sausageの英語の言い方、banger等の口語も紹介
ソーセージはイギリス料理で使われる定番食品です。イギリスのスーパーに行けば、色々な種類のソーセージが陳列されています。一般的にイギリスで人気のあるソーセージのタイプは日本のソーセージと違います。
イギリスのソーセージはサイズ的にもっと太く、中身にはハーブやが練りこまれているタイプや、アップル等のフルーツが練りこまれているもの等。皮がソフトで食べやすいタイプ、長いとぐろを巻いたようなタイプなど。色々な種類があるので味や香りは様々です。
そこで今回の記事では「イギリス英語でソーセージは何?」というテーマを紹介しながら、イギリスのソーセージ料理についても少しお話してみたいと思います。それではソーセージってイギリス英語では何というのでしょうか。
sausageという言い方
当たり前ですが、ソーセージはイギリス英語でsausageになります。しかし、英語の発音と日本語の発音はだいぶ違います。イギリス英語だと「ソセィッジ」という発音に近いです。
この単語の由来は、元々ラテン語のsalsusという単語から来たそうです。ラテン語での意味は「塩をかけた」という意味です。ソーセージは保存食なので元々は肉に塩をかけて保存する食品です。
アメリカ英語ではwiener(発音:ウィーナー)という言い方が一般的ですが、イギリス人はこの単語はあまり使いません。例えば、ホットドッグで使うソーセージはイギリス英語で「hot dog sausage」という言い方になります。それでは、実際のイギリス人の言い方を例文でみてましょう。
sausageの使い方 例文
A: Shall we have hot dogs for lunch?
(ランチはホットドッグを食べようか。)
B: Ok. But we don’t have hot dog sausages – just normal ones.
(いいね。でもウィンナーがなくて普通のソーセージしかないよ。)
A: I’m going to the shops. Do you want anything?
(スーパーに行ってくるよ。なんかほしい?)
B: Can you get some pork sausages? I’m going to make sausage casserole.
(セーセージを買ってくれない? ソーセージキャセロールを作ろうと思った。)
※sausage casseroleは人気のあるイギリスの家庭料理です。ソーセージ、トマト、キドニー豆、野菜でできた料理です。
bangersという言い方
別の言い方として「bangers」という言い方もあります。bangersの名称の由来は遡る事、2次世界大戦の時代になります。
その当時は食料不足だったこともあり、ソーセージは安く手に入れる事が出来る食品でした。ソーセージの肉には沢山の水が入っていました。そのため、焼く時に皮が「バン!」と破裂してしまいます。その擬音語からbangerという名称になりました。
bangersは口語です。多くの人は会話ではsausageという言い方を使います。イギリス料理には「bangers and mash」という料理があります。この料理はソーセージとマッシュポテト、玉ねぎにグレイビーソースをかけたソールフードです。
家庭料理ですがイギリスのパブ料理でも定番です。ちなみにソウルフードというだけあって、高級料理ではありませんのでレストランで食べるものではありません(笑)。それでは実際のイギリス英語での使い方を例文で確認してみましょう。
bangersの使い方 例文
A: What shall we have for dinner tonight?
(今夜の夕食は何を食べようかな。)
B: Don’t make anything fancy. Something simple like bangers and mash is fine.
(複雑なものを作らないで。bangers and mashのようなシンプルなものでいいよ。)
A: Shall I cook tonight?
(今夜は、俺が夕食を作ろうか。)
B: Thanks. You’ll have to go to the shops, though. We’ve only got a couple of bangers in the fridge.
(ありがとう。スーパーに行かないと無理だけど。冷蔵庫にはソーセージが2本しかない。)
chipolataという言い方について
もう一つの言い方として「chipolata(発音:チポラータ)」という言い方もあります。これは主に小さく細いソーセージの種類です。この名前は元々イタリア語が由来になっているそうです。
クリスマス料理「pigs in blankets」にはchipolataが入っています。このpigs in blanketsという料理はベーコンをソーセージで巻きオーブンで焼いたシンプルな料理です。それでは実際のイギリス英語での使い方を例文でみてみましょう。
chipolataの使い方 例文
A: I want to make pigs in blankets for Christmas. What kind of sausages should I use?
(クリスマスにpigs in blanketsを作りたい。どんなソーセージを使えばいい?)
B: You need to use chipolatas for that. They are small and thin.
(Chipolataというソーセージを使うよ。小さく細いソーセージです。)
A: If you are making food for a party, you should put out some chipolatas and dips.
(パーティーフードを作るなら、小さいソーセージとディップを出した方がいいよ。)
B: Good idea. I’ll cook them now.
(それはいいね。今からソーセージを焼くよ。)
他のソーセージの言い方・ソーセージの種類
イギリスのパブメニューを見ると「cumberland sausage」という表現をみる事があると思います。これはイングランド北部の名物ソーセージです。
このソーセージはサイズが大きく、長さも長く、とぐろを巻いたコイルのような形状のソーセージです。想像しただけでも凄まじいサイズでしょう(笑)。お皿に乗せると少しグロテスクな感じにみえるかもしれません(笑)。しかし、見た目と違って食べると美味しいソーセージです。
black puddingもソーセージの一種です。これは豚の血を使ってつくる黒いソーセージです。これは伝統的にイギリスの朝食で食べていたものです。似たものとして「white pudding」というソーセージもあります。
スコットランドの伝統的なソーセージとして「lorne sausage」というものがあります。これは一般のソーセージとは異なる形状です。形は四角くて、平べったいソーセージです。これも見た目が不思議な食べ物です。
まとめ:イギリス英語のソーセージの言い方
一般的にイギリス人は、ソーセージ(日本語)という際「sausage」という単語を使いますが、口語やスラングにおいては「bangers」と言います。イギリスには色々な種類のソーセージがあり、名前も味も形状も異なります。まずは今回の「sausage」と口語・スラングの「bangers」を知っておけばOKです。