英語でテレビは何と言う? 語源やアメリカ英語との違い
今回の記事ではイギリス英語の日常会話でよく使う単語とスラングを紹介したいと思います。今日これから紹介していく英単語は「テレビ」という単語のイギリス英語の言い方になります^^
「テレビ」は、正しい英語では「television」になります。この単語は元々ギリシャ語とラテン語のルーツがあります。
「tele」という部分はギリシャ語で「遠い」、「遠くから」という意味になり、「vision」はラテン語の「観る」という意味になります。
日常会話で「Television」と言うと長いので通常は省略されています。(日本語でも同様ですね^^)
アメリカ英語で最もよく使われている省略された言い方は「TV」になります。この言い方は勿論イギリス英語でも使われています。
そして、イギリス人は「telly」か「tele」(同じ発音:テリー)という言い方もします。この言い方はオーストラリア英語でも使われていますが、アメリカ英語ではあまり使われていません。
「テレビ」という意味になるスラング・単語は多いです。特に良い例として「the tube」というスラングがあります。
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テレビという単語のイギリス英語とアメリカ英語のスラング違い
皆さんはもしかすると日常的に「YouTube」というウェブサイトを利用していると思いますが、YouTubeの「tube」という部分は「テレビ」という意味になります。
「You」は「あなた」という意味になります。「The tube」というスラングはかなり古いです。昔のテレビの本体の中に管(受像機)が入っていた為にこのスラングが出来ました。
現在では、主にアメリカ英語のスラングになります。アメリカ英語では「boob tube」というスラングもあります。
(※イギリス英語のスラングでは「the tube」は「ロンドンの地下鉄」という意味にもなりますね。)
参考記事:「イギリス英語で「地下鉄」は何と言うのでしょうか?ロンドンの地下鉄やグラスゴー、ニューキャッスル、リバプールの地下鉄の呼び方について」
イギリス英語では、「the box」や「the gogglebox」というスラングもあります。このスラングは昔のテレビの「箱」(box)の形からきたものです。
イギリスのテレビ番組には「gogglebox」という変な番組があります。このテレビ番組の内容を簡単に説明すると、一般の人のリビングルームにカメラが付いています。
そして、その一般の人がテレビを観ている様子を私たち(テレビを観ている人)観覧者は彼らを観ています。とても変なコンセプトですが、意外と人気が出た番組です!
この番組に出る人の意見とコメントは結構面白いです^^ 私の説明がよく分かりずらかった場合、↓のYouTubeのリンクでGoggleboxを観てみてくださいね。
Gogglebox:
もう一つの「テレビ」の言い方は「the small screen」になります。この言い方は主に新聞や雑誌の記事でよく見る言い方です。
この言い方は特にテレビ番組や映画、ドラマのレビュー記事や俳優の話に出てきます。「Star of the small screen」は「テレビドラマに出る俳優」という意味になります。
では、実際の使い方とニュアンスを例文でみていきましょう!
例文:
Dad, can you turn the telly on?
(お父さん、テレビを付けてくれる?)
Mum’s watching the telly.
(お母さんはテレビを観ている。)
Anything interesting on the box tonight?
(今夜は面白い番組があるかな?)
Anna is glued to the gogglebox.
(杏奈はずっとテレビを観ている。)
※「glued to ~」というイディオムは「~にぴったり付けて離さない」という意味になります。