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イギリス英語を学ぶ際にどのイギリス英語を覚えるべき?

イギリス英語を学ぶ際にどのイギリス英語を覚えるべき?

イギリス英語学習を始める際に知っておくべき事・発音・アクセントにまつわる話


Mair
Mair
皆さんこんにちは。今回の記事では、読者の方から頂いた「イギリス英語を学ぶ際にどのイギリス英語を覚えるべき?」という質問にお答えしていきたいと思います。


当サイトを昔からご覧になっている読者の方であれば、イギリス英語の発音・アクセントは色々な種類があるという事についてはご存じだと思います。

このサイトでは度々紹介しているテーマだと思いますので、地方の訛りも含めてイギリス英語アクセントについて理解されている方も多い思います。

しかし、まだまだイギリス英語のアクセントについてご存じない方もいらっしゃると思いますので、最初にイギリス英語の標準語というコンセプトを紹介しながら、今回の質問についてお答えしていこうと思います。

それでは、実際に頂いた質問はこちらになります:


読者の方の質問:


どのイギリス語を覚えればよいのか教えて下さい。

英国英語に興味を持ち覚えようと思ったのですが、沢山の種類があり、どのイギリス語を覚えればよいのか分かりませんでした。

因みに、イングランドで最も使われている英語を覚えたいと思っています。



先ずはご質問ありがとうございます。そして、いつも当サイトを読んで頂きましてありがとうございます。「どのイギリス英語を覚えればよいのか」という質問はイギリス英語の初心者がよく気になる質問だと思います。

イギリス英語は「地方の方言・地方訛り」が多い事で有名です。以上の理由から、イギリス英語学習者達は「どの方言やどのアクセントを勉強した方が良いのか?」といった疑問を持つ人が多いですし、誰もが気になるテーマだと思います。

それでは最初に少しだけイギリスの各地方の方言についてお話して、その後、イギリス英語を勉強する際のお勧めの教材やアイディアを紹介していきたいと思います。




イギリス英語には標準語がありますか?


イギリス英語には標準語がありますか?

日本語という言語には「標準語」というコンセプトがあります。これは地方訛りのない日本語という意味になると思いますが、日本で公になる公式の書類、本、新聞などで使われている日本語ですね。

英語にもライティングで使われる「英語の標準語」というものがあります。日本人の中高生は学校の英語の授業で「アメリカ英語の標準語」を学びます。つまり、アメリカ英語のスペル、アメリカ英語のボキャブラリーを学校で覚えます。

一方で他のヨーロッパの国は「イギリス英語の標準語」を学びます。ですから、多くのヨーロッパ諸国は英語の授業で「イギリス英語のスペル、ボキャブラリー」で学びます。

しかし、スピーキングの場合には「標準語」と定義する事はもう少し難しいです。その理由としては、イギリスでは「地方訛り」以外にも「社会方言(sociolect)」というものがあります。

つまり、同じ地方でも、社会階級によって違う話し方になってきます。イギリスで標準語として認められている社会方言は「RP」といいます。

「RP」は「received pronunciation」の頭文字略です。このアクセント・話し方は「Queen’s English」、「BBC English」、「Oxford English」とも呼ばれます。

イギリスでは、この話し方をする人は「一般的に教育レベルの高い人」や「私立学校に通った人が話す英語のアクセント」というように考えられています。しかし、厳密に言うとRPの中にも、さらに高級さがあるレベルも存在します。例えば、エリザベス女王を例にすると「とても硬いRPアクセント」を使ってイギリス英語を話します。


孫のウィリアム王子もRPで話しますが、もう少しモダンなアクセントを使っています。彼はカジュアルな会話では時々Estuary Englishっぽいアクセントを使います。


一般的にイギリス人の高齢者の方が硬いRPを話す傾向にあります。若者は交流する階級によっては、もう少しマイルドなRPを話します。RP以外には、様々な地方訛りがあります。地方によってアクセントや母音の発音の違いが出てきます。

例えば、ロンドンや南の方に住んでいるイングランド人は単語によって「a」が「アー」という発音になります。北の人は必ず「」という発音を使っています。

例として「bath」という単語は南の方(そしてRP)では「バース」という発音になります。北の人、そしてスコットランドの人は「バス」という発音を使います。




結局どのイギリス英語を覚えるべき?


結局どのイギリス英語を覚えるべき?

