ウィリアム王子とキャサリン妃のロイヤルベビーについて世界のリアクション
ウィリアム王子とキャサリン妃のロイヤルベビー生まれてしばらくたちました。この子供は将来、イギリスの王様になりますので、世界でもかなり大きいニュースになりましたね。ロイヤルベビーの名前はジョージ・アレクサンダー・ルイという名前で王様になる際には「ジョージⅦ世」と呼ばれます。
ただ、エリザベス女王はまだ丈夫ですし、チャールズ王子も待っていますしウィリアム王子がその後、王様になりますので、ジョージ・アレクサンダー・ルイが王様になるまでに50年間は待たなければならないでしょうね・・・(笑)
また先日ジョージ王子は洗礼式を行いました。いつもはバッキンガムパレスで洗礼式を行う事が一般的ですが、今回はウィリアム王子がダイアナ妃との思い出深い場所のセントジェームズで行いました。
そこで今回の記事では「ローヤル・ベビー」というテーマを通して、色々な英語のフレーズを紹介してみたいと思います。
先ずはウィリアム王子とキャサリン妃のインタビューから始めましょう。
ウィリアム王子とキャサリン妃のインタビュー動画
・動画再生中 1:18の箇所
インタビューアーの質問が聞こえませんが、ウィリアム王子のコメントは:
He’s got a good pair of lungs on him, that’s for sure!
直訳(彼は強い肺を持っていますよ!)
この表現は婉曲的に「子供の泣き声がうるさい!」というニュアンスを表わしています。この表現は赤ちゃんの事について話す際によく使われています。「Lungs」は「肺」という意味で、肺は二つがありますので「pair of lungs」になります。
・動画再生中 1:23の箇所
またウィリアムが話し出します:
He’s a big boy…he’s quite heavy.
(彼は大きい子ですね・・結構重いです。)
ジョージ王子はかなり重い赤ちゃんです!3.8キロでした。キャサリン妃は大変でしょう・・・(笑)
・動画再生中 1:25の箇所
We’re still working on a name.
(名前はまだ考えていますね。)
ウィリアム王子とキャサリン妃は当時名前を直ぐに発表しませんでした。その際「まだ考えています」というフレーズを使いましたが、実際名前のチョイスはあまりなかったと思います。
ウィリアム王子とキャサリン妃は子供の名前を付ける際「エキゾチックな名前」や「変わっている名前」を選ぶ事は出来ないでしょう。
イギリスの王家は殆どの場合、クラシックな名前を選びます。そして名前を選ぶ際、必ずエリザベス女王(ひいおばあちゃん)の許可をもらわなければなりません。
それとこれはイギリスの国民性の話になりますが、イギリス人は何でもギャンブルする習慣があります。ローヤル・ベビーが生まれる前にイギリスのギャンブルショップは「ロイヤルベビーにどんな名前が付けられるのか?」という掛けを行いました。
その際、やはり彼らが決めたオッズは正しかったですね。名前が発表される前に以下のオッズがありました。^^
リストに上がった名前のリスト
- George 5/2
- James 5/1
- Alexander 9/1
- Arthur 10/1
- Louis 12/1
やはりイギリス王家の名前は分かりやすいですね(笑)。両方のミドルネームはギャンブルショップのトップ5に入っていました!
・動画再生中 1:57の箇所
I’ll remind him of his tardiness when he’s a bit older.
(彼が少し大きくなったら「遅刻」したという事を思い出させますよ。)
またインタビューアーの質問が出ましたが、これは赤ちゃんが予定より遅れて生まれてきたという話の事を説明しています。ニュースキャスターを含めた報道陣はずっと病院の前でロイヤルベビーが生まれる瞬間を待っていましたので、それに対して「お待たせしました」というような会話内容です。^^
「tardiness」は少し正式な単語ですが「遅刻」という意味ですね。「remind ○○ of」は「思い出させる」という意味になります。
・動画再生中 2:30の箇所
キャサリン妃が話して・・・
He’s done the first nappy already…
(彼はもう初めてのオムツを変えたよ・・・!)
イギリス英語では「オムツ」は「nappy」になります。アメリカ英語では「diaper」になりますね。ウィリアムはモダンなパパですね・・・(笑)
・動画再生中 2:36の箇所
またウィリアム王子が話して・・・
He’s got way more than me…thank God!
(彼は私よりも(髪の毛が)ありますね・・おかげさまで!)
質問が聞こえませんでしたし、答えも微妙でしたが、これは勿論髪の毛の話ですね!ウィリアム王子は自分の「抜け毛の問題」について冗談をしていますね。
やはりイギリス人は冗談が好きですね^^
ロイヤルベビーについて各社新聞のリアクション
このニュースは世界中の新聞のフロントページに掲載されていました。そして各新聞毎に面白い見出しが沢山ありました。英語圏の新聞は言葉遊びの見出しを多用する事が好きですので、この辺りに注目して新聞を読んでみると面白いかもしれません。
このウェブサイトは「ベスト見出し」の写真集を作りました。
http://www.theglobeandmail.com/life/the-royals/in-photos-headline-writers-deliver-best-corniest-royal-baby-puns/article13361586/
以下に上記の写真集に掲載されている新聞見出しを紹介したいと思います。
ロイヤルベビーに関するベスト見出しランキング: 1. Breath of fresh heir(オーストラリアのローカル新聞)
「Breath of fresh air」というイディオムは「新鮮な空気を吸う」という意味になりますが、最後の「air」を「heir」(相続人)にすると安い言葉遊びになります。(笑)
ロイヤルベビーに関するベスト見出しランキング: 2. Heir! Heir! (カナダのローカル新聞)
これもかなり弱い冗談ですね!日本語では「よしよし」という表現を使って子供もあやしますよね。これを英語では「There, there」と言います。そして、また「相続人」というテーマを使って、この新聞の編集者は「Heir! Heir!」にしました。少し弱い見出しですね。
ロイヤルベビーに関するベスト見出しランキング: 3. Crown jewels. Kate delivers a baby king. (ニュー・ヨーク・ポスト)
これもあまりよくないですね。「deliver」という単語には色々な意味があります。「子供を生む」という意味がありますし、「届ける」という意味もあります。キャサリン妃が「王様を届けました」というニュアンスのタイトルですね。
ロイヤルベビーに関するベスト見出しランキング: 4. Heir’s baby! (ニュージーランド・ヘラルド)
また「heir」という単語を使っていますね。「Here’s baby!」(こちらは赤ちゃんです!)という言葉遊びでしょう・・・。少し面白みにかけますね。
ロイヤルベビーに関するベスト見出しランキング: 5. Royal Male (トロント・サン)
これは良い言葉遊びですね。イギリスの郵便サービスは「Royal Mail」と言います。「Royal Male」は「王家の男性」という意味になりますよね。それに「deliver」(手紙を届ける・子供を生む)という単語は二つの意味と関係ありますので、この言葉遊びはよく出来たひねられた見出しですね。
ロイヤルベビーに関するベスト見出しランキング: 6. The Son (イギリスのザ・サン)という新聞」
これは一番くだらない新聞カバーです!しかしくだらなくて面白い(笑)!この新聞はイギリスの新聞の中ではかなり悪い方ですが、言葉遊びの見出しが面白い事で有名です。今回は見出しではなく新聞の名前を変えました。「The Sun」(太陽)ではなく「The Son」(息子)になりました。(笑)