イギリス英語

イギリス英語の発音:「poor」、「tour」、「during」:上品なイギリス英語の発音についての質問

上品なイギリス英語の発音について

イギリス英語を話す上で上品なイギリス英語の発音について



皆さん、こんにちは。いつも当サイトを読んで頂きありがとうございます!
今回の記事も読者の方から頂いた質問に答えてみたいと思います。
(この質問は前回の記事で質問を頂いた方と同じ方です)今回の質問はイギリス英語の「上品な発音」に関する質問です。


イギリス英語の発音について気になっている方は多いと思いますので、他の読者さんにも役に立つと思ってこの質問内容をシェアさせて頂きました。

前回頂いた質問内容について:「イギリス英語のリスニングにお勧めのPodcast(ポッドキャスト)リスト紹介



読者の方の質問:


発音について質問があります。
私はイギリスに行ったことがないのですが、特にBBCを中心、ドラマは現代のシャーロックではなく、ジェレミー・ブレットが主演したグラナダ版を愛聴しています。

好きなものは音声化して数百回も聴いています。このドラマはとても心地よい英語で、特に登場する婦人たちがゆっくりと低い声でしゃべるのが素敵だと思うのです。

BBCは聴きやすいですが、あのようにぱきぱきした英語でないのが好きなのです。自分はいつも耳で聴いているせいか、発音がすごく気になります。

BBCを聴いていて、この発音は上品なんだろうかとよく思います。上品かそうでないか、そういった肌感は、ネイティブでないので絶対わからないです。(たとえば、poorやtourをプアーやツアーではなくポ―やトー、duringをヂュアリングとか。グラナダ版ホームズを聴くと、ポ―やトーではなく普通通り発音していたりします。

グラナダ版ホームズではどうかなあと比べたりしていますが。BBCで言われている場合は大丈夫なのでしょうか。



上品なイギリス英語の発音について上品なイギリス英語の発音について

イギリス英語の発音に関するおススメ記事



質問内容に対するマリの答え:



まずはご質問、ありがとうございます!

当サイトの読者の中にはBBCの「シャーロック」のファンがかなり多いのではないかと思っています。しかし、グラナダテレビで放送された「シャーロック・ホームズ」に詳しい方は比較的少ないと思います。

グラナダテレビの「シャーロック・ホームズ」はユーチューブにアップされていうるので興味のある方は是非ご覧下さい!^^






グラナダテレビの「シャーロック・ホームズ」は、1984年に初めて放送されました。全部で4シリーズあり、ジェレミー・ブレットという俳優がシャーロック・ホームズの役を演じています。

現在の「シャーロック」は21世紀のロンドンが舞台ですが、グラナダテレビの「シャーロック・ホームズ」は元々の小説と同じく、19世紀のロンドンが舞台です。


では、読者の方の質問に戻ります。

私は今日、ユーチューブで始めてグラナダテレビの「シャーロック・ホームズ」を観ました。すみません(笑)。やっぱり、ジェレミー・ブレットという俳優の発音はとても上品だと思います。
私は彼の事について何も知りませんでしたので、ウィキペディアや他のメディアで彼のプロフィールをリサーチしました。


◎参考ページ:
・英語:「Jeremy Brett
・日本語:「ジェレミー・ブレット


ジェレミー・ブレットはイギリスのイートン校というとても高級な私立学校に通っていました。(この学校はキャメロン首相やウィリアム王子等が通った学校として有名です!)

