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イギリスと日本の労働環境の違いはどんな所? イギリスの職場の文化ってどんな感じ?

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イギリスの会社と日本の会社の労働環境の違いや仕事や職場に対する考え方の違いを徹底分析


Mairi
Mairi
皆さん、こんにちは。今回の記事では、「イギリスと日本の労働環境の違い」、「イギリスの会社と日本の会社の労働環境の違いや仕事や職場に対する考え方の違い」というテーマについてお話してみたいと思います。


皆さん! 明けましておめでとうございます! お久しぶりです! 私は最近プライベートの仕事でとてもとても忙しくなってしまいサイトの記事をアップする余裕が全くなかったです。

更新を楽しみにして下さっている方、本当にすみませんでした>_< しかし、今年は頑張ってせめて週に一度は記事を書きたいと思っていますので、温かく見守って下さい^^。頑張ります!

それでは、今年最初の記事は、読者の方から頂いた質問に答えてみたいと思います。質問のテーマは「イギリスと日本の労働環境・職場の文化の違い」に関する質問になります。

それでは、実際に頂いた質問はこちら:



読者の方の質問:


こんにちは、Mairiさん。

単刀直入に、イギリスの職場の文化について質問です!一般的に、イギリスの職場での従業員の権利や福利厚生に関する制度、そしてその実態はどうなっているのでしょうか?

私の職場では、年末年始の休みに加えて、年に20日の有給休暇、3日の夏休み、3日の厚生休暇、生理休暇 etc. など、様々な権利が「制度上は」あります。しかし、これらをちゃんと使い切る人はあまりいません。

また、休むと迷惑がかかるという意識からか、休む前やその後に挨拶として「すみません」と謝る文化があります。

(自分が休んでいる間に自分の仕事の関係で同僚に対応してもらっている可能性があるので、「ありがとう」という意味合いで言っているのだと思いますが、正直面倒だなぁと思います。

こんな文化は私の職場だけかもしれません。)勿論私の職場の状況が全てだとは思いませんが、やはり日本人はハッスルしすぎな面があると思います(>_<)

「隣の芝生は...」かもしれませんが、ヨーロッパ圏などの国々は有給休暇をきちんと消化されているイメージがあり、日本の「伝統的な」職場文化にフラストレーションを感じずにはいられません!(笑)

実際のところ、イギリスだとどんな状況なのか大変気になっております^^





先ずはサイトにご質問頂きましてありがとうございます! そして、いつも当サイトを読んで頂きありがとうございます^^。

質問して頂いた、イギリスと日本の「職場の文化」の違いはとても面白いテーマですね! 確かに日本とイギリスの職場文化の違いはとても多いと思いますが、会社によっても違いがあると思います。

ですから、今回の答える内容は殆ど私自身の経験が元になってしまうと思います(笑)。しかし、内容としては一般的なイギリス人の職場・会社に対する考え方になると思いますので、参考にはなると思います。

それでは、まず最初にこのテーマのお話を進める前に「イギリスの労働の法律」についてお話してみたいと思います。



イギリスの会社の有給休暇について


イギリスの会社の有給休暇について
イギリスの法律では、就業員は1年に5~6週間の年休が取れます。しかし、イギリスでは、1年に8日の祝日(Bank Holidays)があります。会社はその5~6週間に祝日を含める事ができます。

簡単に言うと、フルタイムの就業員は最低28日の年休を取得できる権利があります。これは8日分の祝日と20日の年休が含まれた日数です。しかし、会社によっては年休をもっとくれる場合があります。

そして、病気の時にはしっかり休みを取れます。この法律は少し複雑ですし、会社によって病気の時の休みの扱い方が違っていると思います。一般的には、7日以内で治りるような病気の場合、医者の手紙・書類は必要ありません。

会社によっては「有給病気休暇」になります。つまり、自分の年休からその病気による休みを使わなくても大丈夫な場合がありますが、一部の会社によっては病気による休みを年休から取る事が決まっている場合もあります。

長い病気になってしまった場合、それに適用される法律は少し複雑になるので、ここでは説明しきれませんが、興味がある方はこちらの以下のページですべて説明されています。






イギリス人は有給休暇を消化しているの?


