発音 PR

英語ネイティブ発音とリンキングに関する質問

英語ネイティブ発音とリンキングに関する質問
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

📚 イギリス英語のバイブル教材
British English Master 👂

教材の詳細

英語の発音が難しく感じる理由とリンキングのコツ


今回は読者の方から頂いた英語の発音に関するテーマとして「リンキング」という連音現象のに関する質問です。

この記事のまとめ


  • 英語ネイティブの会話では単語と単語をつなげて話す事が普通。
  • それぞれの音の組み合わせを練習する事で口の動きを鍛える事が可能。
  • 難しい音の組み合わせは人の口の動きを真似て練習すると◎。



それでは実際に頂いた質問内容はこちらになります。


読者の方の質問:


いつも楽しく拝見しております。
日本人の私からすると、発音に難しさを感じる文章があり、ネイティブの方はどのような発音をされているのか疑問に思いました。

1.sの後のthatの発音

最近STARWARSのエピソード2を観た際にユアン・マクレガーがしゃべったセリフ
“I hate that when he does that”
を自分でもモノマネしてみて難しいことに気づきました。

doesのs、日本語でいう「ズ?」の発音に引っ張られ、油断するとthatのthを「ðˈ」ではなく、「ザ」で発音してしまいます。今は慣れましたが、当初は難しさを感じました。

ネイティブの方は、舌の動きが軽やかで慣れていてdoesのsとthatのðˈをキチンと発音しているのでしょうか。もしくはdoesのsは省略?した形で発音することが多いのでしょうか。


2.mのあとの for の発音

最近time for you to〜という言い回しを最近学び発音してみて、こちらも難しさを感じました。

timeのmにひきずられ?、forのfの発音が甘くなり、「p」の発音に近いと感じてしまいます。文に起こすと、time po youと発音しているように感じられてしまいます。
mのあと、口の動きをしっかりと行いforのfをしっかり発音するものでしょうか。もしくは、timeのmは半ば省略し、forのfをしっかり発音するものなのでしょうか。

お手隙の際にご回答いただけますと幸いです。





まずはご質問ありがとうございます。そしていつもBritish Eigoをご覧頂きありがとうございます。実は・・恥ずかしい事に私は今までしっかりとStar Warsの映画を観た事がありません(笑)。

しかし、この質問はStar Warsを見ていなくても答えられる質問だと思いますので色々と調べてお答えしますね。この質問は「リンキング」という現象に関する質問ですね。

英語ネイティブは自然な速度で早く英語を話すと各単語をはっきりと発音していないと思います。よく聞くとお分かりになると思いますが、単語と単語がつながって聞こえているように聞こえているはずです。これを専門用語で「リンキング」といいます。

例えば、「going to play」をはっきり発音すると「ゴイング・トゥ・プレイ」になりますが、ネイティブがこれを速くいうと「ゴナプレイ」になります。それでは、具体的に頂いた質問にそれぞれ詳しく答えてみたいと思います。




1.sの後のthatの発音


「does」という単語は一般的に「ダッズ」という発音になります。そして、「that」はカタカナで書くと「ザット」になりますが、発音記号で書くと「ðæt」になります。

正しい発音を確認されたい場合には、Cambridge Dictionaryのウェブサイトでイギリス英語とアメリカ英語の発音を比較して聞くことができますのでご覧ください。


イギリス英語とアメリカ英語のthatの発音比較


しかし、「does that」をネイティブ流に速く言うと「zth」のような発音をする必要があります。これは難しいですね。私が言った場合、「does」の「z」の発音が少しソフトになって「s」に近い発音になります。

そして、「th」の「ð」はもう少しソフトな「θ」という発音になります。口の中の動きでは舌が口蓋から歯の後ろまで早く動きます(滑ります)。

読者の方は「もしくはdoesのsは省略?」という質問をされました。これは省略はしていませんが、does thatの「s」と「th」が繋がっているため、省略したように聞こえます。しかし、実は舌の動かし方によって両方発音していると思います。





2.mのあとの for の発音


「time for you to」の「time for」もつながっていますね。「m」を発音する際に唇が一時的に閉じます。そして英語圏のネイティブが「f」を素早くいうと、上の前歯が下唇に一時的に触れ、口から空気を出します。

ですので「mf」という二つの音を連続で出すと、「m」を発音した後に唇を開く際、空気を出すと「f」のような音が自然に出てきます。そういった動きによって連続してmとfを言う事になります。発音の事を言葉で説明する事はとても難しいことですね☺

実は、色々な単語に「mf」という組み合わせは含まれています。例えば、例として以下のような単語があります。


oomphの発音例

comfortの発音例

harmfulの発音例

bumの発音例f


以上のような単語を例に練習していけば「mf」という組み合わせの発音をマスターできるとはずだと思います。リンキングについては英語学習者にとって難しい問題だと思います。

しかし、それぞれの音の組み合わせを練習する事によって口の動きを鍛える事ができると思います。その際特に難しい「音の組み合わせ」をアイソレーションで練習することをお勧めします。

そして、Ewan McGregorの口の動きをじっと観察して、難しい台詞を言っている際の唇や舌の動きを出来るだけ真似る練習をしてみて下さい。



スポンサーリンク

イギリス英語のバイブル教材

ブリティッシュイングリッシュマスターは本サイトの運営者である私が完全監修・制作したイギリス英語を習得する為の専門教材です。音声のレコーディングから、本文の制作・編集も私が手作りしているので、イギリス人としての英語のニュアンスも完璧です。ネイティブのイギリス人が使う自然なフレーズや、アメリカ英語との違いを中心にイギリス英語の文法、発音、スペルについてもアメリカ英語と比較しながら詳しく紹介しています。

教材内では、イギリスのカルチャーも紹介していますので、イギリス英語以外にも、イギリスのカルチャーに興味がある方にも是非読んでもらいたい内容です。RPアクセントの音声も付属しているので、通勤中の電車中や空いた時間を使ってこの音声教材でいつでもイギリス英語の発音が勉強出来ます。

イギリス英語のバイブル ブリティッシュイングリッシュマスター 




イギリス英語に特化したイディオム教本


ブリティッシュイングリッシュイディオムマスターはイギリス英語のイディオムを学習する為の専門教材です。本教材ではイギリス英語特有のイディオム表現や諺、その他にもマニアックなイギリス英語のイディオムを紹介している日本でも珍しいイギリス英語専門の辞書教材です。

イギリス人の日常会話やイギリスの映画、テレビドラマ、新聞、小説等に使われているイディオムをコツコツと集め、イディオムの歴史やルーツを調べて日本人のイギリス英語学習者の為に分かりやすく解説しています。

1つのイディオムにつき2つの例文を掲載しているので、イディオムの使い方やニュアンスもしっかりと学習できます。この教材もmp3の音声が付属しているので、場所を選ばす空いた時間を有効に利用していつでもイギリス英語のイディオムが勉強出来る教材です。


イギリス英語のイディオム専門教材:ブリティッシュイングリッシュ・イディオムマスター
⇒ 教材の詳細