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イギリス英語とアメリカ英語の食事という言い方の違い

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dinner、tea、supperの違いから見るイギリス英語とアメリカ英語「食事」の言い方の違い



皆さん、「夕食」は英語で何というのか分かりますか?ほとんどの日本人の英語学習者は「dinner」という単語をご存知していると思いますが、イギリス英語では、他の単語も使われています。

今回の記事ではイギリス人が使う「夕食」に相当する単語を紹介してみたいと思います。地方や階級によって言い方が違いますから、これはとても面白いテーマだと思います。

では、「夕食」はイギリス英語で何というのでしょうか? 英語の教科書を見ると、英語で食事の名前を見るとこのように紹介されると思います。


  • 朝食: breakfast
  • 昼食: lunch
  • 夕食: dinner


これは勿論正しい言い方ですが、種類や地方の方言によっては言い方が異なる場合もあります。以下にイギリス英語とアメリカ英語において食事という表現の言い方について紹介していきたいと思います。


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アメリカ英語で「食事」と言う場合の表現



アメリカ英語では、朝食は必ず「breakfast」と呼びますが、これ以外にも「brunch」という単語も使われています。「Brunch」とは、週末に寝坊して、朝ご飯ではなく早い時間にランチを食べる事を指す言葉です。

つまり「breakfast」と「lunch」という単語を組み合わせた呼び方です。

アメリカ英語において「Lunch」とは、昼間の時間帯に食べる食事の事を指します。小さいサンドでも、大きいステーキの食事であっても「lunch」と呼ばれます。しかし日曜日に食べる大きい量の昼食の場合「Sunday dinner」と呼ばれる事もあります。


この「Sunday dinner」は、少し豪華で多めに作られる事から準備が大変なので、いつもより遅い時間に食べる事が一般的です。例えば午後の3時や4時くらいに食べる場合が多いですね。

夕食は「dinner」と呼ばれ、夕方の5時から7時までの間に行われる食事の事を指します。「Supper」と呼ぶ人がいますが、現代ではお年寄りのみが使う単語となっています。

そして「supper」は主にアメリカの東海岸でよく使われている単語です。





アメリカ人が食事(朝食、昼食、夕食)と言う際の例文:



I had pancakes for breakfast.
(私は朝ごはんにホットケーキを食べました。)


I ate brunch with my boyfriend.
(私は彼氏と一緒にブランチを食べました。)


Let’s have a burger for lunch.
(昼食にハンバーガーを食べましょう。)


My mom is going to cook steak for dinner.
(母親は夕食にステーキを作ってくれます。)





イギリス英語で「食事」と言う場合の表現



イギリス英語において、朝ご飯は「breakfast」になります。しかし近年ではアメリカ英語の「brunch」も使われるようになりました。


イギリス英語で昼食という場合、アメリカ英語とは違い「lunch」と「dinner」の両方の言い方が使われます。しかし、この場合にはアメリカ英語と比べた場合ニュアンスが少し異なります。


「Lunch」という単語は、軽い食事というニュアンスが含まれているので、例えばサンドイッチやスープなどがそれにあたります。

「Dinner」は、大きい食事というニュアンスが含まれているので、昼間であっても夕方であっても、その日の一番大きい食事であれば、その食事は「dinner」と呼ばれる事があります。


私の小学校、中学校、高校で、学校の給食は「school dinner」と呼ばれていました。しかし「School lunch」と呼ぶ人はいませんでした。そして給食を用意してお皿に配ってくれる係りの女性達は「dinner ladies」と呼ばれていました。


夕食がその日のメインの食事であれば「dinner」と呼ばれています。軽い食事の場合は「tea」や「supper」と呼ばれる事もあります。「Tea」という言い方は、北の地方(エリア)の人達によく使われています。

「Supper」という言い方は少し古い感じがする言葉ですし、アッパークラス(上流階級)の雰囲気がする言葉使いですね。(笑)


日本人向けのイギリス旅行ガイドを見ると、「afternoon tea」(軽い食事・おやつタイム)という言い方が紹介されていますが、この表現はイギリスの日常会話で滅多に使われていません。

有名なお茶屋(例えば、噂のBetty’sなどhttp://www.bettys.co.uk/afternoon_tea.aspx)に行った場合、おそらくツーリストしかいないと思います(笑)。殆どのイギリス人は日常会話では「I fancy a cuppa」(お茶飲みたいなぁ)という表現を使って、お茶とクッキー(biscuits)を出してゆっくりとお茶を飲む事が一般的ですね。^^


イギリス英語の「lunch/dinner/tea」の使い方には地方・階級の違いがあります。イギリスの北部の地方では一般的に「dinner」(昼食)と「tea」(夕食)という言い方を使います。

イギリスの南の方に住んでいる人は多くの場合「lunch」と「dinner」という言い方を使いますが、「dinner」と「tea」という言い方を使うワーキングクラス・ミドル・クラスの人もいます。

そして、とても上流階級の人(例えばエリザベス女王!)は「lunch」と「dinner」か「supper」と言います。王家の人が使う「dinner」は豪華な夕食というニュアンスを与えます。また「supper」はもう少しおとなしい夕食という意味を与えます。


イギリス人が食事(朝食、昼食、夕食)と言う際の例文:



I ate porridge for breakfast.
(私は朝ごはんにオートミールを食べました。)

The cricketers ate sandwiches at lunch.
(クリケット選手は昼食にサンドイッチを食べました。。)


Our school dinners were healthy but not very tasty.
(私たちの給食は健康的だったけどあまりおいしくなかった。)


We are going to have shepherd’s pie for tea.
(私たちは夕食にシェパーズパイを食べます。)


The Queen had salmon for supper.
(女王様は夕食にサーモンを食べました。)




lunch, tea, dinner, supperのまとめ



まとめると、アメリカ人は「breakfast, lunch, dinner」という単語を使います。地方によって「supper」という単語も使います。

イギリスの北部の人は「breakfast, dinner, tea」という言い方を使います。そして、ワーキングクラスのイギリス人はどの地方でもその言い方を使う傾向があります。

そして「breakfast, lunch, dinner」という言い方はイギリス人のミドルクラス・南部の言い方です。上流階級の人は必ず昼食を「lunch」と呼びます。


食事に関するイギリス英語とアメリカ英語の言い方の違いの説明は以上になります。他にもイギリス英語に関する質問があれば、是非ご連絡くださいね^^



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