スポンサーリンク
Contents
面白いイギリス英語のスラング:「お酒」、「アルコール」は何と言うのか?(パート2)
前回の記事では「お酒」や「アルコール」はイギリス英語で何と言うの?という記事をアップしました。今回の記事は、その続きを書きたいと思います。
イギリス英語の面白いスラング: 1. a wee dram
a wee dram:少量のウィスキー
この表現はスコットランドから来た表現です。「wee」は「小さい」という意味になり、「dram」は「少量の強いお酒」という意味になります。
ですから、「a wee dram」は「少量のウィスキー」という意味になります。私のスコットランド人のおじいちゃんはこの表現をよく使っていました(笑)。
ところで、ちょっとした豆知識の紹介なんですが、「Whisky」というスペルを書く際には気をつけましょう。スコッチウィスキーは「whisky」と書きます。
アイリッシュウィスキーは「whiskey」になります。アメリカで作られたウィスキーはアイルランドのスペルと同じく「whiskey」になります。
私が知っている限り、日本のウィスキーはスコットランドのスペルを使っています。「Whisky」という言葉は元々「uisge beatha」(発音:イシュカヴァー)というスコットランドゲイリック語から来たものです。
この言葉は英語で「water of life」(=生命の水)という意味になります。
例文:
Would you like a wee dram of whisky?
(ほんの少しウィスキーを飲みませんか?)
My grandfather has a wee dram every night.
(私のおじいさんは毎晩ほんの少しだけウィスキーを飲む習慣があります。)
おすすめ記事:

イギリス英語の面白いスラング: 2. hair of the dog
hair of the dog:二日酔いを治すためのお酒(抑え酒)
この表現は「二日酔いを治すためのお酒」という意味になります。これは少し変な表現ですが、二日酔いになった場合、またさらに少しだけお酒を飲むと二日酔いが治るという迷信!?噂を信じる人がいます^^
日本語では「抑え酒」という表現になると思います。この表現のルーツが知りたいなら、このリンク先を読んでみてください:
参考「Hair of the dog」
例文:
A: Are you coming to the pub?
(パブに来る?)
B: No, I’ve got a stinking hangover.
(いや、酷い二日酔いなんだ。辞めておくわ。)
A: Oh, come on. “The hair of the dog” and all that!
(おーい、一緒に行きなさいよ。「抑え酒」になるよ!)
A: Why are you drinking again? I thought you had a hangover?
(どうしてまたお酒を飲んでいるの?二日酔いだと思ったのに。)
B: It’s the hair of the dog.
(抑え酒だよ。)
イギリス英語の面白いスラング: 3. liquid lunch
liquid lunch:お酒を沢山飲むランチ
この表現は少しふざけたスラングなのですが、「お酒を沢山飲むランチ」という意味になります。
例文:
You look like you had a liquid lunch!
(あなたはランチと一緒に沢山のお酒を飲んだようにみえるよ!)
We are having a business meeting at the pub tomorrow. It will probably end up being a liquid lunch.
(私たちは明日パブでビジネスミーティングを行う。ただ、お酒を飲んでしまうかもしれない。)
イギリス英語の面白いスラング: 4. snifter
snifter:アルコール飲料(ほんの一口を飲む)
私はこの単語が特に好きです^^。「アルコール飲料」という意味になりますが、「ほんの一口だけ飲む」というニュアンスが含まれています。
和英辞書で調べると「主に米英語」と書いてありますが、私の経験では、主にイギリス人の方が使っていると思います。
とにかく、面白くてふざけた単語です^^
例文:
Let’s have a snifter of something tonight.
(今夜、ちょっとお酒を飲もうよ。)
I had a quick snifter before leaving the house.
(家を出る前にほんの一口お酒を飲んでおきました。)
イギリス英語の面白いスラング: 5. sauce
sauce(be on the sauce):お酒を飲んでいる
このスラングは主に「be on the sauce」というフレーズで使われています。この表現は「お酒を飲んでいる」という意味になります。
例文:
You’ve got a red face. Have you been on the sauce?
(君は顔が赤いよ。お酒を飲んでいるの?)
My uncle Dave has been on the sauce for years.
(私のデイヴおじさんはお酒中毒だよ。)
※「for years」などの「長い間飲んでいる」という言い方を使うと、「お酒中毒」というニュアンスになります。
以上でお酒に関するスラングの紹介は終わりですが、実は他にもお酒関係のスラングとイディオムは沢山あります。
そのうち「イギリス英語のスラングガイド」というebookを書きたいと思っていますので、それまでお楽しみにお待ちください^^
スポンサーリンク
ブリティッシュイングリッシュマスターはイギリス人の私が書き下ろしたイギリス英語を学習する為の専門教材です。制作・編集も私が手がけたので英語のニュアンスも完璧です。ネイティブのイギリス人が使う自然なフレーズや、アメリカ英語との違いを中心にイギリス英語の文法、発音、スペルについてもアメリカ英語と比較しながら詳しく紹介しています。
教材内では、イギリスのカルチャーも紹介していますので、イギリス英語以外にも、イギリスのカルチャーに興味がある方にも是非読んでもらいたい内容です。RPアクセントの音声も付属しているので、通勤中の電車中や空いた時間を使ってこの音声教材でいつでもイギリス英語の発音が勉強出来ます。

イギリス英語のイディオム専門教材
この教材「ブリティッシュイングリッシュイディオムマスター」はイギリス英語のイディオムを学習する為の専門教材です。本教材ではイギリス英語特有のイディオム表現や諺、その他にもマニアックなイギリス英語のイディオムを紹介している日本でも珍しいイギリス英語専門の辞書教材です。
イギリス人の日常会話やイギリスの映画、テレビドラマ、新聞、小説等に使われているイディオムをコツコツと集め、イディオムの歴史やルーツを調べて日本人のイギリス英語学習者の為に分かりやすく解説しています。
1つのイディオムにつき2つの例文を掲載しているので、イディオムの使い方やニュアンスもしっかりと学習できます。この教材もmp3の音声が付属しているので、場所を選ばす空いた時間を有効に利用していつでもイギリス英語のイディオムが勉強出来る教材です。
