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イギリス英語で上流階級の人が使う表現とは?

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イギリスの上流階級の人達が使う読者の方から頂いた「上流階級の人達が使う表現」についての質問に答えてみました!


Mair
Mair
皆さんこんにちは。今回の記事では「イギリス英語で上流階級の人が使う表現」に関する質問にお答えしてみたいと思います。


やはり、イギリス英語を勉強している方の中で最も人気のテーマと言えば「イギリス英語の発音・アクセント」に関するテーマだと思います。

今回頂いた質問のテーマは「イギリスの階級による言葉遣いの違い」に関するテーマになります。 それでは頂いた質問内容はこちらです。



読者の方の質問:


「初めまして。いつも記事を楽しく読ませて頂いております。

イギリス人のあるおじいさん(70代)から聞いた話ですが、彼がケンブリッジ大学に通っていた頃、やはり大学内の階層みたいなものがあったようで、上流階級の子女が友達を作る際に「Where were you schooled?」と尋ねることがあったそうです。

また、彼らが家で家族に「友達ができたよ」と話すと、家族は「Do we know him/her?」と子供に尋ねるとも聞きました。

つまり、上流階級は友人作りにもまずどの高校に通っていたかが重要で、さらに家族が知っているほどの家柄かどうかで付き合うべきかどうか決めると聞きました。

もう50年以上前の話だと思いますが、階級社会であるイギリスっぽい話だなと感じるとともに、随分と婉曲的な表現を使うんだなと思いました。

私が聞いた「上流階級の(嫌味な)婉曲表現」はこの二つだけでしたが、他にもposhな人達が使う婉曲表現はどのようなものがあるのか教えて頂きたいです。」



先ずはご質問ありがとうございます。そして、いつも当サイトを読んで頂きましてありがとうございます!

確かに読者の方がおっしゃっているようにイギリス社会は本当に「階級意識」が強いと思います。イギリスのメディアをみても何かと社会階級がテーマになるコンテンツは他の国よりも多いのではないかと思います。



イギリス人の社会階級に関する考え方と話し方


イギリス人の社会階級に関する考え方と話し方

私の経験では、どんな国であっても「階級意識」のようなものがあると思いますが、「イギリス人は特に社会階級を意識している」という考え方が正しいのではないかと思います。

そして、その証拠としてイギリス社会では様々なシーンで社会階級がテーマになります。また、私が現在住んでいる日本でも、過去に滞在していたアメリカであっても、ある程度説明できるような「社会階級」が存在していると思います。

しかし、イギリス人の場合、特に他の国の国民よりも「人の階級」を意識してそれを気にする国民性なんだと思います。しかし、何故イギリス人は他の国の人よりも社会階級を意識するのでしょうか?

それには様々な理由があると思いますが、イギリスでは「通った学校や人の話し方」などで直ぐに人の階級が分かります。私は以前に色々な記事で、イギリス人の階級による話し方の特徴というテーマに触れてきました。




イギリス上流階級の人達が考える社会階級について


イギリス上流階級の人達が考える社会階級について

人間という生き物は動物のように「同じ種類の動物と一緒に集まる」という傾向がありますね(笑)。ですから、読者の方がおっしゃるように、そのイギリス人の友達が言った通り、当時のケンブリッジ大学生が婉曲的な表現を使って「相手が自分のようにアッパークラスの人間なのかどうか?」という事を確認していたのだと思います。


そして、この「Where were you schooled?」(あなたはどこの学校を通いましたか?)という質問を通して、相手が「どの階級の学校に通ったのか?」という事を確認しています。

例えばそれが「イートン校」や「ハロー校」、「ウィンチェスターカレッジ」などと答えると、「私みたいなアッパークラスな人ですね!」という事が確認できます。

逆に、誰も聞いた事がない公立高校の名前が出ると「私たちと違うね!」という事が分かります(笑)。ちょっとくだらないですが、それは(当時の)イギリスのエリートな人の考え方でした。

Do we know him/her?」という質問は「相手の家族の名前を聞いている」という事だと思います。例えば、「貴族かどうか」、「有名な家族かどうか」、「同じ学校、大学の人かどうか」という情報を尋ねていると思います。

はっきり言うと、私はアッパークラスの人ではありませんのでそれ以外の「婉曲的表現」は分かりません(笑)。

私が通った大学には、多くの「ポッシュ」な人がいましたが、やはり、そういう人達は一緒に集まる傾向がありましたし、私は正直な話、あまり好きではなかったので(笑)、彼らとはあまり交流しなかったです(笑)。

「ポッシュ」な大学生は部活としては「ローイング部やラグビー部」を選びます。私は(女子)クリケット部に入っていました。確かにメンズのクリケット部には、多くのアッパーっぽい人がいましたが、飲み会以外はあまり交流しなかったですね。

私立学校から来ている大学生は殆どの場合一緒に集っていました。私は公立学校から、その大学にいったので、周りの殆どの友達も公立学校を卒業した人達でした。


そしてアッパークラスの人達の言葉使いの特徴としては「婉曲的表現」よりも「使うボキャブラリー」で、その階級が分かります。しかし、現代の大学生はそういった事をあまり気にしないと思います。

また、社会人になるとそういう言葉遣いが「階級のシンボル」になると思います。例えば、イギリスのキャサリン妃の家族は元々ミドルクラスなので、イギリスの王家と交流する際に言葉遣いを凄く気をつけているようです。

キャサリンの母親は元々スチュワーデス(客室乗務員(キャビンアテンダント)だったようです。彼女は「アッパークラス」として考えてもらえるようにボキャブラリーの使い方を変えたそうです。

例えばですが、「トイレ」という際に「toilet」ではなく「loo」や「lavatory」という言い方にしました。

そして「serviette」(お絞り、ナプキン)ではなく、「napkin」の方がアッパークラスっぽいです。


それでは以上になりますが、残念ながら、私はこれ以外の「婉曲的表現」を教える事が出来ませんが、そのイギリス人のお友達が言った通り、当時のイギリス人のアッパークラスの人達はそういう質問を通して相手が友達になれるかどうか確認する傾向があります。

お友達が70代であれば、ケンブリッジ大学に通ったのは60年代だったと思います。現在のイギリスは少しだけ違いますが、やはり時代が変わっても同じような人間が集まりますね^^


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