフィスで使うような英会話に興味があれば、イギリスで作られたコメディーの「The Office」はお勧めです^^




今日紹介した情報はマガジンの記事を元にしていますが、それも元々はあるアメリカ人の言語学者の本の内容がもとになったそうです。私もこの本を是非読んでみたいです!

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以上、今回は長くなりましたが、イギリス英語とアメリカ英語の違いとして「イギリス英語とアメリカ英語のビジネス用語の違いから分かる価値観と世界観の違い」というテーマについて書いてみました。

やはりビジネスの世界においてもイギリス人とアメリカ人はこんなにも違うんですよね^^ 他にもイギリス人とアメリカ人の違いについて知りたい事があれば是非質問してくださいね^^






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