やっぱり、彼はとても「posh」な人ですね^^ 1940年代にイートン校に通ったような人は、とても上品な話し方をする人だと思います。


参考記事:「イギリス英語でよく使われている posh(ポッシュ)とはどういう意味でしょうか?イギリスの階級社会に関する英語表現 posh(ポッシュ)


そして、その当時イートン校に通っていたような人は、現在のイートン校の卒業者よりも高級な発音になると思います。私の意見では、ジェレミー・ブレットの発音はウィリアム王子の発音より上品だと思います!
何故なら、イギリス英語の発音は時が経つに連れて少しずつ変化していくと思うからです。現在の人たちはそこまで高級な発音ではないと思います。




「プアー」(poor)、「ツアー」(tour)というイギリス英語の発音



ジェレミー・ブレットは「プアー」(poor)や、「ツアー」(tour)という発音を使いますが、現在の人たち(私も含まれる)は「ポー」や、「トー」という発音を使います。

これは別に「上品」でもないし、「下品」でもありません。現在の発音というだけです。イギリスの東北エリアのアクセントでは「プアー」や、「ツアー」という発音になりますが、一般の「RP」というアクセントでは「ポー」や、「トー」といった発音になります。


実際にイギリス英語辞書で調べると、私を含め一般のRPを使って話すイギリス人の発音はこのようになると思います。


RPのPoorの発音:
RPのTourの発音:

※Tourの場合、二つの発音が出ます(tʊəと tɔː)


「During」という単語にも発音の違いがあります。私の経験では、現在の人(私も含め!)は「ジューリング」という発音を使います。昔の上品な言い方では、あえてカタカナ表記で説明すると、「デゥューリング」のようになると思います。イギリス英語の辞書で調べると、やっぱり「ジューリング」という発音が出てきます。


RPのDuringの発音:


この辞書の良い点は、アメリカ英語の発音も確認出来るという点です。アメリカ英語では、「ジュ」という発音ではなく「デゥ」という発音になります。


以上をまとめると、グラナダテレビのシャーロック(つまり、ジェレミー・ブレット俳優)の発音はとても高級で上品です。しかし、現在のイギリス人の発音とは少し違います。

日本人の英語学習者がジェレミー・ブレットの発音を真似すると少し変な印象を与える可能性があるのではないと思います。ですから、これは私の意見ですが彼の発音はあまり真似しない方が良いと思います!


そして、一般的なイギリス人の発音を確認したい場合は、イギリス英語の辞書で調べる事が最もお勧めです!

参考リンク:「Cambridge Advanced Learner’s Dictionary



イギリス英語を学習する為の専門教材

この「ブリティッシュイングリッシュマスター」という教材はイギリス人の私が書き下ろしたイギリス英語を学習する為の専門教材です。制作・編集も私が手がけたので英語のニュアンスも完璧です。ネイティブのイギリス人が使う自然なフレーズや、アメリカ英語との違いを中心にイギリス英語の文法、発音、スペルについてもアメリカ英語と比較しながら詳しく紹介しています。

教材内では、イギリスのカルチャーも紹介していますので、イギリス英語以外にも、イギリスのカルチャーに興味がある方にも是非読んでもらいたい内容です。イギリス英語の音声も付属しているので、通勤中の電車中や空いた時間を使ってこの音声教材でいつでもイギリス英語が勉強出来ます。

イギリス英語専門教材:ブリティッシュイングリッシュ・マスター

イギリス英語のイディオム専門教材

この教材「ブリティッシュイングリッシュイディオムマスター」はイギリス英語のイディオムを学習する為の専門教材です。本教材ではイギリス英語特有のイディオム表現や諺、その他にもマニアックなイギリス英語のイディオムを紹介している日本でも珍しいイギリス英語専門の辞書教材です。

イギリス人の日常会話やイギリスの映画、テレビドラマ、新聞、小説等に使われているイディオムをコツコツと集め、イディオムの歴史やルーツを調べて日本人のイギリス英語学習者の為に分かりやすく解説しています。

1つのイディオムにつき2つの例文を掲載しているので、イディオムの使い方やニュアンスもしっかりと学習できます。この教材もmp3の音声が付属しているので、場所を選ばす空いた時間を有効に利用していつでもイギリス英語のイディオムが勉強出来る教材です。

イギリス英語のイディオム専門教材:ブリティッシュイングリッシュ・イディオムマスター
教材の詳細はこちら