イギリスの職場では有給休暇を全て使っていますか?
この質問に答える前にお伝えしておくと、これは私の経験談や自分の家族の経験談を元にしか説明できませんが、多くの場合、イギリス人は有給休暇を全て消化していると思います(勿論、職業や個人によって偏りはあると思いますが)。

私は日本に来る前にイギリスの色々な会社で働きました。大学を卒業した後に私は会計事務所に就職して、会計士の資格取得のために勉強しながら仕事をしていました。

その仕事では、8日間の祝日と25日の年休、そして15日の「勉強休暇」を取得する事が出来ました。つまり、年間にすると「48日の休み」がありました(笑)。

この会社は小さい企業でしたので、スタッフはお互いに休みが重ならないようにできるだけ違う日に休みを取る事になっていました。

毎年の4月に、その一年の「休暇のカレンダー」が壁に張り出されます。スタッフ達は自分の好きな色のシールを選んで、休みたい日にシールを貼っていました。

このようなアナログなやり方でみんな休みを決めました(笑)。やはり、その職場でもみんな必ず有給を全て消化していました! その仕事をやっている間、私は3週間の夏休みを取って、スペイン一周旅行に行ってきました。

こういった休み方は日本の職場ではありえない休み方だと思いますが、イギリスではそういった休み方は可能です。そして、私は「勉強休暇」もしっかり取りました^^

会計士には試験が多いので勉強する時間が必要です。私は殆どの場合、自分の家で勉強しましたが、時々、リーズという大きな都市に行って会計士向けのセミナーを受けました。

私は昔から健康的にラッキーな人なので、病気による休暇をあまり取りませんでしたが、時々ひどい風邪になった事はあります。その時は1~2日くらいは「病気の為の休暇」を取りました。そういった時には、年休を使わずに有給休暇をもらいました。



休暇を取る際に同僚や上司にかける「迷惑」


イギリスと日本の労働環境の違いはどんな所? イギリスの職場の文化ってどんな感じ?
簡単にはっきり言ってしまうと、殆どのイギリス人は休みを取る際に”同僚に迷惑をかける”という気持ちは全く感じません(笑)。何故なら、同僚もそのうち休みを取りますので「しょうがない」という雰囲気があります。

そのため、休みを取る前に「よろしく」などの挨拶は全く言いません^^ その代わりに残された同僚は「楽しんできてね! 行ってらっしゃい!」といった言葉をかけると思います。

しかし、休み明けに職場に戻ってきたら、ちょっとしたお土産を持っていく事は良いマナーだと思います。


以前の記事でも少しお話ししましたが、私が日本の職場カルチャーで最もびっくりした事は、これから子供を生む為に「産休に入るという人の態度・対応」でした。

私が働いている職場には、若い女性が多いので時々産休を取る人がいます。彼女達は産休に入るにあたって、「同僚達には自分が長く休んで迷惑をかける」という気持ちがあるみたいですね。

そのため、他の同僚にお土産を渡したりして、「私がいない間よろしくお願いします」といった挨拶をします。この職場の対応というか、雰囲気にはビックリしました。

実はイギリスの場合、こういうシーンでは正反対です。例えば、妊娠している人が産休に入る際に、出勤最後の日にやってきた時には色々なプレゼントやカードをもらう事が普通です。

その際に同僚達は「頑張ってね!赤ちゃんの写真を送ってね!」と言った声を掛ける事が普通です。このような状況でイギリス人は自分が同僚に迷惑をかけるという気持ちは全くありません。




イギリスの職場の方が休みが取りやすい?「隣の芝生は青い!?」


イギリスの職場の方が休みが取りやすい?「隣の芝生は...」
結局、まとめると有給休暇を取る事を考えると、圧倒的にイギリスの職場の方が楽だと思います。殆どの人も同意すると思います!

そして、イギリス人は殆どの場合、時間通りに退社する事が普通です。つまり、「残業(サービス残業)」は出来るだけ行いません。これをみると日本人にとっては、イギリス人の社員がワガママに見えるかもしれません。

しかし、イギリスの会社は日本の会社ほど自分の会社の社員を大切にしていないと思います。例えば、ロンドンの会社で働いているような人は会社までの交通費は自費ですし、ボーナスをくれる会社は少ないと思います。

そして、リストラは珍しくありませんし、同じ会社でずっと働き続ける人は少ないと思います。つまり、イギリスの会社と就業員の関係はお互い「ビジネスライク」な関係だと思います。

小さい会社でもないかぎり、一般社員は会社にあまり大切にされていないと思います。ですから、社員達は会社に対して「義理」や「忠誠心」をあまり感じていないと思います。

これについては皆さんはどう思いますか? どちらの国で働いた方がよいと思いますか? 両方の国で働いた事のある方は是非フェイスブックにコメントしてくださいね^^


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