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イギリス英語特有のスラング「minger」,「pillock」,「mardy」の意味と使い方を詳しく解説します!
今回の記事では、イギリス英語特有の悪口言葉・罵り言葉(スラング)として「minger」,「pillock」,「mardy」の意味と使い方を詳しく紹介していきたいと思います。
私は先日あるサイトを通じて面白い動画を発見しました。この動画自体はBBC Americaの「Anglophenia」というウェブサイトに掲載されていたものですが、イギリス英語の悪口言葉・罵り言葉を紹介している面白い動画だったので内容を抜粋して紹介します。
動画はこちら:
皆さん、動画の内容は何となく理解出来ましたでしょうか.。聞き取れなかった方もいると思いますので、動画中に出てきたイギリス英語のボキャブラリーを改めて度説明していきたいと思います。
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Mingerの意味と使い方
「Minger」という単語は名詞ですが「minging」という単語は形容詞として使う事が出来ます。「Minging」は「不細工」や「気持ち悪い」という意味になります。
アメリカ英語では、「minging」ではなく「gross」になると思います。
イギリス人のMingerの使い方 例文:
He’s picking his nose in public! That’s minging!
(彼は外で鼻掃除をしてるよ!それはきたねえなぁ!)
Mike’s girlfriend is a right minger.
(マイクの彼女はめっちゃ不細工だよ。)
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Pillockの意味と使い方
イギリス英語では「大バカ」という意味になる単語は多いですが、「Pillock」は少し弱い言い方だと思います。
「Pillock」は凄く失礼な悪口ではないので、友達をからかっている時に使っても大丈夫な単語です。
イギリス人のPillockの使い方 例文:
イギリス英語: My brother lost his car keys again. What a pillock!
日本語: 私の弟はまた車のカギを無くしちゃった。なんてバカなんだ!
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Mardyの意味と使い方
この単語は主にイギリスの北部で使われていますが、全国でも通じる単語だと思います。機嫌の悪いティーンネイジャーに対して使うような単語です。
例文:
イギリス英語: My sister is mardy because mum won’t let her go out.
日本語:私のお姉ちゃんは機嫌が悪い。何故ならお母さんは彼女に出かける許可を出してくれないから。
イギリス英語の悪口言葉・罵り言葉: 4.Tosser
意味: あほ・バカ
この悪口は「バカ」という意味ですが、上記に紹介した「Pillock」より強いニュアンスになります。
この単語は本当に嫌な人に対して使う悪口です。アメリカ英語では「jerk」になると思います。「Tosser」は主に男性に対して使う単語です。
例文:
イギリス英語: My boss is a complete tosser.
日本語: 私の上司はとんでもないバカだよ。
イギリス英語の悪口言葉・罵り言葉: 5.Gannet
意味: 卑しい人・大食漢
「Gannet」は元々、鳥の種類(北ヨーロッパの海鳥)ですが、スラングとして使うと「大食漢」という意味になります。私は若い時にお父さんに「Gannet」と言われた気がします・・(笑)。
例文:
イギリス英語: Don’t eat all the biscuits, you gannet!
日本語: クッキーを全部食うなよ! 卑しい奴だね!
イギリス英語の悪口言葉・罵り言葉: 6.Skiver
意味: 仕事等をサボる人
「Skiver」は名詞ですが、「skive」という単語は動詞になります。これらの単語はイギリス英語の日常会話でよく使われます。
例文:
イギリス英語: My colleague is a skiver. I always end up doing his work for him.
日本語: 私の同僚はよく仕事をサボっている。私はいつも彼の仕事をやる事になってしまう。
イギリス英語の悪口言葉・罵り言葉: 7.Berk
意味: バカ
この単語は元々コックニー・ライミング・スラングでした。
参考:「イギリス英語の特徴:コックニーライミングスラングを学んでイギリス英語力をアップ」
例文:
イギリス英語: I think Vicky’s husband is a total berk.
日本語: ヴィッキーの旦那は嫌なバカだと思う。
イギリス英語の悪口言葉・罵り言葉: 8.Barmy
意味: クレイジー・(頭が)おかしい・変わっている
この単語はそんなに失礼な単語ではないので「悪口」でもありません。人をからかっている時に使う事が出来る単語です。例えば、イングランド代表クリケットチームは「Barmy Army」というニックネームがあります。
例文:
イギリス英語: Don’t worry about Katie’s strange clothes – she’s a bit barmy.
日本語:ケイティーの変な洋服を気にしないで。彼女はちょっと変わっている人だからね。
イギリス英語の悪口言葉・罵り言葉: 9.(as) Thick as two short planks
意味: 頭が悪い
イギリス英語には、「頭が悪い」という意味になるスラングが数多くあります。
「Thick as two short planks」は「Thick」や「Thick as」に省略される事もあります。
例文:
イギリス英語: John is as thick as two short planks.
日本語: ジョンは頭が悪い。
イギリス英語の悪口言葉・罵り言葉: 10. Two fingered salute
意味: 逆ピース(=死ね!)
「Two fingered salute」というフレーズは悪口ではありませんが、イギリス人特有のジェスチャーです。
「逆ピースサイン」という意味になります。イギリス英語では、「逆ピース」はとてもアグレッシブな身振りです。
イギリスでは逆ピースは「死ね!」という意味になります!イギリスで写真を撮影する際にピースサインをやる際には気をつけましょうね(笑)^^
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