イギリスの階級社会に関する英語表現 posh(ポッシュ)の意味
このサイトの読者のみなさんはイギリスのカルチャーに興味がある方が多いと思いますので、イギリスの階級制度についてはよく耳にされる方も多いと思います。
実際にイギリスの階級制度については世界中で知られているイギリス固有の社会構造だと思います。しかし、私の自身の意見では、どんな国、どんな社会であっても必ず階級分けについての考え方があると思っています。
しかし、イギリス人に関していうと他の国の国民より特に「ソーシャルクラス(社会階級)」について気になったり、会話のテーマになる事が多いです。
そしてイギリス人はその階級に関する話をよくしますので、会話中に自然と階級関連のスラング・単語が多く出てきます。今日紹介したいposh(ポッシュ)という単語は、これらの例を説明する為の良い例になります。
poshの意味と使い方は?
イギリス人が日常会話でよく使うこの「posh」(ポッシュ)という単語は形容詞で「豪華」、「高級」、「上流階級」という意味になります。ただ使い方によっては色々なニュアンスが含まれている事も多いです。
例えば、ただ単純に「高級・豪華な」という意味ではなく、「皮肉めいた意味」としてもよく使われます。この使い方はかなりイギリス英語っぽい使い方になります。
それでは、実際のposhの様々な使い方を例文で確認してみましょう。
poshの使い方 例文
That’s a posh dress you’re wearing. Are you going somewhere nice?
(あなたが着ているワンピースは豪華で素敵ですね。何処か良い場所に行く予定ですか?)
※この際の「posh」は少しスラング的なニュアンスが含まれている使い方です。主に友人関係で会話する際に使う文章ですね。
We’re going to a posh restaurant tonight.
(今夜私たちは豪華なレストランに行きますよ。)
※少し皮肉めいたニュアンスが含まれている使い方です。
He’s really posh.
(彼は凄くアッパークラスな人です。)
※この人は上流階級の話し方、マナーがある。そういったタイプの人を説明する際に使います。
The Prime Minister went to a posh public school.
(総理大臣は上流階級の私立学校に通いました。)
※「Public school」はイギリス英語で私立学校という意味になります。
He talks posh.
(彼の話し方はアッパークラスっぽい。)
※何故なのか不明ですが副詞として使う場合「poshly」ではなく「posh」になります。(笑)
イギリス人が使うposh(ポッシュ)の正しい使い方の例
Government reshuffle: Bad news for posh southern blokes
このposhという単語はイギリスの新聞の見出し等でもよく使われます。以下に実際の新聞の見出しで使われている例になります。この記事の内容はイギリスの大手スーパーマーケットであるテスコの利益が減り、多くの買い物客は他の高級スーパーマーケットや激安スーパーにながれるという状況を解説した記事のタイトルです。