イギリス英語の発音に関する質問:イギリス英語の「r」の発音と「消える音」について


イギリス英語の「r」の発音と「消える音」について



私は今週、当サイトの読者の方からイギリス英語の発音に関する質問を頂きました。ありがとうございます^^

頂いた質問内容は以下のような質問です。当サイトの読者の方であれば、「イギリス英語の発音」に興味を持っておられる方は多いと思いますので、他の読者の方にも情報をシェアーさせて頂きたいと思います。



イギリス英語のRの発音と消える音について
イギリス英語のRの発音と消える音について




イギリス英語の発音に関する質問内容:



「イギリス英語だと消える音があると聞いたのですがどんなときですか?
あと、reのときとrの後に母音がこないとrの発音はしないって正しいんですか?」




これはとても良い質問だと思います。この方が指摘している二つのポイントは、イギリス英語の発音を聞き分ける為の最も大きなポイントになると思います。

またイギリス英語の日常会話を聞き取れるようになる為には、「r」の発音と「この消える音」について理解するべきだと思います。

それでは、先ずはイギリス英語の「r」の発音について話していきたいと思います。



質問の回答その1: イギリス英語の「r」の発音について



イギリス英語の「RP」というアクセントは、「non-rhotic」と呼ばれています。「Non-rhotic」というアクセントは、場合によって「r」という子音を発音しないというアクセントです。

逆にアメリカ英語は「rhotic」というアクセントです。つまり必ず、「r」を発音するアクセントです。

またイギリス英語の「RP」だけではなく、オーストラリア英語、ニュージーランド英語、南アフリカ英語、ジャマイカ英語も「non-rhotic」(rを発音しない)アクセントになります。

しかし、「non-rhotic」だからと言って、「r」を全く発音しないというわけではありません。例えば、単語の頭文字が「r」であれば、その「r」の発音はアメリカ英語の発音と変わりません。


例として

  • rabbit
  • roof
  • red
  • risk
  • rugby

等があります。

上記の単語の頭文字は全て「r」からはじまる単語ですが、この「r」の発音は何処の英語圏の国でも同じ発音になります。

そしてイギリス英語では、単語の真ん中に出てくる「r」の音は、場合によって発音する事もあります。例えば、「r+母音」というパターンの場合、その「r」をはっきりと発音します。


例えば:

  • carry
  • curry
  • watery
  • frock
  • vocabulary

など・・・
※「y」は母音の発音です。



しかし、「母音 + r + 子音」というパターンの場合、イギリス英語ではその「r」を発音しません。

例えば:


  • scarf (”スカーフ”)
  • park (”パーク”)
  • pork (”ポーク”)
  • guard (”ガード”)
  • girl (”ガール”)
(※わかりやすく説明する為にカタカナ表記で解説します。)

など・・・
アメリカ英語の場合、上記の単語の中の全ての「r」の音ははっきりと発音します。



そしてイギリス英語では、一般的に単語が「r」で終る場合、その「r」を発音しません。

  • car (“カー”)
  • finger (”フィンガー”)
  • hair (”ヘアー”)
  • fair (”フェアー”)


上記の単語は最後の文字が、「r」で終わる単語ですが、その「r」を発音しません。アメリカ英語の場合、この「r」をはっきり発音します。


しかしイギリス英語では、単語の最後の文字が、「r」で終わる単語の発音においても例外があります。例えば単語を単体で発音する際には、最後の「r」を発音しないんですが、文章単位で言う(発音)場合には、単語と単語は繋がる(繋がって聞こえる)傾向があります。


もし「r」で終る単語を発音して、次の単語が母音から始まる単語の場合、その「r」の発音を言う事になります。(rの発音が出てしまう事になる)

イギリス英語を話す人は、この癖に気が付かないと思いますが、ネイティブのイギリス人の英語をよく聞いてみるとこの癖に気が付くと思います。

これは言葉だけで説明するととても難しい説明になってしまうと思うんですが、何となくイメージして頂けましたでしょうか^^


では、以下にもっとわかりやすい例で紹介していきたいと思います。

例えば、「burger」という単語を例にしてみると説明の為にカタカナ表記になってしまうと思いますが、「バーガー」という発音に近い音になります。

つまり、「真ん中のr」と「最後のr」を発音しません。 しかしイギリスでは定番の食べ物(笑)。チップス(フライドポテト)を使って例にすると・・・

「burger and chips」というフレーズを言う際に、「burger」の最後の「r」は発音する事になります。


  • burger 「バーガー」
  • burger and chips 「バーガランチップス」


  • car 「カー」
  • my car is new 「マイカーリズニュー」


  • hair 「ヘアー」
  • her hair is beautiful 「ハーヘアリズビュティフル」


またイギリス英語では、もう一つのトリッキーな仕組みがあります。場合によっては、単語の最後に「r」がなくても「r」を発音する時があるんですね。


  • law 「ロー」
  • law and order 「ローランドーダー」

※「law」という単語の最後に「r」はありませんが、次の単語の頭文字が母音になる為、それを繋ぐために「r」の発音が勝手に入ります!




質問の回答その2: イギリス英語の「消える音」



アメリカ英語を聞くとアメリカ人の話す少し変わった「t」の発音に気が付くと思います。アメリカ英語の日常会話では「t」の発音は「d」の音になる傾向があります。そして、「t」を全く発音しない場合もあります。


例えばアメリカ英語の発音では以下のようになります。

アメリカ英語の発音の例

  • twenty 「トゥウェニ」
  • butter 「バダー」
  • water 「ウォダー」

※勿論アメリカ英語では「r」の発音をします。



しかしイギリス英語(RP)では、殆どの場合、「t」をはっきりと発音します。

イギリス英語の発音の例

  • twenty 「トゥエンティ」
  • butter (バタ」
  • water 「ウォータ」」


しかし、「RPの発音」意外のイギリス英語の方言では、「t」を発音しない場合が多いです。例えばコックニー英語(ロンドンのローカル方言)には、「glottal stop」(声門破裂音) という音があります。この「声門破裂音」は「t」の代わりに使われています。

参考リンク:(声門破裂音について


例えば:

  • twenty 「トゥウェン・イ」
  • butter 「バッ・ア」
  • water 「ウォーッ・ア」


この声門破裂音はカタカナ表記では表現しにくいですが、イメージとしては「tが抜けた」発音という感じで想像してください!


他にも良い例があります。

  • What? 「ウォッ?」
  • Who’s that? 「フーズアッ?」
  • Pick it up! 「ピッキッ・アプ」
  • department 「ディパーッメント」
  • football 「フッボール」


「声門破裂音」は元々コックニーの特徴として知られていましたが、最近、「RP」のアクセントでも使われるようになったそうです。

イギリス英語についての発音やボキャブラリーについて質問があれば読者のみなさんも是非メッセージ下さいね^^

私は今年中にイギリス英語の発音に関する教材を制作する予定です。この教材の中には、上記のようなポイントを紹介して、イギリス英語専門のディクテーションとシャドーイングの練習が出来る教材に仕上げたいと思っています。








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