イギリス人の会話でよく耳にするkeenという単語
今回の記事ではイギリス英語でよく使われる『keenの意味と使い方』について紹介します。
keen = 「熱心な」、「鋭い」という意味になる。
以下のような表現でよく使われます。
a keen ○○ (熱心な○○)
be keen to ○○(○○をすることに熱心だ)
皆さんはこのkeenという形容詞の意味をご存知でしょうか。私が知る限りこの単語は中学校の英語授業では教えられてませんし、意味は知っていても使い方については、あまり知らないという方が多いのではないかと思います。
しかし、英語ネイティブは日常会話でよく使いますので、この単語について詳しく紹介したいなと思いました。それでは具体的にkeenってどういう意味の単語なのでしょうか。
keenの意味と使い方
keenは日常会話で使うと「熱心な・強烈な」という意味になります。例えば何かの趣味について話す際には『I’m a keen cyclist(私は熱心なサイクリストです)』といった文章などで使います。そして、be a keen ○○というパターンはよく使われます。
もう一つの使い方は「鋭い」という意味での使い方です。例えば、五感について話す際には『he has keen eyesight(彼は目が鋭い)』のような表現をする際に使えます。それでは実際の使い方を例文で確認してみましょう。
keenの使い方 例文
A: What kind of person is Mike?
(マイクはどんな人ですか。)
B: He likes sports. He’s a keen runner and he’s also a member of a futsal team.
(彼はスポーツが好きです。彼は熱心なランナーですし、フットサルチームのメンバーです。)
A: Did you see that bird swoop down and catch a mouse?! That’s amazing!
(あの鳥が急降下してネズミを捕まえるのを見ましたか?! すごいですね!)
B: Those birds have very keen eyesight. They can see small animals from very far away.
(あの鳥はとても鋭い視力を持っています。かなり遠くからでも小動物を見ることができますよ。)
A: Did you ask Mike to join the volunteering programme?
(マイクにボランティア プログラムに参加するように頼みましたか?)
B: Yes. He’s very keen to join, but he has another commitment on Sunday afternoons.
(はい。 彼は参加することにとても熱心ですが、日曜日の午後には別の約束があります。)
be keen onの意味と使い方
そして、『be keen on 名詞・○○ ing』という表現があります。これは「○○が好き・○○に興味がある」という意味になります。例えば、『I’m keen on cooking (私は料理に興味がある)、He’s keen on her (彼は彼女のことが好き)』といった表現でも使えます。
反対に『be not keen on ○○]という言い方は「○○にあまり興味がない・あまり好きじゃない」という意味を表現できます。例えば、『I’m not keen on Mike(私はマイクのことがあまり好きじゃない)。』という言い方などが可能です。
この表現をやわらかくしたり、強調したりするためには、keenの前に様々な副詞を入れて表現にバリエーションを持たせることができます。例えば、『be pretty keen (けっこう好き)、be too keen (熱心すぎ)、be fairly keen (まあまあ好き)、be not too keen (あまり好き・熱心じゃない)』といった言い方もあります。それでは実際の使い方を例文で見てみましょう。
be keen onの使い方 例文
A: What do you think about your new colleague?
(新しい同僚はどう思う?)
B: To be honest, I’m not too keen on him. He seems quite rude.
(正直に言うと、あまり好きじゃない。彼は結構失礼なようだ。)
A: You husband is very sporty. Are you keen on sports, too?
(ご主人はスポーツが大好きですね。あなたもスポーツに熱心ですか。)
B: I’m not too keen, to be honest.
(いや、正直にいうと、あまり興味がないんですよ。)
A: I think Mike wants to go out with you. He seems very keen on you.
(マイクはあなたと付き合いたいと思うよ。彼はあなたに興味がありそう。)
B: I have no interest in him whatsoever.
(私は彼に全く興味ない。)
まとめ:keenの意味と使い方
まとめると、keenという形容詞には二つの意味があり、「熱心な」、「鋭い」という意味になります。日常会話では「熱心だ」という使い方の方がよく使われます。そして、下記の文法パターンが最もよく使われます。
a keen ○○ (熱心な○○)
be keen to ○○(○○をすることに熱心だ)
be (not) keen on ○○ (○○が好き・○○に興味がある)
今回はこれで以上になります。イギリス英語に関する質問がある方は是非メッセージ宜しくお願い致します。