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「ミュンヘンの悲劇」を語るイギリス映画「ユナイテッド」を観た際の感想

「ミュンヘンの悲劇」を語るイギリス映画「ユナイテッド」を観た際の感想

マンチェスター・ユナイテッドが巻き込まれた飛行機事故「ミュンヘンの悲劇」を描いた作品「ユナイテッド」のレビューと作品の分析



突然ですが、皆さんは「ミュンヘンの悲劇」(英語: Munich air disaster)という飛行機の事故を聞いた事がありますか?

実は今月はミュンヘンの悲劇から50年が経過しました。この事故について詳しくない方も多いと思いますので、この映画のレビューを紹介する前にこの事故について少しだけ話したいと思います。


ミュンヘンの悲劇について


1958年2月6日、イギリスのサッカーチームである「マンチェスター・ユナイテッド」の選手たちと監督、スポーツジャーナリスト、ファンはユーゴスラビアのベルグレードでの試合からイギリスに帰国しようとしていました。

当時の飛行機はユーゴスラビアからイギリスまでダイレクトに行く事が出来なかったので、ドイツのミュンヘン空港で燃料を補給しました。ミュンヘンでは、選手達、他の乗客は飛行機から降りて燃料補給が終わるまでに空港で待っていました。

その日は天気が非常に悪く、そして雪が降っていました。その事からミュンヘン空港のランウェイは凍っていました。

それでも、飛行機の出発時刻が遅れている事もありパイロット(イギリス人)は何度もテイクオフを試みていました。結局テイクオフは2回失敗しました。

パイロットはもう一度テイクオフに挑戦しました。しかし、氷と雪のせいで飛行機の速度が十分に上がらなかった事もあり、テイクオフはまたもや失敗しました。

その為、パイロットは飛行機を止める事が出来なくなり、飛行機はランウェイから外れていき、民家や木、トラックに激突してしまいました。

この事故で飛行機のウィングが外れ、ぶつけられたトラックは爆発してしまいました。事故の衝撃によって20人の乗客が亡くなりました。そして、事故の後にミュンヘンの病院でさらに3人が亡くなりました。




マンチェスター・ユナイテッドのチームへの影響



ミュンヘンの悲劇では、8人のマンチェスター・ユナイテッドの選手が亡くなりました。そして、3人のクラブスタッフ(コーチ、トレーナー、秘書)も亡くなりました。8人の新聞ジャーナリストも亡くなっています。

当時のマンチェスター・ユナイテッドのチームメンバーはとても若かったです。若い選手を育てる事は当時の監督(マット・バズビー)の方針でした。

選手たちが若かったので、当時のチームは「ザ・バズビー・ベイブズ」と呼ばれていました。イングランド代表選手もそのチームに入っていました。

最も有名なのはダンカン・エドワーズでした。彼は今で言うと当時の「メッシ」でしたが、残念ながら21歳の時にミュンヘンの悲劇で亡くなりました。


この事故によって、マンチェスター・ユナイテッドのファーストチームメンバーの半分以上が亡くなりましたが「リーグを辞める事」は考えられない事でした。

マット・バズビーという監督も事故で怪我をしましたが、チームのコーチはマンチェスター・ユナイテッドが「フェニックス」(=不死鳥)のように生き返る事が出来ると思っていました。

彼は自分でユースチームから選手を見つけて、ローカルトライルを行ったりして新しいチームを作る事が出来ました。


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映画「ユナイテッド」と当時を思い出して



以上、簡単な説明になってしまいましたが「ミュンヘンの悲劇」について紹介してみました。

私が今週観た「ユナイテッド」という映画は、この悲劇についてのストーリーだけではなく、マンチェスター・ユナイテッドのチームの再生やスポーツの大切さについての語った映画だと思います。




私は特にマンチェスター・ユナイテッドのファンではありませんが、この映画を観てとても感動しました。この悲劇は60年前に起きましたが、現在の若いサッカーファンも知っています。

そして、私のおじいちゃんは、その当時イギリスの航空学の研究所で働いていましたので、彼からの話もよく聞いていました。60年代におじいちゃんが働いていた研究所はミュンヘンの悲劇に関する研究を行っていたそうです。

おじいちゃんがその研究に直接に関係していたかどうかその話は覚えていませんが、その事故の原因についてはよく話してくれました。




「ユナイテッド」に出演する俳優と使わたイギリス英語






この映画は少しマイナーな映画なので有名な俳優は少ないですが、デイヴィッド・テナントとダグレイ・スコットが出演します。

デイヴィッド・テナントはドクター・フーに出演しましたので、日本でも知っている方はいると思います。他の俳優はイギリス人のマイナーな俳優なので誰も知らないと思います(笑)。

この映画は主にマンチェスターが舞台なので「マンチェスターの訛り」がよく出てきます。そして、他のキャラクターは様々な地方訛りを使いますので、イギリス英語の勉強には良いと思います。

例えば、ダンカン・エドワーズは元々バーミングハムの近くの町の出身でした。ですから、彼はそういった訛りを使います。ボビー・チャールトンは東北出身なのでニューキャッスルっぽい訛りを使います。

デイヴィッド・テナントは元々スコットランド人ですが、彼が演じるキャラクター(コーチのジミー・マーフィー)はウェールズ人なのでウェールズ訛りを使います。


参考記事:



「ユナイテッド」を観る方法



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