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closet、wardrobe、cupboardの違いと使い分け、イギリス英語とアメリカ英語の違いは?

closet、wardrobe、cupboardの違いと使い分け
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イギリス英語において「closet、wardrobe、cupboard」の単語の違いや使い方について紹介



今回の記事では、日常会話でよく使われているボキャブラリーの違いやイギリス英語での使い方について紹介したいと思います。

今回紹介する単語は「closet」、「wardrobe」、「cupboard」になります。


Closetの使い方やニュアンス、イギリス英語での使い方



Closet

意味:衣類を入れる戸棚(クローゼット)


「Closet」は主にアメリカ英語になります。なぜなら、殆どのイギリスの家には備え付けの「closet」がありません。

「Closet」とは家具ではなく、洋服などを収納する小さい「部屋」のようなスペースです。私がアメリカに滞在した際に宿泊した家には寝室に「closet」がありました。

アメリカでは「closet」が普通です。しかし、私のイギリスの実家には「closet」がありません。代わりに「wardrobe」という家具の中に洋服を収納します。


例文:

My bedroom doesn’t have a closet.
(私の寝室にはクローゼットがありません。)

My shoes are in the closet.
(私の靴はクローゼットの中にあります。)



イギリスでは「closet」というスペースがあまりないですが、単語自体は勿論通じます。それに「closet」は色々なイディオムに使われています。

「to come out of the closet」という婉曲的な表現は「ゲイとしてカミング・アウトする」という意味になります。これは元々アメリカ英語の表現ですが、現在はイギリス英語でも使われています。


例文:

My brother came out of the closet last year.
(私の弟は去年自分がゲイだと告白しました。)
※「to come out of the closet」はよく「to come out」に省略されています。


もう一つの「closet」の使い方として「closet writer」や「closet manga fan」、「closet Star Wars figure collector」という言い方があります。

つまり「秘密的な~」という意味になります。この使い方は大抵の場合「少し恥ずかしい趣味」について話す際に使われます。


例文:

My husband is a closet anime fan.
(私の旦那は(秘密で)アニメのオタクです。)

He’s a closet drinker.
(誰も分かっていないけど、彼はアルコール中毒です。)

もう一つのイディオムとして「to have skeletons in the closet」(昔からの秘密を隠している状態)という表現がありますです。これはイギリス英語で「to have skeletons in the cupboard」になります。
※このイディオムは私が書いた「British Idiom Master」というebookに紹介されています。


closet、wardrobe、cupboardの違いと使い分けcloset、wardrobe、cupboardの違いと使い分け

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Wardrobeの使い方やニュアンス、イギリス英語での使い方



Closet

意味:洋服を収納する戸棚

イギリス人は「wardrobe」の中に洋服を収納します。以前にも言いましたが、イギリスの家はアメリカの家より比較的狭いので、「closet」(洋服を収納する小さい部屋)というスペースは珍しいです。

しかし、家によってそのスペースがある場合にそこは「closet」か「walk-in wardrobe」と呼びます。


例文:

I put your coat in the wardrobe.
(私はあなたのコートを戸棚に入れましたよ。)

I bought a new wardrobe from Ikea yesterday.
(私は昨日イケアで新しい戸棚を買いました。)



「Wardrobe」という単語にはもう一つの使い方があります。これは「自分が持っている全ての洋服」という意味になります。


例文:

I need a new winter wardrobe.
(私には新しい冬用の洋服が必要です。)
※つまり、「冬に着る洋服を全て新しく買う」という意味になります。

「Closet」と違って「wardrobe」という単語に関するイディオムは殆どありません。一つの有名な「イディオム」(表現?スラング?)に「wardrobe malfunction」という表現があります。

このフレーズは「見せてはいけない体の一部を見せてしまう」という意味になります。このフレーズは2004年に初めて使われるようになりました。


2004年のスーパーボール(アメフトの試合)のハーフタイムパフォーマンス中にジャネット・ジャクソンという歌手の洋服がずれてしまい、彼女は自分の乳首を出してしまいました。

この事件は「wardrobe malfunction」(直訳:洋服の不調)という婉曲的な表現で説明されていました。「Wardrobe malfunction」はもう既に英語圏の国中で使われています。


英語圏のセレブニュースを読むと絶対こういった表現を目にする事が出来ると思います^^

例えばこんな記事等:「Lupita Nyong’o suffers wardrobe malfunction exiting car in NYC… after addressing rumours she’s alienating her Eclipsed castmates




Cupboardの使い方やニュアンス、イギリス英語での使い方



Cupboard

意味: 食器棚(戸棚)、洋服を収納する戸棚(イギリス英語限定)


「Cupboard」とは主に食器や食品を収納する戸棚という意味になりますが、他の使い方もあります。例えば、バスルームにある戸棚は「bathroom cupboard」と呼びます。

また、イギリス人が洋服を収納する戸棚を「cupboard」と呼ぶ場合があります。実はイギリス人にとっては、どの「戸棚」でも「cupboard」と呼べます。「Cupboard」の発音は「kʌbəd」になります。


例文:

The plates are in the cupboard under the sink.
(お皿は台所の流しの下の戸棚に入っているよ。)


Put the tennis rackets in the cupboard under the stairs.
(階段の下にある戸棚にテニスラケットを入れてください。)


「Cupboard」という単語を使うイディオムは少ないですが、「cupboard love」(ペット等が食べ物をもらうために急に甘える事)という面白い表現のイディオムがあります。

このイディオムも私が書いたイディオムの教材British Idiom Masterに紹介されています。
もし興味があったら読んでみて下さいね^^




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