イギリス映画・テレビドラマでよく使われる「arse」(お尻)関係のスラングとイディオムの使い方紹介(パート1)
イギリスの映画やテレビドラマを観ていると、今までに聞いた事がないような多くのスラング、罵り言葉が出てくる事があると思います。イギリス人が話すような英語をマスターしたいと思っている方は是非、アクセントや発音と同時に、スラングも覚えて欲しいところです(笑)。
そこで今回もイギリス英語特有のスラング(罵りの言葉)を紹介していきたいと思います。今日は「arse」というちょっと下品な単語をクローズアップしてみたいと思います。
Arseという単語はイギリス、オーストラリア、ニュージーランド、アイルランド、南アフリカで使われているスラングです。アメリカとカナダでは「ass」という単語を使います。
arse又はassは簡単に言うと「お尻」や「けつ」という意味になります。「arse」という単語が含まれて表現やイディオムは数多くありますので知っておくと意外と役に立つ単語です(笑)。
そのような事もあり、今回はイギリス英語のスラング・罵りの言葉として「arse」(お尻)に関係するスラングとイディオムを紹介していきたいと思います。
Arseの意味と使い方
Arse (お尻)
この単語は少し下品な言い方なので使う際には気をつけた方がいいと思います。もう少し丁寧な言い方をしたい場合は「bottom」や「bum」という単語を使います。しかし友達と話す際には「arse」と言っても大丈夫だと思います^^
Arseの使い方 例文:
イギリス英語: My arse is so big that I can’t fit into these trousers.
日本語: 私のお尻は大きすぎてこのズボンに入らない。
Arseholeの意味と使い方
Arsehole (けつの穴・いやなやつ)
この単語はとても下品なので人に対して使うと・・喧嘩になる可能性が高いです!
Arseholeの使い方 例文:
イギリス英語: My boss is a complete arsehole.
日本語: 私の仕事の上司はとても嫌な奴だよ。
to arse around/about
to arse around/about (ふざける・サボる・時間を無駄にする)
この少し下品な句動詞は日常会話でよく使われています。前の記事で紹介した「piss around/about」と同じ意味で使い方も同じです。
to arse around/aboutの使い方 例文:
イギリス英語: Stop pissing about and get on with your work.
日本語: ふざけないで、遊ばずに仕事をやり続けろよ。
can’t be arsedの意味と使い方
can’t be arsed (やる気がない)
このスラング表現は日常会話でよく出てきます。少し下品な言い方なので、友達や仲の良い間柄の人との会話ではOKですが、それ以外では使わない方がいいでしょう。もう少し綺麗な表現をしたいのであれば「can’t be bothered」という言い方になります。
can’t be arsedの使い方 例文:
イギリス英語: I can’t be arsed to cook tonight. Let’s eat out.
日本語: 私は今日、料理を作る気がないよ。外食しよう。
to arse (something) upの意味と使い方
to arse (something) up (大失敗をする事)
このスラングのもう少し綺麗なバージョンは「to mess (something) up」という表現になります。そして、イギリス英語では「to cock (something) up」というもう一つ別の言い方があります。
to arse (something) upの使い方 例文:
イギリス英語: I was trying to make a cake but I arsed it up.
日本語: 私はケーキを作ろうとしてたけど、失敗しちゃった。
「Arse」関係のスラングとイディオムはこれ以外にも数多くありますので、次の記事でさらに詳しく紹介していきたいと思います。