アメリカの子供はPeppa Pigの影響でイギリス英語を話している?

アメリカ人の子供は「Peppa Pig」の影響でイギリス英語を話している
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イギリスのアニメ「ペッパピッグ」の影響でアメリカ人の子供はイギリス英語を話すようになった?

私は今週末、アメリカ人の友達と久しぶりに会話をしていました。彼女は最近まで日本に住んでいましたが、去年の秋くらいに娘と一緒にアメリカに戻りました。

その子は現在2歳半になる女の子なのですが、彼女は最近になってイギリスのアニメ Peppa Pig(ペッパピッグ)に夢中になっているうようです。その友達によると、ペッパピッグをみたことによる影響によって、その子はイギリス英語の発音で英語を話し始めたそうです(笑)。

当然ですが、その子はアメリカ人なので、普段は当然のことアメリカ英語で会話しています。例えば、アメリカ英語の「TOMATO」の発音は「トメイト」といった発音になりますが、その子はペッパピッグの影響でイギリス英語の「トマート」という発音を使っているようです^^

そして「庭」の話をする時、アメリカ英語の「ヤード」ではなく、イギリス英語の「ガーデン」という単語を使うそうです。

そのアメリカ人の友達はイギリス英語の発音とボキャブラリーは「可愛い」と思っているので、娘の発音と言葉遣いを直そうとは思っていないそうです(笑)。

私は「Peppa Pig」と「イギリス英語」というキーワードを使ってグーグルで検索してみた所、やはり、他のアメリカ人のママも同じ事を言っています。

つまり、Peppa Pigを観ると、「アメリカ人の子供にイギリス英語が移る」という現象があります^^。そして、これらのママたちはそれについて別に心配していないようです。

何故なら一般的には、「イギリス英語の発音は可愛い」と思っているママは多いです。実は私はこれを読んで少しびっくりしています。

もし、逆にイギリス人の子供がアメリカ英語で話し始めたら、イギリス人のママは少し怒ると思います(笑)。これはちょっと変な意見ですが、イギリスでは、アメリカ英語はまだ少し「だらしない」や「正しくない」というイメージが残っていると思います。(私はそう思っていませんが!)

とにかく、私の友達はPeppa Pigを観て多くのイギリス英語とアメリカ英語のボキャブラリーの違いに気づいて、私に教えてくれました。

彼女は「これをブリティッシュ英語の記事にアップしたら?」と言っていましたので、今回の記事では「Peppa Pigで観る事が出来るイギリス英語とアメリカ英語のボキャブラリーの違い」について紹介していきたいと思います。

何かの競争の際に使う掛け声の違い

日本語でも何かの競争やコンテストの前に「レディーゴー!」という表現・掛け声を使うと思います。この表現はイギリス英語では「ready, steady, go!」と言います。

一方この表現はアメリカ英語で「ready, set, go!」と言います。場合によっては、イギリス人もアメリカ人も「ready, go!」という場合もあります。

競争の掛け声 例文

イギリス英語: Let’s have a race. Ready, steady, go!
アメリカ英語: Let’s have a race. Ready, set, go!
日本語訳: 競争しましょう。レディーゴー!

親子の会話でよく使う「よく見つけたね」という際の表現の違い

子供が何かの珍しい物、とても小さい物を見つけた時には「よく見つけたね!」というを言うと思います。そういった表現をイギリス英語では「Well spotted!」と言います。

アメリカ英語ではそのような表現を言いません。しかし、私のアメリカ人の友達によると同じような意味で「Good eye!」という表現を使うそうです。

イギリス英語では「spot」という動詞は「見つける」、「見る」という意味になります。「Trainspotter」(電車オタク)というイギリス英語の単語はこの動詞から出来ました。

よく見つけたね 例文

イギリス英語: Have you found an ant? Well spotted! They’re very small, aren’t they.
アメリカ英語: Did you find an ant? Good eye! They’re very small, aren’t they!
日本語訳: アリさんを見つけたの?よく見つけたね!アリさんは小さいからね!

手に負えない子供・悪いガキという際の表現の違い

イギリス英語では「迷惑をかける子供」や「人をいらいらさせる子供」という際の「pest」という言い方をよく使います。

私はこの表現に似たアメリカ英語が分からなかったので、アメリカ人の友達に聞きました。彼女によると「brat」という単語を使うそうです。

しかし、イギリス人も時々「brat」という単語を使いますので、アメリカ英語だけに限った単語ではありません。

迷惑をかける子供という表現 例文:

イギリス英語: Tom is being a real pest today.
アメリカ英語: Tom is being a real brat today.
日本語: トムは今日、本当に手に負えない子だね。

皆さん、Peppa Pigを見てイギリス英語特有の単語を探してみましょう。Can you spot any? (笑)

アメリカ人の子供は「Peppa Pig」の影響でイギリス英語を話している

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