ネットフリックスで見られるルパート・グリント出演 Sick Note(診断書で人生復活?!)を徹底分析
実は最近・・・「読者の方から質問のメールがあんまり来ないな・・。」と考えていたところ・・、実は今レンタルしているサーバーの障害で、私の元に質問メールがちゃんと届いていませんでした・・。
やはり、その障害に気が付くまで一か月ちょっとありましたが、何とその間に沢山のメールを頂いていました。すみませんでした。そのため、これからしばらくの間は読者の方から頂いた質問に少しずつお答えてみたいと思います^^
今回頂いた質問にあるルパート・グリントは、ハリー・ポッターの映画にロン・ウィーズリーというキャラクター役で出演しています。彼は現在30代の俳優として色々な映画やドラマに出演しています。
そして最近では、ネットフリックスの「Sick Note」というドラマにも出演していました。それでは、実際に読者の方から頂いた質問を読んでみましょう!
読者の方の質問:
初めてメッセージをお送りさせて頂きます。私は昨年の11月に映画「タイタニック」を観てから、イギリスの歴史に興味が湧きました完全なビギナーです。このサイトを発見し、非常に面白いコンテンツが沢山ありバックナンバーを楽しく拝見させて頂いております。いつもありがとうございます。
元々フットボールが好きな事もあり、また、一昨年行われたラグビーW杯でラグビーにも関心が湧きました。ただ、日本語レベルでは楽める幅が狭いと思い立ち今一度英語をやり直そうと思っております。
発音に拘る前にまずは基礎的な文法と単語に取り掛かるのが先である考えておりますが、今の内からイギリス英語に触れておきたい思いもある為、最近はネットフリックスでイギリス作品を検索して見ています。
ただ、「ラストキングダム」や「アウトランダー」の様な歴史物は過去の記事にご記載頂いております通り、現代の英語とは異なっていると思う為、やはり学習には適さないのではないかと考えています。
その為、最近は「sick note」というルパート・グリントさんが主演されている作品を見つけましたが、彼の英語は標準的なイギリス英語なのでしょうか?教えて頂けると大変助かります。これからも新しい記事を楽しみにしています。
先ずはメッセージありがとうございました。そして、いつも当サイトを読んで頂きありがとうございます。サイトが「面白い」や「興味深い」などと言って頂けると、とても嬉しくなります^^
そして、サイト運営のモチベーションが出てきます! こちらこそありがとうございました^^
私もフットボール(サッカー)が大好きなので、サッカーに関する英語の質問等があれば、是非こちらもご連絡くださいね! それでは、頂いた質問に答えてみたいと思います。
ネットフリックスの「Sick Note」というドラマについて
今回のテーマである「Sick Note」というドラマについてご存じない読者の方もいらっしゃると思いますので、まずはドラマのあらすじについて少しだけ紹介してみたいと思います。
Sick Noteは2017年に初めて上映されましたが、現在はネットフリックスでも観る事が出来るようになっています。このドラマの主人公は「ダニエル(グリント)」という保険会社のセールスマンです。
彼は怪しい医者に「食道がん」と診断されます。自分が食道がんだと思いこんでいるダニエルは周りの人にとても優しい扱いをされるようになります。しかし、その診断は実はミスでした!
ダニエルは食道がんでもなんでもありません。しかし、いつもより他の人から優しく扱われるダニエルは「本当は自分は食道がんではない」という事を隠そうとします。
その事を秘密のまま過ごすダニエルは、その秘密がバレないようにするために嘘はさらにエスカレートしていきます。そして、当然その診断ミスを起こした医者も嘘をつかなければなりません。
結果ダニエルと医者は仲が良くなってしまいます。この二人はその嘘をつき続けるせいで様々なトラブルに巻き込まれていきます・・。彼らにはこの後、どのような展開が待ち受けているのでしょうか?
これ以上ストーリー詳しく話過ぎてしまうと、ドラマを観る価値がなくなってしまいますので、あらすじの紹介はこれで終わりにしておきます(笑)。
このブラックコメディードラマはとてもイギリスっぽい内容で面白いと思います。まだ御覧になっていない方がいれば是非観てみてくださいね!
sick Note トレーラー#2
Sick Noteというイギリス英語っぽい表現の意味とは?
このドラマのタイトル「sick note」という表現は、とてもイギリス英語っぽいと思います。この表現は「医者(又は親)が書く病欠証明書」という意味になります。
例えば、子供の頃に風邪か何かで学校いけない日にお母さんに書いてもらう欠席を依頼する手紙の事を「sick note」といいます。大人になれば、病気のせいで仕事を休む際、病院に行って医者に「sick note」を書いてもらいますよね。
しかし、「sick note」は他にも「よく病気になる人」のニックネームにもなっています。そして、よく怪我するスポーツ選手の事を「sick note」というニックネームが付けられます。
例えば、昔イングランドのサッカー選手ですごく上手なDarren Andertonという選手がいましたが、彼はいつも怪我のせいで試合を休んでばかりいました。
そんな彼をメディアは「Sicknote Anderton」と呼びました。これはかわいそうですね!
ルーパート・グリントのイギリス英語の発音・アクセントは?
ルーパート・グリントはイングランドのエセックス州の出身だそうです。エセックスはロンドンの隣の州です。そのため、エセックスのアクセントはロンドンのアクセントに近いです。
ルーパート・グリントは特に「posh(高級)」な発音というわけではありません。彼の発音は一般の南部のイギリス人が話す英語の発音です。もし彼の「階級」を考えるなら、「中流階級くらいの人」と言えると思います。
彼はエセックスで生まれましたが、ハートフォードシャー育ちです。ハートフォードシャーは私の出身地であるベッドフォード州の隣の州です。そして発音の違いはあまりないです。
そのため、ルーパート・グリントの英語を聞いて真似しても大丈夫だと思います。特に強い訛りはありませんので、イギリス英語の発音のモデルとして使う事ができます。
「Sick Note」の他のキャラクターもイギリス英語なので、このドラマはイギリス英語の勉強にはとても向いていると思います。難しい言葉(スラング、イディオムなど)も出てきますが、とてもナチュラルなイギリス英語なので、繰り返して観るとリスニングの勉強にもなると思います。
イギリス英語特有の単語やイディオム、口語などに興味がある方は、当サイトのバックナンバー、当サイトのオリジナル英語教材はお勧めです!
勉強の際に役立つと思ったので、「Sick Note」の英語スクリプトを探してみました。このスクリプトを見ながら映画をご覧になりたい方は是非活用してみて下さい。
まとめ:Sick Noteとルーパート・グリントの英語
まとめると、Sick Noteはとてもイギリスっぽい面白いドラマなので、自然なイギリス英語を聞きたい方にはお勧めのドラマです。
そして、ルーパート・グリントの英語は典型的なイングランドの南部の発音になりますので、イギリス英語のRPを身につけたい方にはとても良いリスニング練習になると思います。
他にもイギリス英語に関する質問があれば、是非ご連絡くださいね! 順番になってしまいますが、必ず質問に答えます!