shotgun wedding、meme、gremlin、Oxbridge、pedestrian、pandemoniumの意味とは?

有名な作家が作ったイギリス英語の新語
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有名な作家達が作ったイギリス英語の新語が作った新語紹介

前回紹介した記事では、英語圏の国で有名な作家達が作った新語について紹介しました。これらの単語は、現在でも英語圏の国の日常英会話で使われている単語なので、英語学習者にとっては勉強すべきポイントですし、会話においても役に立つ単語です。

今日は先週の記事の続きです。今回紹介する単語はこの本に掲載されているので、興味を持っている方は買ってみてもよいと思います。前回紹介した記事「シェイクスピア等の有名な作家が作った新語

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gremlinの意味と使い方

gremlinとは「飛行機、車等の機械に不可解な故障を起こすという目に見えない子悪魔」という意味の言葉です。この単語は元々イギリスの空軍で使われていた単語でした。飛行機に故障があった際に、空軍のエンジニアは「エンジンにグレムリンがいるよ」と言ったようです。

「gremlin」は元々空軍のスラングとして使われていたので、一般の人達は知りませんでした。しかし、1943年にロアルド・ダールというイギリス人の作家は「The Gremlins」という子供向けの小説を書いた事がきっかけとなり、一般の人に「gremlin」という単語が紹介されました。

gremlinの使い方 例文:

My computer isn’t working but I don’t know why. I think there’s a gremlin in the hard drive.
(私のパソコンは動いていないが原因が分からない。ハードドライブの中に見えない問題があると思う。)

memeの意味と使い方

この単語memeとは「(インターネットミーム:人間を媒体として増殖する思想的因子)」という意味です。新聞やインターネットの記事でよく使われています。実はこの単語はイギリスのリチャード・ドーキンズという有名な生物学者によって作られた単語です。この単語は1976年に出版された「利己的遺伝子」という本の中ではじめて紹介されました。

memeの使い方 例文:

The word “meme” was coined by Richard Dawkins in 1976.
(Memeという単語は1976年にリチャード・ドーキンズに作られました。)

Oxbridgeの意味と使い方

この「Oxbridge」という単語はオックスフォードとケンブリッジという二つのエリート大学という意味です。よく新聞などのメディアで使われます。オックスフォード大学とケンブリッジ大学は、イギリスの中で最も知的レベルの高いエリート大学です。

この大学の卒業者の中には多くの有名人が多いです。例えばイギリスの政治家や、芸能人、ジャーナリストはオックスフォード大学かケンブリッジ大学を卒業しています。この単語はウィリアム・メイクピース・サッカレーという有名なイギリス人作家が初めて作りました。

Oxbridgeの使い方 例文:

Most of the current UK government ministers are Oxbridge graduates.
(現在のイギリスの大臣は大部分がオックスフォードやケンブリッジの卒業者です。)

pandemoniumの意味と使い方

この単語は「大混乱」という意味になります。新聞の見出し等でよく使われます。日常会話でもよく使われています。ジョン・ミルトというイギリス人の詩人によって作られた単語です。

pandemonium 例文:

The New Year sales started today and the shops were pandemonium.
(今日は新年のバーゲンセールが始まり、店は大混乱でした。)

pedestrianの意味と使い方

この単語は「歩行者」という意味になります。イギリスの道路の標識でよく使われる単語です。Pedestrianという単語は、1791年にウィリアム・ワーズワースというイギリス人の詩人によって作られました。

pedestrian 例文:

There is a pedestrian crossing in front of my house.
(私の家の前には横断歩道があります。)

※イギリス英語で「横断歩道」は「pedestrian crossing」になりますが、アメリカ英語では「crosswalk」になります。

shotgun weddingの意味と使い方

この表現は「出来ちゃった結婚」という意味になります。エルマー・ガントリーというアメリカ人の作家によってはじめて作られた単語です。そしてイギリス英語でも使われている単語です。

「shotgun」は「散弾銃」という意味になり「wedding」は「結婚式」という意味になります。このフレーズは面白いイメージを連想させます。

「赤ちゃんが出来ちゃった女の子の父親は相手の男性に向かって散弾銃を突きつけている」といったイメージです。つまり「私の娘と結婚しないと撃つよ!」というイメージから出来た表現です。何となく想像できる面白い表現だと思います。

shotgun wedding 例文:

Tom and Jane have only known each other for three months but they’re are already getting married. It must be a shotgun wedding.
(トムとジェーンは3ヶ月しか付き合ってないのにもう結婚するって。出来ちゃった結婚だろうね。)

有名な作家が作ったイギリス英語の新語

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