イギリス人が「寒い」という表現をする際に使う英単語
今回の記事では「寒い」という意味を表すイギリス英語特有のボキャブラリーを紹介していきたいと思います。
もう読者の皆さんもご存知のように、イギリスの天気はとても変わりやすい事で有名です。ですから、天気、天候、体温などに関するスラングや口語はとても多いです。
以上のことから、イギリス英語の好きなの英語学習者の方は必ずといっていいほど「天気に関するボキャブラリー」を覚えた方が良いと思います。
イギリスの映画やテレビドラマを観ると、当サイトで紹介したボキャブラリーは必ず出てきますので、イギリスのテレビドラマや映画の好きな方も絶対に覚えた方が良いと思います^^
それでは、「寒い」という意味を表すイギリス英語特有のボキャブラリーを紹介していきます!

こちらの記事もお勧めです:
- イギリス人が会話でよく使う「perhaps」の正しい使い方を紹介
- イギリス英語でよく使われている諺(イディオム)を紹介します!
- イギリス英語でよく使われている恋愛英語のスラング・ナンパ英語のスラングについて
1. 「nippy」
「nippy」という単語はイギリス英語だけに限って使われている単語というわけではありませんが、イギリス人の会話ではよく使われていますので、覚えておくと役に立つと思います。「nippy」は形容詞です。
イギリス英語で「nippy」はもう一つの意味があります。もう一つの意味としては「速い」という使い方です。例えば、「サッカー選手が速く走れる」という場合には、「He’s a nippy striker」と言うように表現します(=彼は足の速いストライカーです)。
例文:
It’s a bit nippy today, isn’t it?
(今日はちょっと寒いですよね。)
It is nippy in the evenings here – even in summer.
(ここでは夏でも夜が寒いです。)
2. 「parky」
「parky」というスラング(口語)はとてもイギリス英語っぽいです。また、このボキャブラリーは主に「イギリスの北部」で使われている単語です。
例文:
A:Did you enjoy your holiday in Scotland?
(スコットランドの旅行は楽しめましたか?)
B:Yes, although it was a bit parky.
(楽しかったけど、ちょっと寒かったね。)
It’s a bit parky in here. Let’s turn the heating on.
(ここはちょっと寒いよね。暖房をつけましょうね。)
3. 「baltic」
「baltic」という表現は「バルト海」(Baltic Sea)という海の名前から来ています。「バルト海」は北ヨーロッパにありますので、当然とても寒いエリアです。
バルト海から来る北風はとても冷たいです。ですから、イギリス(主にスコットランド)の寒い日には「it’s baltic!」(直訳:バルト海と同じくらい寒い!)という表現を言う人がいます。
例文:
I’m not going out without a coat! It’s baltic out there!
(私はコートを着ないで外に出ないよ!外はすごく寒いよ!)
You should wear something warm. It’s baltic outside today.
(あなたは暖かい洋服を着た方がいいよ。今日はとても寒いよ。)
4. 「brass monkeys」
「brass monkeys」もイギリス英語特有のスラングです。このスラングは元々「it’s cold enough to freeze the balls off a brass monkey」という長いイディオムから来ています。
しかし、現在では「brass monkeys」というスラングだけで使われています。
例文:
It’s brass monkeys out today. Wear a hat and scarf!
(今日はとても寒いよ。帽子を被ってマフラーを巻いてね!)
I went to Ireland for my summer holidays but it was brass monkeys every day!
(私は夏休みにアイルランドに行ったけど、毎日寒かったよ!)
5. 「perished」
最後に紹介する単語は、天気の話ではなく「自分が寒く感じる」という際に使う単語です。「perished」や「feeling perished」という表現はイギリス英語特有の表現になります。
例文:
I’m feeling absolutely perished. Let’s have a nice hot cup of tea.
(私はとても寒いよ。暖かいお茶を飲みましょうね。
He’s perished! Give him a blanket!
(彼はとても寒いよ!彼に毛布をあげて!)
以上、今回は「寒い」という意味を表すイギリス英語特有のボキャブラリーを紹介してみました^^
イギリス人の会話には本当によく天気に関する単語や表現が出てきますね^^ そういった点に注目してイギリスの映画やテレビドラマをみてみるとさらに面白いかもしれませんね^^
スポンサーリンク
ブリティッシュイングリッシュマスターは本サイトの運営者である私が完全監修・制作したイギリス英語を習得する為の専門教材です。音声のレコーディングから、本文の制作・編集も私が手作りしているので、イギリス人としての英語のニュアンスも完璧です。ネイティブのイギリス人が使う自然なフレーズや、アメリカ英語との違いを中心にイギリス英語の文法、発音、スペルについてもアメリカ英語と比較しながら詳しく紹介しています。
教材内では、イギリスのカルチャーも紹介していますので、イギリス英語以外にも、イギリスのカルチャーに興味がある方にも是非読んでもらいたい内容です。RPアクセントの音声も付属しているので、通勤中の電車中や空いた時間を使ってこの音声教材でいつでもイギリス英語の発音が勉強出来ます。

スポンサーリンク
イギリス英語に特化したイディオム教本
ブリティッシュイングリッシュイディオムマスターはイギリス英語のイディオムを学習する為の専門教材です。本教材ではイギリス英語特有のイディオム表現や諺、その他にもマニアックなイギリス英語のイディオムを紹介している日本でも珍しいイギリス英語専門の辞書教材です。
イギリス人の日常会話やイギリスの映画、テレビドラマ、新聞、小説等に使われているイディオムをコツコツと集め、イディオムの歴史やルーツを調べて日本人のイギリス英語学習者の為に分かりやすく解説しています。
1つのイディオムにつき2つの例文を掲載しているので、イディオムの使い方やニュアンスもしっかりと学習できます。この教材もmp3の音声が付属しているので、場所を選ばす空いた時間を有効に利用していつでもイギリス英語のイディオムが勉強出来る教材です。
