イギリス英語

イギリス人がよく間違えるイディオム eggcornとは?

イギリス人がよく間違えるイディオム eggcornとは?

イギリス人がよく間違える英語イディオム・諺って何でしょうか?


Mair
Mair
こんにちは。皆さんは「eggcorn」という言葉をご存じでしょうか? 正直に言うと、私も最近までこの単語を聞いたことがなかったです(笑)。


この「eggcorn」とは、「間違ったイディオム」という意味です。つまり、英語ネイティブが間違って使っているイディオムという意味になります。

ちょっと意味が分かりづらいと思いますので、例を出してもう少し説明します。例えば、英語では「scapegoat」という言葉があります。この「スケープゴート」という単語は最近日本語でも使われていると思います。英語の意味も「~の身代わりにさせられること」になります。

しかし、多くのイギリス人(英語ネイティブ!)は「scapegoat」という単語を聞いた時に「escape goat」(逃げたヤギ)だと思ってしまい、会話やライティングをする際に「escape goat」という変な表現を使っています(笑)。

一見すると考えられないようなこの変な現象は意外と珍しくないようです。ある新聞記事によれば、アンケートを受けたイギリス人(大人)の中でその中の35%の人が「eggcorn」を使っています。

つまり、35%のイギリス人は会話によく出てくるイディオムを間違って使っているという結果になりました(笑)。そのため、今回の記事ではイギリス人がよく間違えるイディオムを紹介しながら、それらイディオムの正しい使い方も紹介してみたいと思います^^


それでは、イギリス人がよく間違える英語イディオム・言葉とはどんな言葉なのでしょうか?





イギリス人が最もよく間違える形容詞 specificの意味と使い方とは?


イギリス人がよく間違える形容詞 specificの意味と使い方とは?
まず最初に紹介する「specific」という形容詞は、日本語で「明確な・具体的な」という意味になります。正しい発音は「スペセィフィック」になります。

しかし、多くのイギリス人は間違って「pacific」(発音:パセィフィック)だと思っている人が多いそうです(笑)。「pacific」は「太平洋」という意味になりますので、言いたい意味とはかなり違いますね(笑)。

確かに私が中学生の頃、そういったミスをする先生がいた気がします。皆さんも「specific」という単語を使う際に気を付けましょう!



specificの使い方 例文



Please give me a specific example.
(具体的な例を教えてください。)


I want to know your specific reason for quitting the job.
(私は具体的にあなたが仕事を辞めた理由を知りたいです。)


Could you be a little more specific?
(もう少し具体的に話してくれませんか。)





イギリス人が2番目によく間違う表現 scapegoatの意味とは?


イギリス人が2番目によく間違う表現 scapegoatの意味とは?

この記事の冒頭でも紹介しましたが、この「scapegoat」という表現も2番目にイギリス人がよく間違える言葉です。多くのイギリス人は間違って「escape goat」と言ってしまいます。

実はこの表現の由来は「逃げたヤギ」だそうですが、現在の言い方は「scapegoat」になります。「escape goat」という言い方を使ってしまうと笑われてしまいますので、気をつけましょう(笑)。


scapegoatの正しい使い方の例文



I’m always the scapegoat in my family.
(私は自分の家族のスケープゴートです。) ※つまり「家族は必ず私のせいにする」


The company needed a scapegoat so I was made to quit.
(会社はスケープゴートが欲しかったから、私が辞めさせられました。)


Stop making me a scapegoat!
(私をスケープゴートにする事を辞めて!)





イギリス人がよく間違うイディオム damp squibの意味とは?


イギリス人がよく間違うイディオム damp squibの意味とは?

次によく間違える表現は「a damp squib」というイディオムです。これは「がっかりすること」や「失敗で終わること」という意味になるイディオムです。元々は「爆発しない爆竹」というイメージが由来になっています。

damp」は「濡れている」という意味になり、「squib」は「爆竹」になります。

「濡れた爆竹」は当然火をつけようとしても爆発しないものですね。その様子から、このイディオムは「がっかり・失敗で終わること」という意味として使われるようになりました。

しかし、多くのイギリス人は「squib」ではなく、「squid」(イカ)だと思っているそうです(笑)。ですから、「damp squid」(濡れたイカ)という変な表現を間違って使っている人が多いようです(笑)。皆さんも気を付けましょう!


damp squibの使い方 例文



We had to cancel the event because of the rain. It was a bit of a damp squib.
(雨のせいでイベントをキャンセルする必要がありました。皆がっかりしていました。)


I was excited about the game beforehand but it ended up as a damp squib.
(私は試合の前に楽しみにしていましたが、失敗で終わりました。)


If you don’t plan the party carefully, it will end up a damp squib.
(パーティーの計画をちゃんと立てないと失敗で終わっちゃうよ。)





イギリス人がよく間違う nipped it in the budの意味とは?


