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イギリス英語とアメリカ英語の違い:英語の「Hospital」(病院)の正しい使い方について

英語の「Hospital」(病院)の正しい使い方
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英語の「Hospital」(病院)の正しい使い方について紹介



実は・・私は日本に来日した当初は日本語を全く話す事が出来ませんでした。知っている単語といえば・・「サムライ」、「こんにちは」、「カラオケ」などの代表的な単語しか知りませんでした。テキストブックな外国人ですね^^


それに日本人の英語の使い方(癖とも言うべきでしょうか)についても何も分かりませんでした。しかし実際、どの国の人でも「外国語を話す時には自分の母国語に影響される」事が多いですし、このような癖が自然と出てきてしまうと思います。


英語の「Hospital」(病院)の正しい使い方英語の「Hospital」(病院)の正しい使い方




英語で「Hospital」(病院)という単語使う際の正しい使い方について



ですから日本人が英語を話す際、その英語はかなり日本語に影響されている英語になっています。例えば、単語を直訳して話す可能性がありますし単語の選び方にも特徴がありますね^^。

勿論、私が使う日本語も英語の考え方にかなり影響される時がよくあります^^。

そこで今回は、私が以前日本人の知り合いと会話をした際の事を例に上記の事を説明をしていきたいと思います。また私はこの時の会話内容に少しびっくりしてしまいました^^



外国語を話す際に母国語の影響が出る場合の例



日本人の知り合い:

I was sick at the weekend so I went to hospital.
(私は今週末、病気だったので病院に行ったのよ)。

私:

Really? That’s terrible! What’s wrong?!
(本当?!酷いね!いったいどうしたの?!)


日本人の知り合い:

I caught a cold.
(風邪を引いたのよ)


私:
?!
(え?)


この会話を見ると「英語と日本語のボキャブラリーの違い」を感じる事が出来ると思います。そしてこれ以外に文化の違いもあるかもしれません。


その前にまずはボキャブラリーの違いを説明していきたいと思います。日本語の「病院」という言葉は確かに英語で「hospital」という単語に翻訳する事が出来ますが、英語の「hospital」は、実はかなり強いイメージがあります。


英語の「hospital」は日本語の「大学病院」のようなコンセプトです。つまり英語では、「hospital」という単語を使った場合、手術受ける場所や入院する場所というイメージが浮かんできます。


英語圏の人は風邪を引いた際に「hospital」に行く事はありません。ですから上記の会話に出てきた知り合いが、「I went to hospital」と言った時、私はかなりびっくりしました。

彼女が「救急車で運ばれたのかな?!」と思ってしまったんですね^^「彼女は緊急手術を受けたかな?!」と思ってしまいましたから(笑)。


それではこのような際に「hospital」の代わりにどのような単語を使う事が適切なのでしょうか?やはりこの場合でもイギリス英語とアメリカ英語の違いがあります。




イギリス英語で「病院」という場合



イギリス英語では、ローカルで小さい「病院」の場合は「clinic」や「surgery」や「doctor’s surgery」という言い方をします。


例文紹介:


イギリス英語: I went to the clinic yesterday for a check-up.
日本語: (私は昨日、検診を受けるために病院に行きました。)


イギリス英語: What time does the surgery close?
日本語: (病院は何時に終りますか?)


そしてこのようなフレーズも使います。

イギリス英語: I have a doctor’s appointment tomorrow.
日本語: (私は明日医者と相談する予約を取っています。)

イギリス英語: I took my daughter to the doctor’s yesterday.
日本語: (私は昨日、娘を病院に連れて行きました。)
※「doctor’s」は「医者の所」という意味になります。省略のように使われています。


イギリス英語で「hospital」という単語は、日本語で言う「大学病院」のような場所です。緊急の時や手術を受ける場合にのみ行く場所です。


イギリス英語: My grandfather was rushed to hospital last night.
日本語: (私のおじいちゃんは昨晩いきなり病院に運ばれました。)


イギリス英語: My mother was released from hospital this morning.
日本語: (私の母は今朝退院しました。)

※「退院する」は「released from hospital」や「discharged from hospital」になります。


ところでイギリス英語では、「hospital」の前に「the」を使わなくても大丈夫です。例えば「I was taken to hospital」(私は病院に運ばれました)。

しかしアメリカ英語では、「the」を入れて使う必要があります。つまり「the hospital」というようになります。




アメリカ英語の「病院」で「病院」という場合



アメリカ人はイギリス英語の「surgery」を使いません。何故ならアメリカ人にとって「surgery」という単語は「手術をする部屋」というニュアンスがあるからです。ですから、その代わりにアメリカ人は「clinic」や「doctor’s office」という単語を使いますね。


例文紹介:

アメリカ英語: I went to the doctor’s office this morning.
日本語: (私は今朝病院に行きました。)


そして上記でも紹介しましたが、アメリカ英語では「hospital」ではなく「the hospital」というフレーズを使います。


アメリカ英語: My mother was released from the hospital this morning.
日本語: (私の母は今朝退院しました。)




イギリスと日本のカルチャーの違いについて



イギリスと日本の保険制度にはかなりの違いがあります。イギリスでは病院に行く際に診察料を払う必要がありません。大学病院で手術受けても、出産しても、癌の治療をしても患者がお金を支払う事はしません。


この保険制度はイギリス人にとって最も良い点かもしれません。イギリス人は無料で病院に行く権利がありますが、その代わりに殆どの人は滅多に病院にはいきません。多くのイギリス人は、保険サービスを無駄使いする事無く大切に利用する責任を感じています。

ですから、マイナーな風邪などの病気になった場合、医者に行く人はとても少ないです。風邪を引いた際には殆どの人は薬局から薬を買ってベッドに入るだけです^^。


そして日本の小規模の病院では例えば「内科」や「皮膚科」、「外科」などの専門病院がありますよね。しかしイギリスでは病気になってその後病院に行く事を決めた場合、まずは「GP」の診察を受けます。


「GP」とは「General Practitioner」の省略です。この医者は特に自分の専門はありませんが、全ての病気に詳しくその病状を見て的確に判断するトレーニングを受けています。

「GP」が患者の病気を簡単に治せない場合や、病気を的確に判断する事が出来ない場合は、患者を専門家の医者に行かせます。イギリスの「GP」の制度には良い点もありますが、悪い点もあるかもしれません。


まず「GP」制度の良い点としては、その医者は患者の今までの病歴のデーターを保存しているので、患者に関する全ての情報を把握しています。ですから医者と患者は長い付き合いがあり良い関係を作ることが出来ます。

そして悪い点としては、GPは広い知識はありますがもし患者に珍しい病気があった際は、また違う専門の医者に診察してもらう必要があります。この点が唯一の欠点と言えるかもしれません。


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