イギリス英語

「Can’t buy a ~」という英語のスポーツイディオムはどういう意味?

「Can't buy a ~」という英語のスポーツイディオムはどういう意味?

テニスやサッカー、クリケット等のスポーツイディオムの意味と使い方を紹介



Mairi
Mairi
皆さん、こんにちは。今の時期はイギリスで開催されているスポーツが楽しいシーズンですね^^ 今回はまた読者の方から面白い質問を頂きました。今回のテーマはスポーツのイディオムに関するテーマです。それでは質問に答えてみたいと思います。

頂いた質問内容はこちら:



読者の方の質問:


はじめまして。いつも楽しく記事を読ませていただいております。

毎年、この時期になるとWimbledonがとても楽しみで毎日、テレビで試合を観戦しています。そこで、気になる英語の表現があったので教えてください。

オーストラリア出身のキリオス選手の1回戦での試合です。

‘Can’t buy a first serve!’ とキリオス選手が叫んだあと、セカンドサーブもネットにかけると、観客の一人が’Can’t buy a second serve!’と叫び、会場に笑いが巻き起こりました。

私の感覚だと、buyは購入する、買うなどと解釈しますが、この一言の日本語訳としては’ファーストサーブ、うまくいかねぇな!’ ’セカンドサーブもだな!’とされていました。

この場合、なぜサーブにbuyが使われるのか不思議で気になっています。この表現は、ネイティブの方だったら普通に交わされる会話ですか?

その場合、どんな時に使うのかも教えていただけるとうれしいです。ちなみに、この動画、おもしろいでの見てみてください!
(以下、動画のURLです↓↓)

Crowd 1-0 @NickKyrgios






先ずはご質問ありがとうございます。そして、当サイトを読んで頂きましてありがとうございます。そうですね、今週と来週はウィンブルドンですね^^ 

私は当サイトではよくサッカーの話をしていますが、実は私自身もテニスは大好きです! 最近はあまりテニスをしていませんが、ウィンブルドンを見る事は大好きです。

質問に出てきたニック・キリオス選手は凄いですね。彼はとても才能のある選手ですが、暴れん坊な選手として有名ですね(笑)。彼の試合はとてもエンターテインメント性が高いと思います。



can’t buy a ○○ というイディオムの意味とは?


「Can't buy a ~」という英語のスポーツイディオムはどういう意味?

それでは、元の質問に戻ります。私は紹介して下さった動画を拝見しました。彼は確かに「can’t buy a first serve」という表現を叫んでいましたね。

実は、「Can’t buy a 〇〇」はスポーツ選手やスポーツの監督などがよく使うイディオムなんです。このイディオムはテニスだけではなく、サッカー、クリケットなどのスポーツでもよく使われます。

例えば、サッカーの場合、「can’t buy a goal」という言い方になり、クリケットの場合「can’t buy a wicket」(wicket=バッターをアウトさせる事)という言い方になります。

簡単に言うと、この表現は「どうしても~ができない」という意味になります。以下の動画をみると「can’t buy a goal」という表現を聞く事が出来ますので、興味がある方はご覧下さい。





この動画では、アイルランド代表チームの監督が「he can’t buy a goal at the moment」という表現を使っています。(動画の12秒の所)

この「can’t buy a ○○」を日本語に直訳すると「○○が買えない」という意味になりますが、イディオムなので、実際の意味は少し違います。ですから「can’t buy a ○○」の本当の意味は「どうしても○○ができない」や「~が上手く行かない」という意味で使われます。

つまり、「お金を出してもゴールが取れない」や「お金を出してもファーストサーブをうまく打てない」のようなニュアンスを与えるイディオムです。

以上の事から、読者の方がおっしゃった通りに、ニック・キリオスと観客の冗談はこんな感じになると思います。



キリオス選手:  Can’t buy a first serve!
(ファーストサーブはうまくいかねえな!)

観客: Can’t buy a second serve!
(セカンドサーブもだな!)




Can’t buy a ~の実際の使い方の例




先程も紹介したように、この表現は主に「スポーツの会話・話」で使われる事が一般的です。私は一応インターネットを調べましたが、サッカーとクリケット以外の例を見つける事は出来ませんでした。

アメリカのスポーツ(野球、バスケなど)では、あまり使われていないような気がします。ニック・キリオス選手はオーストラリア人なので、主にイギリス英語やオーストラリア英語で使われている表現だと思います。


サッカーの例:



Messi can’t buy a goal today!
(メッシー選手は今日どうしてもゴールが取れないね!)



クリケットの例:



India still can’t buy a wicket.
(インド代表のチームはまだバッターを打ち取れない。)


※これは実際の例: https://twitter.com/sportstarweb/status/1042103296133980160



他の「buy」が含まれるイディオム


buyが含まれる英語表現

「buy(買う)」は他にも英語のイディオムによく出てきます。例えば。



I don’t buy it!
(私は信じられない)

Money can’t buy happiness.
(幸せはお金では買えない。)

He’s bought a pup.
(彼は騙されて安物を高く買ってしまった。)
※「to buy a pup」主にイギリス英語の表現






スポーツのイディオム「Can’t buy a 〇〇」のまとめ:


今回の内容をまとめると、「can’t buy a goal/wicket/first serve」は主にスポーツの話で使うイディオムです。「どうしても~ができない」という意味になります。

そして、アメリカ英語で使われていない表現だと思います。他にも気になる表現やスラング等の質問があれば、是非ご連絡ください。それでは、皆さんもウィンブルドンを楽しんで下さいね^^





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