今回の質問に関してお答えするなら、普通の日本人の英語学習者の方は特別な理由がない限り、イギリスの地方訛りのある町に住む予定がない限り「RPの発音を覚えた方が良い」というのが私の意見です。

しかし、以前にもお話した通り、エリザベス女王の発音は硬すぎますので、もう少しマイルドなRPのアクセントを参考にした方が良いと思います。下記に紹介するイギリスの有名人は良いモデルになるではないかと思います。


イギリスの男性有名人でRPのお手本になる人


  • Benedict Cumberbatch
  • Tom Hiddlestone
  • Daniel Radcliffe
  • Ian McKellan
  • Colin Firth
  • Hugh Grant


    • イギリスの女性有名人でRPのお手本になる人


      • Keira Knightly
      • Emma Watson
      • Kate Winslet
      • Emma Thompson



        もちろん、他にもRPを話す俳優と女優は沢山います。有名人の場合、ユーチューブなどでインタビュー動画を調べると沢山出てきます。こういった動画を利用して、RPアクセントのリスニング練習に良い教材になるはずです。

        当サイトのイギリス英語教材もRPのリスニングにとても良いと思います。音声は私の英語音声を録音しています。私のアクセントは「マイルドなRP」なので、難しい地方方言は出ませんので安心して下さい(笑)。




        イギリスの地方方言にも聞き慣れるべき理由


        イギリスの地方方言にも聞き慣れるべき理由

        多くのイギリス英語学習者の方は「地方方言・訛りを避けたい」と思っている方が多いと思います。しかし実際には、イギリス映画やイギリスのテレビドラマなどを正確に理解するためには、ある程度の地方方言に聞き慣れておく必要があると思います。

        イギリスの多くの俳優や女優は自分の地方方言で演技をしていますので、作品中に必ず地方アクセントが出てきます。もちろん、自分はこういったアクセントを真似する必要はありませんが、ある程度は理解できないと駄目だと思います。

        私はRPで話しますが、スコットランド訛りのドラマやマンチェスター、リバプールの訛りのドラマ、映画などを観る事は好きです。

        結局、イギリス英語をマスターするには、色々な地方の方言に慣れないとだめです。そして、イギリス人の友達ができたら、その人はRPを話さない可能性は高いと思います。

        ですから、一般的なイギリス英語学習者の方は「色々なイギリスの地方訛りに慣れる」ことをお勧めします。当サイトでも、過去に色々な地方訛りに関する情報を紹介してきましたので、そういった記事を是非参考になさってください。




        英語初心者がイギリス英語を勉強するお勧めの方法


        英語初心者がイギリス英語を勉強するお勧めの方法
        当サイトでは「イギリス英語の勉強法」に関する記事が多いです。私の意見では、久しぶりに英語を勉強しているという方なら「基礎文法から勉強し始める」というやり方をお勧めします。

        そういったニーズを満たす為に私は「English Reboot」という教材を作っています。この教材は中学校レベルの英文法を学びながら、その知識を英会話につなげていくメソッド系英語教材です。音声は私の「マイルドRP」アクセントで録音しています(笑)。

        そして、イギリス英語特有のボキャブラリーやスペル、イントネーションを勉強したいなら、「British English Master」という教材はお勧めです。

        その後にある程度イギリス英語の知識がついてきた後に、「British English Kougo Master」や「British English Idiom Master」といった教材でイギリス人が日常会話で使う言葉を覚える事ができます。

        イギリス映画やドラマを観る事も勉強法としてとてもお勧めしています。俳優のセリフを通して自然な発音やイントネーションに聞き慣れる事が出来るからです。



        まとめ:どのイギリス英語を覚えればよいのか


        まとめると、スピーキングの場合には、RPのアクセントを覚えた方が良いと思います。それは、イギリスの「標準語」と呼ばれるアクセントだからです。しかし、RPの中でも硬さのレベルがあります。

        以上の事から、エリザベス女王のようなアクセントはモデルとして使わない方が良いです。一般的なイギリス英語の発音を習得したいのであれば「イギリス人の有名な俳優や女優の話し方」を参考にする方が良いと思います。

        リスニングの場合は、色々なイギリス英語の地方のアクセントに聞き慣れた方が良いと思います。その理由としては、殆どのイギリス人はRPアクセントを使わないからです。

        以上の理由から、イギリス人と話す際には相手がRPを話さない可能性が高いので、色々な人の話し方に慣れておいた方がリスニングも上達すると思います。

        今回はこれで以上になります。他にもイギリス英語の発音やアクセントに関する質問、勉強法に関する質問があれば、是非ご連絡くださいね!



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