イギリス、アメリカなど欧米の国の部屋の照明が暗い理由
皆さん、こんにちは。お元気ですか。イギリス英語の勉強は進んでいますでしょうか^^
今回の記事は、当サイトの読者の方から頂いた質問に答えてみたいと思います。私は最近の記事でイギリスのカルチャーについて色々書いていますよね。
今回頂いた質問は同じくイギリスのカルチャーに関するテーマになります。具体的には、「イギリス人の家のライト(明かり)・家での過ごし方」に関する質問といった内容です。
読者の方の質問:
こんにちは!私は去年イギリスに留学をしていた者です。ホームステイをしていました。初めて家に着いてびっくりしたことがあります。
それは、夜なのに部屋の明かりがすごく暗いことです!私の部屋には天井にオレンジの淡い光のランプがあるだけで、後はベッドとデスクにスタンド(これもオレンジの優しい光)があるだけでした。
台所やバスルームは明るいのですが、リビングでは、みんな部屋がほぼ真っ暗な状態でテレビを観ていました。日本では、「テレビを見るときは部屋を明るくして画面から離れて見てね」が当たり前なので、驚きました。でも、慣れてくると、強すぎない光の方がリラックスできると感じるようになりまた。
そこで質問なのですが、一般的なイギリスの家庭は、日本とは違って夜に部屋を明るくしすぎないのが普通なのでしょうか?イギリスは日光浴をしたり、お散歩をしたりと、自然を愛でる人が多いですよね。個人的には、この自然の明かりに部屋の明るさを合わせるという行為もイギリス人の自然観に何か関わりがあるような気がしています。
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イギリスやアメリカ、欧米諸国の部屋の照明が暗い理由
これはとても鋭い観察力だと思います!確かに私も久しぶりにイギリスに帰った際、「この部屋は少し暗いね!」と思った事あります。勿論、イギリス人でも家族によっては家の過ごし方が異なりますが、一般的に、イギリス人のリビングルームは少し暗いと思います。
そして、イギリスだけではなく、アメリカもそうだと思います。私はアメリカに住んだ経験はありませんが、以前に約5週間程旅行でアメリカの家で泊まった事があります。
私が借りた部屋には、天井に照明器具がありませんでした!その部屋には大きいスタンドタイプのルームランプしかありませんでした。これは私にとってとても不便でした。
夜、家に帰ってきて暗い部屋に入る際にランプのスイッチを探さなければなりません。これはとても面倒だと思いますよね(笑)。
それでは、イギリスとアメリカのリビングルームや寝室等は何故、照明が暗いのでしょうか? この事について私もはっきりした理由は分かりませんが、おそらく「リラックスできる雰囲気」を作る為にわざと部屋を暗くしているんだと思います。
寝る前に明るい光はかなりの刺激になりますので、早く眠りにつけなくなると考えている人がいると思います。そのために部屋の明かりを暗くしているのかもしれません。多分、「ろうそく」の光をイメージしているのかもしれませんね。
テレビを見ている時に部屋を暗くするイギリス人は多いと思います。これは映画館の雰囲気を作るためだと思います。土曜日の夜、家族全員でテレビを見る場合が多いと思います。
イギリスの土曜日のテレビは結構面白いと思います。オーディション番組がよく放送されていますし、「セレブ社交ダンスコンテスト」(”Strictly Come Dancing”)という番組もあります。
このような番組はどの年齢層の人にも人気がありますので、土曜日は家族全員で”暗い部屋”で一緒にテレビを見るという傾向があると思います。
「オレンジ色の明かり」の事については、私は分かりませんが確かにイギリスでは様々なタイプの電球(色)を買う事が出来ます。そして、ランプシェードの色によって明かりは違う色のように見えますよね^^
読者の方が言った通り、多くのイギリス人はアウトドアや自然が好きです。
部屋を暗くする事は「外の明かりに合わせるため」という事なのかもしれませんが、確かに自然な暗さを演出するという意味では良い考えだと思います。
この質問を送ってくれた読者の方は、本当に観察力がすごいと思います!あまりはっきりした答えにはならなかったと思いますが、もし何か質問があればご連絡下さいね^^
皆さんもイギリスと日本の違いについての質問があれば、是非ご連絡くださいね!