英語風外来語と和製英語!?イギリス英語特有のボキャブラリーのニュアンス、使い方を例文で紹介します!
私のような日本語学習者にとっては、外来語と和製英語は半分役に立ち、半分めんどくさいと思う時があります(笑)。
日本語の日常会話では、多くの英語風外来語と和製英語が使われていますが、単語によって日本語と英語の意味は全く異なります。
例えば、「トレーナー」という日本語が良い例だと思います。この間、私の友達は「トレーナー」の話をしていましたが、私は一瞬「靴の話」をしているんだと思っていましたが、やはりよく聞いていると、日本語の「トレーナー」は靴ではなく、スポーツ用の上着ような服みたいですね。

おすすめ記事:
- イギリス人が発音出来ない単語・イギリス人が発音を間違える単語について
- イギリス英語でも使われている日本語の単語:「カラオケ」,「大君」,「神風」,「サツマ」,「津波」の使われ方
- アラブ語から来たイギリス英語の単語パート1:「arsenal」,「aubergine」,「bint」,「candy」,「jumper」の使い方と例文紹介
同じ英語圏の国であっても「トレーナー」、「スニーカー」の言い方は違う
英語で、「トレーナー」は「sweatshirt」になります。私が「靴の話」だと思った理由は、イギリス英語で「trainers」は「スニーカー」という意味になります。
日本語の「スニーカー」はアメリカ英語の「sneakers」から来たと思います。イギリスでは「sneakers」という単語は通じますが、誰もこういった言い方はしません。
ところで、英語圏の国によって、「スニーカー」の言い方は異なります。
- イギリス: trainers, training shoes
- アメリカ: sneakers, kicks, tennis shoes
- カナダ: sneakers, running shoes, runners
- オーストラリア: runners, sneakers, running shoes
- アイルランド: runners
私のおじいちゃんはスコットランド生まれなのですが、確か「sandshoes」という言い方をしていたような気がします。しかし、彼は1913年に生まれているので、おそらく古い言い方を使っていたでしょう(笑)。
ところで、日本の学生が学校で穿いている白い上履き!?は英語では何と言うでしょうか?
これはイギリス英語で「plimsolls」と言います。私もイギリスの小学校の頃「plimsolls」を穿いていました。しかし、体育の時間しか穿かなかった気がします。
日本のバージョンは殆ど白いと思いますが、私が穿いていた、plimsollsは黒かったです。
もう一つ私を困らせる和製英語は「ジャンパー」という単語です。日本語の「ジャンパー」は「上着」という意味になると思いますが、イギリス英語の「jumper」は「セーター」という意味になります。
アメリカ英語の「jumper」の言い方はまた違います。アメリカ英語で「jumper」は「エプロンのような女の子の洋服」(イギリス英語: pinafore)になります。
ところで、「セーター」という単語は英語では色々な言い方があります。
- イギリス: jumper, pullover(少し古い言い方), sweater, jersey (主にスポーツ用)
- アメリカ英語: sweater, pullover (少し古い言い方)
- 南アフリカ: jersey
日本語でも「ジャージー」(jerseyという英語から来た?)という単語が使われていますが、日本語の「ジャージー」はイギリス英語の「tracksuit」になると思います。
「tracksuit」の上着の方は「tracksuit top」といい、下のズボンの方は「tracksuit bottoms」や「jogging bottoms」と言います。
皆さんは「Jersey」(ジャージー)という単語のルーツはご存知ですか?実は「Jersey」とは、イギリスとフランスの間にある島なんです。
この島は大昔、漁師用のニットセーターで有名だったそうです。時が経って、「jersey」という単語は”漁師が着る独特のセーター”を指す単語として、「セーター」という意味になりました。
イギリス英語では、「jersey」はセーターだけではなく、サッカーやラグビーのユニフォーム(上着の方)という意味もあります。多分、日本語の「ジャージー」はこの英語から来たんだと思います。
しかし複雑ですね^^
では、例文でイギリス英語の言い方を紹介します。
例文:
I bought a really cool pair of trainers yesterday.
(私は昨日とてもかっこいいスニーカーを買った。)
It’s cold so bring a jumper.
(寒いのでセーターを持ってきてね。)
Our PE teacher never wears a suit. He is always in a tracksuit.
(私たちの体育の先生は決してスーツを着ない。彼はいつもジャージーを着ている。)
Shinji Okazaki wears the number 20 jersey for Leicester.
(岡崎真司はレスターの20番のユニフォームを着ています。)
以上、今回は日本語の「トレーナー」、「スニーカー」の英語の言い方と和製英語と英語の関係について書いてみました^^
スポンサーリンク
ブリティッシュイングリッシュマスターは本サイトの運営者である私が完全監修・制作したイギリス英語を習得する為の専門教材です。音声のレコーディングから、本文の制作・編集も私が手作りしているので、イギリス人としての英語のニュアンスも完璧です。ネイティブのイギリス人が使う自然なフレーズや、アメリカ英語との違いを中心にイギリス英語の文法、発音、スペルについてもアメリカ英語と比較しながら詳しく紹介しています。
教材内では、イギリスのカルチャーも紹介していますので、イギリス英語以外にも、イギリスのカルチャーに興味がある方にも是非読んでもらいたい内容です。RPアクセントの音声も付属しているので、通勤中の電車中や空いた時間を使ってこの音声教材でいつでもイギリス英語の発音が勉強出来ます。

スポンサーリンク
イギリス英語に特化したイディオム教本
ブリティッシュイングリッシュイディオムマスターはイギリス英語のイディオムを学習する為の専門教材です。本教材ではイギリス英語特有のイディオム表現や諺、その他にもマニアックなイギリス英語のイディオムを紹介している日本でも珍しいイギリス英語専門の辞書教材です。
イギリス人の日常会話やイギリスの映画、テレビドラマ、新聞、小説等に使われているイディオムをコツコツと集め、イディオムの歴史やルーツを調べて日本人のイギリス英語学習者の為に分かりやすく解説しています。
1つのイディオムにつき2つの例文を掲載しているので、イディオムの使い方やニュアンスもしっかりと学習できます。この教材もmp3の音声が付属しているので、場所を選ばす空いた時間を有効に利用していつでもイギリス英語のイディオムが勉強出来る教材です。
