イギリスの地方によってパンやサンドの言い方は違う
今回の記事は、イギリス英語においての「パン」の話をしていきたいと思います。イギリス人にとってパンは毎日食べる主食とも呼べる食べ物です。
殆どの人は毎日のランチでサンドイッチを食べています。しかし、面白い事に地方によってパンの呼び方は違います。例えば「食パン」や「丸パン」の言い方は全然違います。
この為、イギリスの「Craft Bakers Association」という組織はとても役に立つ地図を作ってくれました。この地図には様々な地方の「丸パン」の言い方が紹介されています。
もしイギリスのパン屋さんに行ったら、ローカルの言い方を使ってみましょう!パン屋さんは喜ぶと思いますよ^^
イギリス英語でも地方によってパンの名前は異なる!?
私の地元はロンドンの少し上にあって、この地図によると「morning roll」か「batch」というそうです。しかし、私は丸パンを「roll」と呼びます。
私は大学の頃にYork(ヨーク)という街に住んでいました。あの頃はよく「bap」という言い方を聞きたような気がします。
「bap」にベーコンやソーセージを入れると「○○ butty」という呼び方(食べ物)になります。ベーコンサンドは「bacon butty」になり、ソーセージサンドは「sausage butty」になります。
私の(ヨークの)職場では毎週の金曜日にサンドイッチを売る人が来ていました。彼は「butty man」と呼ばれていました(笑)。私が働いていた会社の受付の女性は強い訛りで「Butty man’s here! Anyone want owt?」とよく聞いていました。
※「owt」はヨークシャーの訛りで「anything」(=何か)という意味になります。「nowt」は「nothing(何も~ない)」という意味になります。
私は日本に来る前にスコットランドにも住んでいました。あの時は丸パンを「roll」ではなく「bap」でもなく、「bridie」とみんな呼んでいました。
では、以下に「丸パン」の様々な言い方と発音(あえてカタカナ表記でわかりやすくしています)の一覧ガイドを紹介していきます。
丸パンの色々な言い方と発音の一覧
- cob (コッブ)
- morning roll (モーニング・ロール)
- bap (バプ)
- buttery (バタリー)
- bridie (ブライディー)
- rowie (ローウィー)
- stotty (ストッティ)
- bread-cake (ブレッド・ケーク)
- tea-cake (ティー・ケーク)
- scuffler (スカフラー)
- barm cake (バーム・ケーク)
- batch (バッチ)
- vienna (ヴィエナ)
- lardy cake (ラーディー・ケーク)
- oggie (オギー)