英語で掃除機はhoover? それとも Vacuum cleaner? のどっち?
今回はイギリスに語学留学・ホームステイした際に使える英単語と言い方の例文を紹介していきたいと思います。
特にホームステイ先では、ホストファミリーと必然的に会話する機会が多いと思うんです。
その際に多くのイギリス英語の名詞を知っておくと会話において便利だと思いますし、簡単なコミュニケーションと取る為のフレーズ、自分の意思を相手にはっきりと表現する為のフレーズも合わせて覚えておきたいところですね^^
英語圏では、物(機械、電気製品、文房具等)のブランド名が一般の単語になる場合がとても多いです。
例えば、アメリカ人が使う「band aid」(バンドエイド)という単語は、元々絆創膏(ばんそうこう)のブランド名ですが、そのブランド名は現在、絆創膏という物を表す際の名前になってしまいました。
同じくイギリス英語でも、このような現象があります。例えば、糊付きのテープは「セロテープ」と呼ばれています。これは、元々テープの種類のブランド名でしたが、現在ではどのテープであっても「セロテープ」と呼ばれるようになりました。
今日紹介したい単語は「hoover」という単語です。
イギリス人は、掃除機の事を「hoover」と呼んでいます。これも、元々ブランド名でしたが、現在はどの掃除機であっても「hoover」と呼びます。それに名詞として使われているだけではなく、動詞にもなりました!
イギリス英語では「掃除機をかける」=「hoover」という意味になっています。
そして、イディオム的に使われる事も多いです。例えば「吸い込む」という動詞は「hoover」や「hoover up~」になりました。
私の母親はダイソンの掃除機を持っていますが、まだ「hoover」と読んでいます!(笑)。正しく「vacuum cleaner」と呼んだ方がいいんですが・・・・(ちなみにアメリカ人は、掃除機の事を vacuum cleanerと言います)
しかし言語って素晴らしいですね。日々刻々と動物のように進化していく事が素晴らしい事だと思ってしまいますね^^
では、以下に「hoover」を使った例文を紹介していきたいと思います。
イギリス英語の名詞 hooverを使った例文紹介
I bought a new hoover yesterday.
(私は昨日新しい掃除機を買いました。)
Our hoover is broken.
(うちの掃除機は壊れています。)
イギリス英語の動詞のhoover(掃除機をかける)を使った例文紹介
I hoover the house every day.
(私は毎日掃除機をかけます。)
I hoovered the living room floor yesterday but it’s already covered in dust!
(私は昨日リビングルームの床に掃除機をかけましたが、もう既に埃だらけです!)
イギリス英語の動詞のhoover(吸い込む)を使った例文紹介
The dog must have been hungry. He hoovered up his dinner!
(犬はお腹が空いてたんでしょうね。餌をモグモグと食べていました!)
※ この場合、「犬が餌を吸い込んだ」ように、”早く餌を食べた”というイディオム的な使い方をしています。
Bob likes reading. He hoovers up information.
(ボブは読書が好きです。彼は(本から)多くの情報を集めます。)
※ この例文で使われている「hoover up」は ”多くの情報を集める”という意味になります。
「掃除機のように沢山の情報を吸い込む」というイメージですね。^^
「hoover」という名詞・動詞は、主にイギリス英語で使われていますが、カナダ、オーストラリア、アイルランド、ニュージーランドでも使われています。アメリカ英語でこの使い方は、あまりしませんね。しかし文脈で通じると思います。