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イギリスとアメリカ英語のボキャブラリーの違い:電車・鉄道関係ボキャブラリー(パート2)
前回の記事ではイギリスとアメリカ英語の電車に関するボキャブラリーの違いについて話しました。今日はその記事の続きを紹介したいと思います。
前の記事:「電車・鉄道関係に関するイギリス英語とアメリカ英語のボキャブラリーの違い(パート1)」
今回の記事では電車関係のボキャブラリーを中心に紹介していますが、これ以外にも電車・鉄道関係のボキャブラリーに基づいている「イギリス英語のスラング」もあります。
例えば、「trainspotter」というスラングがあります。この単語を日本語にすると「電車オタク」という意味になります。しかし今現在のイギリス英語で「trainspotter」という単語は「電車オタク」という意味以外にも、ただ単に「オタク」という意味でも使われています。
このスラングは殆どの場合、男性に対して使われ、主に細かい趣味に夢中になっている人に対して使います。このスラングはアメリカ英語では使われていないと思います。アメリカ英語では代わりに「geek」や「nerd」という単語を使います。
もう一つの電車・鉄道関係に関係あるスラングは「anorak」という単語です。これは「trainspotter」(オタク)と同じ意味で使われています。
「Anorak」というのは「パーカ」というコートの種類です。このコートは主に「電車オタク」がよく着るコート(ファッション)という事から、1980年代頃から「anorak」という単語は「オタク」という意味として使われています。
例えば、「Joe is such an anorak」(ジョーは凄いオタクです)といった感じで使います。「Anorak」と呼ばれる人はやはり男性で、一つの分野に凄く深い知識がある人の事を指す言葉です。アメリカ英語ではやっぱり「geek」という意味になると思います。
では、電車・鉄道関係のボキャブラリーパート2の続きを紹介していきます。

参考記事:
- 「Mind the gap」の意味と「Mind」の様々な意味と使い方・例文の紹介
- イギリス人が使う時間の表現とアメリカ人が使う時間の表現の違いについて紹介
- 同じ単語なのに異なるニュアンスで使われているイギリス英語とアメリカ英語の単語について
電車・鉄道関係のイギリス英語とアメリカ英語のボキャブラリーの違い: 1. Railway station
イギリス英語: Railway station
アメリカ英語: Train station
日本語: 駅
イギリスでは「railway station」という正式な名前が使われています。例えば、イギリスの道路標識や地図を見ると「railway station」という表現が使われています。しかし最近の若者は会話をする際に「train station」という元々のアメリカ英語のフレーズも使いますので、いつの間にか将来は「railway station」というフレーズがなくなるかもしれません・・・。
例文:
イギリス英語: Where is the railway station?
日本語: 駅は何処にありますか?
電車・鉄道関係のイギリス英語とアメリカ英語のボキャブラリーの違い: 2. alight
イギリス英語: alight
アメリカ英語: disembark, get off, exit
日本語: 電車から降りる・下車する
「alight」という動詞はイギリスで電車に乗っている際にアナウンスでよく耳にする単語です。少し正式な単語なので日常会話で使う事は滅多にありませんが、駅や電車では絶対に聞くと思います。アメリカの電車では、違う単語が使われています。
例文:
イギリス英語: Please alight from the train at the next station.
日本語: 次の駅で降りてください。
電車・鉄道関係のイギリス英語とアメリカ英語のボキャブラリーの違い: 3. Timetable
イギリス英語: timetable
アメリカ英語: schedule
日本語: 時刻表・時間割
例文:
イギリス英語: Can I have a timetable, please?
日本語: 電車の時刻表をもらえますか?
電車・鉄道関係のイギリス英語とアメリカ英語のボキャブラリーの違い: 4. Platform
イギリス英語: platform
アメリカ英語: track
日本語: ホーム・線
例文:
例文:
イギリス英語: The train to Edinburgh will depart from platform 4.
日本語: エジンバラ行きの電車は4番線から出発いたします。
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