“suppose so”、”be supposed to”の意味と使い方を解説
今回も嬉しい事に読者の方から英語に関する質問を頂きました! 最近あまり質問が来ていなかったのですが、今週になって沢山のメールが来てとても嬉しいです^^
読者の方から頂いた質問は「suppose」という単語の意味と使い方、そして「イギリス英語とアメリカ英語の使い方の違い」に関する質問になります。
それでは、頂いた質問内容はこちら:
読者の方の質問:
検索をしていたら、be supposed to でする予定だという使い方が出ていました(アメリカのドラマで出てくるそうです)。
私はダウントンアビーやブラウン神父、モース、フォイルといったミステリー番組を見ますが、”・・・, I suppose.”と言う言い方は出てきたように思いますが、する予定があるという使い方で出てきた印象がありません。
1.supposeの使い方は? 2.イギリス人はどんな時にどんな感覚で使うか? 3.イギリスとアメリカで使い方が違うのか? を教えていただけませんか。
まずはご質問ありがとうございました!! そして、いつも当サイトを読んで頂きましてありがとうございます^^
それでは、「suppose」という単語のそれぞれの意味を例文を交えて出来るだけ詳しく解説してみたいと思います!!
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「予想されること」の「be supposed to」
「be supposed to」という表現は「予定」や「予想される事」を表す表現です。
つまり、「~する事になっている」や「~する予定」、「~するべき」という意味になる表現です。これはイギリス英語でもアメリカ英語でも使われている表現です。
それでは、実際の使い方を例文でみてみましょう!
You were supposed to arrive at 9am!
(あなたは朝の9時に着くはずだったのに!)
What am I supposed to do?
(私は何をすればいい?)
The train was supposed to depart at 10 o’clock.
(電車は10時に出発する予定でしたが。)
What time is Jim supposed to arrive?
(ジムさんは何時に来る予定ですか?)
A:What did Mike wear to the fancy dress party?
(マイクはコスプレパーティーで何を着ましたか?)
B:He wore a black bin liner and a wig.
(彼は黒いゴミ袋を着て、かつらをかぶった。)
A:What was he supposed to be?
(彼何になるつもりだったの?)
B:I have no idea!
(全くわからない!)
“I suppose ~”という表現について
「I suppose」は「~だろう」や「~だよね」という意味になります。イギリス人はこの表現をよく使いますが、「アメリカ英語で使われていない」というわけではありません。
単純に「使用頻度の違い」だけだと思います。アメリカ人は主に「I guess」という表現をよく使います。
I suppose you’ll be going to the match on Saturday?
(あなたは土曜日に試合を見に行くよね?)
It’s her son’s birthday tomorrow so I suppose she’s busy.
(明日は彼女の息子さんの誕生日だから忙しいだろう。)
The baby is crying again. I suppose he’s hungry.
(赤ちゃんはまた泣いている。彼はお腹が空いただろう。)
A:How is John?
(ジョンは元気かな?)
B:He’s all right, I suppose. I haven’t seen him for a couple of months.
(元気だと思うよ。でも、数か月会ってないよ。)
子:What time is mum coming home?
(お母さんは何時に帰ってくるの?)
父:She’ll be back at about 6, I suppose. That’s the time she came home yesterday.
(6時には帰ってくると思う。 昨日もその時間に帰ってきたよ。)
supposeを使った否定の例文
「don’t suppose」という否定形もよく使われます。例えば「何かをカジュアルに頼む」という際に使うような表現です。
I don’t suppose you’ve got a pen I could borrow, have you?
(ペンを貸してくれるかな?)
I don’t suppose you could lend me a fiver?
(5ポンドを貸してくれないかな?)
It’s getting late. I don’t suppose he’ll come now.
(遅くなったね。彼は来ないだろうね。)
“I suppose so”という表現の意味とイギリス英語の使い方
この「I suppose so」という表現は”イギリス英語の日常会話”でよく使われています。簡単に説明すると「そうだろう」という意味の表現になります。
しかし、文脈によっては「~してもいいよ」、「まぁいいか」という意味にもなります。場合によって、相手を「疑っている」という気持ちを表す表現です。
I suppose soの代わりに、アメリカ英語では「I guess so」という言い方をよく使います。
A:Could you lend me a tenner?
(10ポンドを貸してくれる?)
B:I suppose so. Just make sure you pay me back as soon as you can.
(いいけど。出来るだけ早く返してね。) ※この”suppose so”の使い方は「あまりお金を貸したくないけど仕方ない」という気持ちを表します。
A:Are you coming to the party on Saturday?
(土曜日のパーティーに行く?)
B:I suppose so. I can’t really be bothered though.
(行くかもしれないけど、あまり乗り気じゃない。) ※このsuppose soは「やる気がない」や「あまり乗り気ではない」というニュアンスを与えます。
A:What do you think about her dress? It’s beautiful, isn’t it!
(彼女のドレスはどう思う? とても美しいよね!)
B:I suppose so. If you like that sort of style.
(そうかな。そんなファッションが好きだったらね。) ※この「suppose so」は「好きではない」という気持ちを遠まわしに表現しています。
以上、今回は「suppose/supposed」の様々な意味と使い方を紹介してみました。他にもイギリス英語でよく使われる表現で知りたい英語があれば是非ご連絡くださいね^^