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I’ve gotとI have gotの違いは? ネイティブは会話中にどっちを使う?

I've gotとI have gotの違いは? ネイティブは会話中にどっちを使う?
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イギリス人は会話中にI’ve gotとI have gotのどちらを使うのか?



Mairi
Mairi
みなさん、こんにちは。今回の記事は読者の方から頂いたイギリス人がよく使う「I have got」、「I’ve got」というフレーズに関する質問に答えてみたいと思います。


実はこの質問は数週間前にもらっていたのですが・・・フェイスブックを見て下さっている方はご存知のように私は6月からイギリスに滞在していました。

その際に何かと忙しかった為、ブログの記事をアップする時間が中々取れませんでした。質問を下さった読者の方、返事が遅れて本当にごめんなさい。


それでは頂いた質問内容はこちら:



読者の方の質問:


私は今オーストラリアに留学中なのですが、イギリス英語に憧れがあり、イギリス留学することを決めました。

さて質問なのですが、イギリスに留学したことのある友人が、I’ve got〜 などの単語を省略した表現はカジュアルに聞こえるためI have got〜 とちゃんと言うように習ったと聞きました。

オーストラリアではそのようなことは聞いたことないのですが、省略した表現はネイティブのイギリス人が聞いた場合カジュアルに感じるものなのでしょうか?

度々の質問で申し訳ありませんが、是非ご回答のほど宜しくお願い致します。





先ずはご質問ありがとうございました。そして、いつも当サイトを読んで頂きましてありがとうございます。イギリス英語について気になる事があればどんどん聞いてくださいね^^

それでは、I have gotとI’ve gotの使い方について紹介したいと思います。






イギリス人が使う have gotの意味について


I've gotとI have gotの違いは? ネイティブは会話中にどっちを使う?

当サイトの読者の方、そしてイギリス英語のファンであればこの情報をご存知の方もいらっしゃると思いますが、イギリス人は「I have」(=持つ)の代わりに「I have got」というパターンを使う傾向があります。

一方でアメリカ人は「I have got」よりも「I have」というパターンを使う傾向があります。この両方の言い方は「正しい」英語です。そして、中には「I have」を使うイギリス人もいますし、「I have got」を使うアメリカ人もいますが、実はこの違いは単純に「使用頻度の違い」だけだと思います。


英語ネイティブは日常会話で「I have got」を省略しています。「I have got」を省略すると「I’ve got」(発音:アイヴ・ゴット)という言い方になります。

これはカジュアルな会話だけではなく、フォーマルなシーン、ビジネスシーン等でも使えます。もちろん、フォーマルな文章を書く際には「I have got」という書き方をしますが、会話の際、殆どの場合「I’ve got」という言い方をします。

逆に会話の際に「I have got」という言い方をすると、少し不自然になる場合があります。ネイティブが「I have got」を使うケースもありますが、それは特別なケースです。

後ほど、その特別なケースを説明したいと思います。まずは、「I’ve got」の使い方の例文を紹介していきます。


I’ve gotの使い方 例文



A:Have you got a pen I could borrow?
(貸してもらえるペンはある?)

B:I’ve got a red pen. Is that okay?
(赤ペンはあるけど、それで大丈夫?)

A:Yeah, a red pen’s fine. Thanks.
(赤ペンでも大丈夫だよ。ありがとう。)




夫:Have you seen my car key? I seem to have lost it. Have you got it?
(僕の車のカギを見た? 無くしてしまったみたい。あなたは持ってる?)

妻:I haven’t got it. I haven’t seen it since yesterday.
(私は持ってないよ。昨日から見てないよ。)




娘:Ahchoo!
(はくしゅん!)

母:Bless you! Have you got a cold?
(あら! 風邪引いたの?)

娘:I think so. My friends at school have all got colds. I must’ve caught it too.
(そうだと思う。学校の友達は全員風邪ひいているよ。私にも移ったかもしれないね。)




学習ポイント

イギリス人やアメリカ人(他の英語圏の人々も!)は誰かがくしゃみをした後に「bless you!」という決まり文句を言います。

これは「神のご加護がありますように」という意味になり、「腺ペスト」が流行っていた頃(590年ごろ)から言われている決まり文句です。









I have gotを省略しない場合


I've gotとI have gotの違いは? ネイティブは会話中にどっちを使う?

先程もお話したように、英語ネイティブは殆どの場合「I have got」を「I’ve got」に省略します。これはどのフォーマルなシーンでもそうです。しかし、「I have got」を省略しないケースもあります。

それはどんな場合かと言うと「~は持っているよ・あるよ」という意味を強調する際です。

例えば、相手が「あなたは~を持っていないでしょう!」というような「何かを疑っている」という表現をする際に、「I HAVE got ~」(私は~持っているよ!)というように言い返します。

つまり、「~がある・持っているよ」という事を強調しています。少し説明しずらいコンセプトなので、実際の使い方を例文でみていきましょう。



I have gotの使い方 例文



A:You haven’t got a pen I could borrow, have you?
(私が借りられるペンを持っていますか?)

B:I have got a pen. I’ve got two, actually. Red or black?
(ペンはありますよ。あ、2本もあります。赤か黒のどっちがいいですか?)




夫:My wife doesn’t drive. She hasn’t even got a licence.
(僕の妻は運転しません。運転免許も持っていません。)

妻:That’s not true! I have got a licence. I just don’t enjoy driving.
(それは嘘ですよ! 運転免許は持っていますが運転する事が好きじゃないだけです。)




母:You haven’t got a cold. It’s just hay fever.
(あなたは風邪をひいていないよ。ただの花粉症ですよ。)

娘:I have got a cold! There’s one going around the school at the moment.
(風邪だよ!今学校で風邪が流行っているよ。)



以上になりますが、I haveとI’veの違いは理解出来ましたか^^ 「have」は「持っているよ!」という意味を強調させる単語になっていますね。

そして「I have ~」というフレーズを言う際に、「have」という単語を声のトーンで強調させる必要があります。ですから、その“haveのアクセント”につけましょう。



I’veとI haveの違い:まとめ


まとめると、英語ネイティブは殆どの場合「I’ve」という省略を使います。何かを強調させたい際には「I have ~」というパターンを使い、「have」を声のトーンで強調させます。

この表現は主に相手に反対の意見を言う際、相手に何かを疑われた際に使います。他にも質問があれば、是非ご連絡くださいね^^

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