イギリス人がよく間違う nipped it in the budの意味とは?
次に紹介するのは「nip ~ in the bud」というイディオムです。これは「大事に至る前に問題の芽を摘み取る」という意味になります。つまり、「早めに何かを止める」ということです。

このイディオムは数百年前から使われていますので、イギリス人の英語ネイティブであればちゃんと知っているはずなのですが・・・実際には多くのイギリス人は「bud」(芽)ではなく、「butt」(お尻)だと思って間違って使っています(笑)。

つまり、この間違った意味だと「問題のお尻を摘み取る」というとんでもない変な表現になってしまいます(笑)。「bud」と「butt」はかなり違う意味になりますので、皆さんも気を付けましょう。


nip it in the bud の使い方 例文



You have a problem with weeds in your garden. You need to nip it in the bud before the problem gets worse.
(あなたの庭には雑草の問題(雑草が生えすぎ)があります。問題がもっと悪くなる前に対処する必要があります。)


I think your husband is falling in love with his secretary. You need to nip this in the bud as soon as possible!
(あなたの主人は秘書と恋に落ちていると思います。大変なことになる前やめさせないとだめですよ。)


My colleague was coming into work late almost every day so I had a word with him. I think I’ve nipped this problem in the bud.
(私の同僚はだいたい毎日遅刻していたから彼に注意した。問題を早めに解決したと思います。)






イギリス人がよく間違う on tenterhooksの意味とは?


イギリス人がよく間違う on tenterhooksの意味とは?
次によく間違えるイディオムとして「on tenterhooks」という表現があります。これは「気がかりで,不安で」という意味になります。

ちなみに「tenterhook」は元々「tenter」という機械の名前が由来になっています。「tenter」とは、その昔、作ったばかりの生地を伸ばす機械でした。

そのことから、「on tenterhooks」は「ストレッチされている、デリケートな状態」という意味として使われるようになりました。現在、このイディオムは「気がかりで,不安で」という意味として使われています。

しかし、多くのイギリス人はこれを「tender hooks」という間違った言い方をしてしまいます。「tender」は「やわらかい(肉など)」という意味になります。

「on tender hooks」という表現は全く意味がありませんが、その言い方を使う人が多いみたいです(笑)。



on tenterhooksの使い方 例文



I waited for news outside the hospital on tenterhooks.
(私は病院の外で不安なニュースを待っていました。)


I still haven’t received my exam results. I’m on tenterhooks!
(私はまだ試験の結果をもらっていません。私は緊張しています!)


My boyfriend didn’t call me last night. I’m on tenterhooks waiting to hear from him.
(彼氏は昨日の夜に電話をしなかった。私は不安を感じて彼の連絡を待っています。)





他のよく間違えられているイディオム


上記にイギリス人がよく間違うイディオムトップ5を紹介しましたが、実は元の新聞記事にはトップ30が紹介されていました。今回は30個を全てを紹介する事は出来ませんが、おまけとして残り5つを紹介してみたいと思います。


  • 6. coleslaw (コールスロー)の代わりに「Cold slaw」
  • 7. a dog-eat-dog world(食うか食われるかの世界)の代わりに「A doggie-dog world」
  • 8. circumcised(割礼)の代わりに「Circus-sized」
  • 9. lactose intolerant (乳糖不耐症)の代わりに「Lack toast and tolerant」
  • 10. got off scot-free(無罪放免になる)の代わりに「Got off scotch free」



残りの20個について興味がある方は、是非元の記事を読んでみてくださいね^^ 英語の日常会話では数多くのイディオム、スラングが使われていますので、ネイティブでも間違える事が多いと思います。

そのため、英会話力をレベルアップさせたいという方は、英語のイディオムを少しでも勉強した方がよいと思います。イディオムや口語を紹介する教材はたくさんあります。

当サイトでもイギリス英語で最もよく使われているイディオムを学べる専用教材を作っていますので、興味がある方は是非ご覧くださいね^^ イギリス英語に関する質問がある方は是非ご連絡ください!


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イギリス人の日常会話やイギリスの映画、テレビドラマ、新聞、小説等に使われているイディオムをコツコツと集め、イディオムの歴史やルーツを調べて日本人のイギリス英語学習者の為に分かりやすく解説しています。

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