イギリス英語のTの発音とは? イギリス英語の疑問文のイントネーションとは?
久しぶりの更新になってしまいました。今回の記事も読者の方から頂いた「イギリス英語のTの発音」と「イギリス英語の疑問文のイントネーション」についての質問に答えてみたいと思います。
実は今回頂いたメールには、3つの質問が入っていましたので、それぞれ順番に答えていきたいと思います。それではいきましょう!
読者の方の質問:
「私は今専門学生です。ロンドンに短期留学をして、イギリスが大大大好きになり、そしてイギリス英語を魅力を感じて勉強したいと思いました!
いつも勉強になって楽しい記事をありがとうございます! あー分かる!っていうことがあって楽しいです!
質問ですが、Tの発音は、子音を強調しますか?大げさに言うとツィーみたいな感じです!それは単語の最初、中、語尾でも同じですか?
そして、イギリス英語は疑問文でも、語尾をあまり上げないと聞いたことがありますが本当ですか?ロンドンにいたときは意識して聞いていなかったので、知りたいです!
あと、oystercardを換金しないで帰国してしまったんですが、使用期限はありますか?」
ご質問ありがとうございました。いつも記事を読んでくれてありがとうございます! サイトの記事が役に立っているようで私もとてもやりがいを感じます。純粋に嬉しいです^^。
そして、質問の回答が遅くなってすみませんでした。プライベートで色々忙しかった事もあって中々記事を更新出来ませんでした。それでは、質問に答えていきたいと思います。
スポンサーリンク
イギリス英語のTの発音とは?
イギリス英語において「T」という文字には色々な発音があります。単語の中のTのポジションによって発音が微妙に変わります。
単語の最初にあるTは強い発音
例えば、下記の単語の中にあるTは強く発音します。アクセントはTにあります。英語の言語学用語では、これを「aspirated T」(有気音)と言います。
この「有気音のT」は「ツッ」という発音に聞こえるかもしれません。
単語の真ん中や最後のTは「無気音」の発音になる
これはアクセントなしのTです。上記の有気音のTよりもソフトな言い方になります。これも「ツッ」という発音に聞こえる場合があります。
「フラップT」という発音は主にアメリカ英語で使う
最も有名な例でいうと「water」の発音になります。アメリカ英語の発音では「water」に入っているTは柔らかい「D」の発音になります。
この「フラップT」はイギリス英語でも使われていますが、主に”つながっている単語の間のT”に出ます。
例:「What is it? 発音:ウォディゼィッ?」
イギリス英語の「声門破裂音」という発音
私は以前書いた記事でこの発音について話した事がありますが、簡単に言うと「T」を発音せずに一瞬息を止めるという事になります。一般的には「声門破裂音」はあまり上品な発音ではないと考えられていますが、多くのイギリス人が使っています。
- football 発音: フッボール
- department 発音:ディパーッメント
- Pick it up! 発音:ピッキッ・アプ
スポンサーリンク
イギリス英語の疑問文のイントネーションとは?
私は長い間、日本の中学生に英語を教えていましたので、日本の英語のカリキュラムに関して比較的詳しいと思います。また過去に日本人の英語の先生と一緒に「チームティーチング」をした経験もあります。
やはり私の経験から言うと日本の中学校の英語授業では「英語の疑問文では語尾のイントネーションを上げる」という事が教えられています。
しかし、イギリス英語では、疑問文の語尾のイントネーションでも結構フラットになります。つまり、日本の中学校で教えられているほど語尾を上げません。
私はイギリス英語のイントネーションについてちょっと調べていたところ、ある簡単なルールを見つけました。
疑問詞を使う質問の場合
つまり「What ~?」や、「When~?」などです。そして、文章の語尾はイントネーションを下げます。
What do you want to do tomorrow?
(あなたは明日何がしたいですか?)
Yes/Noで答える質問の場合
「Yes」や「No」で答えるような場合にはイントネーションを上げる場合が多いです。
Is this yours?
(これはあなたの物ですか?)
付加疑問の場合のイントネーション
付加疑問の場合は何かを確認する際にイントネーションを上げるが、普通の際にはイントネーションを下げるます。
The deadline’s not today, is it?!
(締め切りは今日じゃないでしょう?!) ※何かを確認する際の付加疑問。
It’s cold today, isn’t it.
(今日は寒いですね。)※会話中に付加疑問使う場合。
スポンサーリンク
Oyster Cardについての質問
私はロンドン交通のウェブサイトでOyster Cardの有効期限について調べました。このウェブサイトによると、Oyster Cardには使用期限がないという事です。。
ですから、いつかロンドンに行く事があるなら、しばらく置いておいてもOyster Cardに入っているお金を使う事が出来ます。もし問題があれば、チケットオフィスに行って文句を言った方が良いと思います(笑)
参考サイト:https://visitorshop.tfl.gov.uk/help/visitor-oyster-card/
スポンサーリンク
ブリティッシュイングリッシュマスターは本サイトの運営者である私が完全監修・制作したイギリス英語を習得する為の専門教材です。音声のレコーディングから、本文の制作・編集も私が手作りしているので、イギリス人としての英語のニュアンスも完璧です。ネイティブのイギリス人が使う自然なフレーズや、アメリカ英語との違いを中心にイギリス英語の文法、発音、スペルについてもアメリカ英語と比較しながら詳しく紹介しています。
教材内では、イギリスのカルチャーも紹介していますので、イギリス英語以外にも、イギリスのカルチャーに興味がある方にも是非読んでもらいたい内容です。RPアクセントの音声も付属しているので、通勤中の電車中や空いた時間を使ってこの音声教材でいつでもイギリス英語の発音が勉強出来ます。

スポンサーリンク
イギリス英語に特化したイディオム教本
ブリティッシュイングリッシュイディオムマスターはイギリス英語のイディオムを学習する為の専門教材です。本教材ではイギリス英語特有のイディオム表現や諺、その他にもマニアックなイギリス英語のイディオムを紹介している日本でも珍しいイギリス英語専門の辞書教材です。
イギリス人の日常会話やイギリスの映画、テレビドラマ、新聞、小説等に使われているイディオムをコツコツと集め、イディオムの歴史やルーツを調べて日本人のイギリス英語学習者の為に分かりやすく解説しています。
1つのイディオムにつき2つの例文を掲載しているので、イディオムの使い方やニュアンスもしっかりと学習できます。この教材もmp3の音声が付属しているので、場所を選ばす空いた時間を有効に利用していつでもイギリス英語のイディオムが勉強出来る教材です。
