イギリス英語

「ソフトドリンク」は英語で何という? 意外に通じる和製英語とは?

「ソフトドリンク」は英語で何という? 意外に通じる和製英語とは?

「ソフトドリンク」という言い方はアメリカ英語でもイギリス英語でも通じる? 


Mair
Mair
皆さんこんにちは。今回の記事では「ソフトドリンクは英語で何という?というテーマについてお話してみたいと思います。


私はつい先日、テレビ朝日の「日本人の3割しか知らないこと」という番組を観ていました。その時は料理を作りながらテレビを流していたので、しっかりと見ていたわけではないのですが、その番組内で「海外で通じない和製英語が多すぎる!?」というセクションが出てきたので、私の耳がぴくぴくし始めました(笑)。

私は日本のテレビを見ていて英語の話が出てくる度はとても気になります。それは何故なら、いつも「英語」ではなく多くの場合「アメリカ英語」の話になっている事が多いからです。

そのため、イギリス人の私の立場から見ると「間違った情報」が出てくるわけです。例えば、この間の「通じない和製英語」のセクションで紹介されていた内容はイギリス人の私にしてみると「それは通じるでしょう!」と思った言葉がいくつか紹介されていました。

アメリカで通じない「和製英語」は勿論あると思いますが、その英語はアメリカ以外の英語圏の国である「イギリス」や「オーストラリア」などの国では通じる単語も多々あります。

そこで今回の記事では、その番組に出てきた「和製英語※」を紹介して、それらがイギリスで通じる理由を紹介してみたいと思います。

※ちなみにその番組で紹介されていた「和製英語」となっていた単語ですが、正しくは「外来語」だと思います(笑)






「ソフトドリンク」は英語圏の国で通じる?


「ソフトドリンク」は英語圏の国で通じる?

この番組では、色々な「和製英語」(外来語!)が紹介されていましたが、その中で最も私が気になった言葉は「ソフトドリンク」という言葉です。この番組によると、「ソフトドリンク」は海外で通じないそうです。

しかし、私の意見では、イギリスで「ソフトドリンク」という言葉をそのまま使っても通じると思います。もちろん、正しい文脈でこの単語を使う必要はありますが、この言葉自体が通じないわけではありません。

それは何故なら、日本語の「ソフトドリンク」は英語の「soft drink」から来ているためです。ですから、これは「和製英語」ではなく「外来語」と呼んだ方が良いと思います。

イギリス英語の「soft drink」は「アルコール以外の飲み物」という意味になります。つまり日本語の意味と同じですね。

例えば、パブやレストランのメニューを見ると、アルコール(ワイン、ビール、カクテルなど)のセクションと、ソフトドリンク(ジュース、炭酸飲料など)のセクションは分かれています。

例として、下記のリンク先をご覧ください。これはイギリスのパブフランチャイズの飲み物のメニューです。左側に「soft drinks」という言葉が書かれています。


アメリカのレストランのオンラインメニューを調べてみると、一応「soft drink」という言葉が使われていますが、イギリスのレストランほど使われていないような感じがします。

アメリカのレストランでは「beverages」という言い方が一般的なようです。確かにアメリカのレストランやバーメニューにこの言い方はよく出てきます。

しかし、この単語は単純に「飲み物」という意味になります。そして「soft drink」がアメリカで通じない理由として多くの場合「発音の問題」が大きいのではないかと思います。

イギリス英語の「o」の発音とアメリカの「o」の発音はかなり違います。イギリス英語の「o」は日本語の「オ」と似ていますので「ソフト」と「soft」はとても似た発音になります。

しかし、アメリカ英語の「o」は「アー」に近いので、「soft」は「ソフト」ではなく、大げさに書くと「サーフト」といった発音になります。

そういった事もあり、英語をあまり勉強していない一般の日本人がカタカナ発音で「ソフトドリンク」と言ってしまうと、アメリカ人には通じないのかもしれません。しかし、そのカタカナ発音を使ってイギリス人に「ソフトドリンク」と言っても通じると思います。

それでは、イギリス英語での「soft drink」の使い方を例文で見てみましょう!


イギリス英語のsoft drinkの使い方 例文



A: Would you like a beer?
(ビールを飲みませんか。)

B: No, thanks. I’m driving so I’ll have a soft drink.
(いいえ、結構です。私は車を運転しますのでソフトドリンクにします。)



A: I’ve got a terrible headache. I drank too much wine last night.
(私は酷い頭痛です。昨日の夜ワインを飲みすぎました。)

B: You should have had soft drinks like me! I feel great!
(私みたいにソフトドリンクを飲んだ方が良かったのに!私は調子がいい!)



