イギリス英語のTの発音とアメリカ英語のTの発音の違いとは? 英米の日付の読み方の違い?
皆さん、こんにちは。今回は私が忙しい間にお返事が遅れてしまった読者の方から頂いたイギリス英語に関する質問に答えていきたいと思います。今回頂いたのは「イギリス英語の発音とアメリカ英語の発音」に関する質問になります。
それでは、実際に頂いた質問はこちら:
読者の方の質問:
以下2点質問があります。
1.単語と単語の間のtの発音についてです。例えば、”get up”はアメリカ英語の発音では「ゲラップ」みたいな発音になると思うのですが、イギリス英語も同じような発音になるのでしょうか?
2.日付の読み方です。イギリス式で日付を書く時に、例えば、”1 May”と書いた場合、どのように読むのでしょうか?
ご質問ありがとうございます。そして、いつも当サイトを読んで頂きまして本当にありがとうございます。読者の方からご質問を頂くとサイトを続けてゆくモチベーションになります^^
まだ当サイトに質問をした事がない方、もっと違う質問をした方、イギリスに関する事や英語に関する事、英語圏のカルチャーに関する事で知りたい事があれば、是非ご連絡下さい!
それでは、頂いたご質問に出来るだけ分かりやすくお答えしてみたいと思います。よろしくお付き合い下さい^^
単語と単語の間のtの発音について
アメリカ英語では、単語と単語の間の「t」は一般的に「d」のような発音になります。例えば、「get up」は「ゲット・アップ」ではなく、「ゲダップ」や「ゲラップ」のような発音になります。
この現象は「歯茎はじき音」といいます。この現象はアメリカ英語だけではなく、他の英語圏の国でも見られます。
そして、アメリカ英語では、単語と単語の間だけではなく、単語の中にも出てきます。有名な例としては「water(水)」の発音ですね。アメリカ人はこの単語を「ワーラ」に近い発音を使います。
一方、イギリス人の私は「ウォータ」に近い発音を使います。地方の方言・訛りによりますが、イギリス人は「get up」を「ゲタップ」という風に発音する人が多いです。
私の場合、普通に話す際にはこの発音を使います。ちょっとカジュアルに話しているとき、「ゲダップ」っぽい発音を使う場合がありますが、アメリカ人ほどは強くないと思います。
そして、イギリス人は「声門破裂音」を使う場合もあります。これは主にコックニー(東ロンドンのワーキングクラスの人)の話し方になりますが、他の地方の人もこの発音を使います。
この発音は少し説明しづらいですが、「get up」を例として使うと「t」を言わずに代わりに何も言わないというコンセプトです。例えば、「ゲタップ」の代わりに「ゲッアップ」といった言い方になります。
声門破裂音の例
この動画では、声門破裂音の「t」の説明と実際の例が出ます。この動画の男性が言う「bottle of water」の発音を聞いてみてください。これは「声門破裂音」の良い例です。
まとめると、標準語のイギリス英語(RP)の発音では、単語と単語の間の「t」をはっきり発音します。 しかし、一般の人の会話を聞くと「d」っぽい発音や声門破裂音という発音が出てくる場合が多いです。
イギリス英語の日付の読み方について
イギリス人は一般的に日付を書く・言う際に「日・月・年」という順番を使って書きます。例えば、「1 May 2019」や「26 January 2020」という書き方が一般的です。
最近、アメリカ式の「May 1, 2019」などの書き方を使う人もいるようですが、一般的にイギリスではイギリス式の順番が正式に使われます。
「1 May 2019」という日付を読む際には「the first of May, two thousand and nineteen」や「the first of May, twenty nineteen」という発音になります。
しかし、時々会話の場合、「May the first」という言い方も使われます。それでは、実際の言い方を例文を通してみていきましょう。
イギリス式の日付の読み方・言い方の例文
A:When’s your birthday?
(あなたの誕生日はいつですか?)
B:It’s the third of March.
(3月3日です。)
A:When did you get married?
(あなたはいつ結婚しましたか?)
B:Last year on the seventh of June.
(去年の6月7日に結婚しました。)
A:When was your grandfather’s funeral?
(おじいさんのお葬式はいつ行われましたか?)
B:It was the 17th of September.
(9月17日に行われました。)
イギリス英語のTの発音とアメリカ英語のTの発音の違いに関するまとめ
まとめると、イギリス人は一般的に「t」をはっきりと発音しますが、「d」っぽい発音や声門破裂音を使う場合もあります。
そして、日付の場合には「the 日 of 月」という言い方を使います。それでは、以上になります。他にも質問があれば、是非ご連絡くださいね^^