A: Are you ready to order drinks? I recommend this sparkling wine.
(飲み物のご注文はいかがでしょうか。このスパークリングワインはお勧めです。)

B: What soft drinks do you have?
(ソフトドリンクは何がありますか。)



A: We have fruit juice, cola, or ginger ale.
(フルーツジュースとコーラとジンジャーエールがございます。)

B: I’ll have a cola, please.
(それではコーラください。)





soft drinkの代わりに使える英語


soft drinkの代わりに使える英語

「soft drink」という英語は一般的に「お酒ではない飲み物」という文脈で使う表現です。そのため、多くの場合パブやレストランで使う表現です。

ソフトドリンクは飲み物のカテゴリーですし、色々な種類がありますので、イギリス人やアメリカ人は何か飲み物が欲しい時にはもっと細かい言い方を使っています。

例えば、炭酸飲料(コーラ、ジンジャーエール、ファンタなど)について話す際に、アメリカ人は「soda」(ソーダ)と言います。地方によって違う言い方を使うそうです。

一方、イギリス人は「soda」という言い方はしません。イギリス人は炭酸飲料という際に「fizzy drink」という言い方をします。「fizzy」は「発泡性の」という意味になります。

この言い方は少し子供っぽい言い方になりますが、イギリス人の大人でも使っています(笑)。また、これ以外にも「pop」や「fizzy pop」という言い方もあります。しかし、「pop」は少し古い言い方です。

イギリスの北西地方(マンチェスターなど)の人達はこの言い方をまだ使っていると思います。スコットランドでは、「fizzy juice」という言い方もあります。

炭酸水」はイギリス英語で「sparkling water」または「fizzy water」になります。正式な名前は「sparkling water」になりますが、日常英会話で「fizzy water」と呼ぶ人が多いです。

それでは、実際のイギリス人の使い方を例文で確認してみましょう。



「炭酸飲料」という意味になる英語の例文



You shouldn’t drink too much soda. It’s bad for your health.
(炭酸飲料を飲みすぎてはいけません。健康に悪いですよ。)
※アメリカ英語

You shouldn’t drink too many fizzy drinks.  They’re bad for your health.
(炭酸飲料を飲みすぎてはいけません。健康に悪いですよ。)
※イギリス英語


My 5 year old son doesn’t like fizzy pop or fruit juice.  He only drinks water or milk.
(私の5歳の息子は炭酸飲料とフルーツジュースがすきではない。彼は水か牛乳しか飲まない。)
※イギリス英語の例文



A: Is that lemonade you’re drinking?
(あなたが飲んでいるのはレモネードですか。)

B: No, it’s just sparkling water.
(いいえ、ただの炭酸水ですよ。)
※イギリス英語の例文



「サイダー」って英語で何と言う?


「サイダー」って英語で何と言う?

私は以前にこのサイトで「サイダー」という単語について紹介した事があります。しかし、以前の記事をご覧になってしない方もいらっしゃると思いますので、もう一度だけ少し紹介したいと思います。

また、日本語の「サイダー」は英語では通じないと思います。(ちなみにその番組はソフトドリンクではなくサイダーを紹介した方が良かったと思います!笑)「サイダー」は英語の「cider」から来ていると思いますが、イギリス人が使う「cider」はリンゴで出来たお酒の種類です。

つまり、「シードル」です。そして、「サイダー」という甘い炭酸飲料はイギリスにはありません。これに最も近い飲み物としては「lemonade」になるのではないかと思います。

しかし、味は全然違います。イギリスの「レモネード」はあまりレモンの味がしません。イギリスの「レモネード」は何処か人工的な甘さのある炭酸飲料です。

そのまま飲める飲み物ですが、一般的にはお酒とミックスして使う飲み物ですね。例えば、「vodka and lemonade」や「rum and lemonade」などのお酒とカクテルして組み合わせる飲み物です。

以上の事から、イギリスで「cider」を注文したら、日本の「サイダー」ではなく「シードル」が出てきますので気をつけましょう(笑)。



まとめ:「ソフトドリンク」って英語で何?


まとめると、「ソフトドリンク」は英語でも「soft drink」になりますが、その単語の発音の問題もありアメリカで通じない場合があると思います。この表現は主にパブやレストランで使う表現です。

日常会話をしていて、ソフトドリンクが欲しい場合、飲み物の種類を細かく伝えた方が良いと思います。例えば、コーラが飲みたいなら、「cola」や「coke」という言い方を使うべきです。

そして、「soda」という言い方はイギリスではあまり使われていないので気をつけましょう! 他にも気になる「和製英語」(外来語!)があれば、是非ご連絡下さいね。


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